2016年12月23日金曜日

会議だよ、全員集合!

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

カナーンドッグ3rdの完成間近です。
これから、エンジニアさんから送られてきた3回目のミックス音源に対して、メンバーでまた要望のすり合わせをするところです。
かなり、イメージに近いところまできてます。あともう一歩。

ミックスって、そもそも何が正解かってのが無いような世界なので、第三者にミックスをお願いしてるバンドは、メンバー間で共通の認識を持って要望を簡潔にまとめて伝えるというところで、みんなけっこう苦労するんじゃないかなーと思うんですが、
幸い、ミックス案に対してメンバーの中で意見がどうにも食い違っちゃうとか、エンジニアさんに伝える前にこちらでまとまらないってことは無くてよかったです。

エンジニアさんからミックス案の音源が来ると、各自それを聴いてから、LINEのグループ通話とかトークで会議するんですが、どう感じたか、もっとどうしてほしいか意見を出し合うと、だいたい同感っていうか「たしかに。ではそんな感じでお願いしてみますか。」ってわりとすんなりまとまって、それを書記の私がだだーっと箇条書きにしてエンジニアさんへメールって感じです。

今回ニュアンスを伝えるのが一番難しいと思ったのは・・・ボーカルエフェクトかも。
一応事前に自分達で一通り作ったプリプロも提出しているので、こんな感じって目安はあるんですが、今よりももうちょっと攻めたい、けど、プリプロよりももう少しナチュラルに抑えたいとか・・・そのさじ加減、どう伝えるかですよね。
「これから、これをまず引いて、これと、これを足せばこうなる」みたいなレシピがわかってれば言いやすいんだけど、それがわからないし、なんとなく頭の中にあるおぼろげなイメージを・・・どう伝えればいいのかなぁって。

恥ずかしながらですけど、例えば送ったメールから抜粋しますと、
「ヒトミボーカルがちょっとつやつや?つるつる?し過ぎな気もして・・・どう言えばいいのかわからないですが、ちょっと試してみたいのが、ショートディレイ系?コーラス系?のボーカルエフェクトを何かをうっすらかけて、サラサラっとした質感、シルキーな感じと言えばよいのでしょうか?それで聞いてみたいです。」とか。
う~ん、もっと何かうまい言い方ないのかよぅ。シルキーって何だよ(笑)

ただ、それでもこれを送った後に来た音源聴いてみたら、けっこうイメージ通りな感じになってました。エンジニアさんの察する力ってすごいねぇ。
私たちは、ただ少ないボキャブラリーでわがままをあーだこーだ言ってるだけだけど、エンジニアさんはそれに一つ一つ対応して納得する完成形までもってくんだから、相当な知識(それこそ膨大なレシピ的なものかな)とか、経験とか、するどい勘も必要ですよね。私には絶対無理だ・・・。

とにかく、完成間近です。
まずはもうひと踏ん張りしっかり会議して最終段階の要望のまとめ、つめていかないとね。
会議だよ、全員集合!

そろそろジャケットの公開もしていいのかなぁ。トレイラーの公開も間近!?お楽しみに。
ていうか自分も楽しみにしてます。早くできないかなぁ~。

 

2016年12月8日木曜日

3rdレコーディング 中間報告?事後報告?





こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

えっ!

えっ!?

今って、もう12月!?いつの間に!バタバタしてたら、気が付かなかった!


・・・あ、すいません、ブログの更新が滞ってたので、すごい忙くて、みたいなフリしてしまいました。

そんなに忙しくは・・・なかったです。

ご無沙汰しております。
前回、またレコーディングの中間報告しますね。とか締めくくっておきながら、ブログを書かないうちに11月中にすっかり録音終わってしまいました。今はエンジニアさんのミックス待ちです。
近いうちに、エンジニアさんから「こんな感じでいかが?」という音源が送られて来るはずなんですが、それに対して「さらに、こうしてほしい」という要望をメンバー間でまとめて返して、またそれに対して色々やってもらって・・・というのを今後何回か繰り返す感じですかね。
おそらく12月中には全てまとまって、“完成”という形になるはずです。それで、来年早々には配布開始できる見込みです。

レコーディングはね、おもしろいですね。エンジニアさんの仕事ぶりを見てるだけで、興味深いですね。
こんな録り方があるんだーとか、だんだん音が重なって完成に近づいていく感じとか、毎回おもしろいです。
だけど大変ですね。凝れば凝るほど、どんどん時間がかかって、大変になりますよね。色んなことが気になって、もう一回、もう一回と。3曲でこれだけの手間がかかるんだから、アルバムをどんどん出していってるバンドはすごいですね。

言うても、私なんかはドラムで音作りにそれほど凝ってるわけでもないし、レコーディングにあたって特別に試すようなこともないんで、ただいつものセットで叩くだけなんですが、
やっぱり一番時間をかけるっていうとギターですよね。
レコーディングとなると、やっぱり普段ライブでは表現しきれない部分の演奏が可能ですからね。

例えば分身の術で同じフレーズを2本同時に鳴らしてステレオ効果を狙うとか、ソロの後ろでバッキングを重ねるとか。ライブではその場で演奏してる人間1人につき出せる音数は限られてますが、レコーディングではそれこそ無限なわけです。多分トラック数も、ほとんど無限ですよね。
ただ、欲張り過ぎちゃって、ライブと雰囲気があまりにも変わっちゃうのはマズイし、普段と違うことをし過ぎて、自分らしくない音になっちゃうのは本末転倒ってもんです。

だから、その辺のバランスは気を付けながら、でもちょっとはレコーディングならではの試みもしつつ、録音していきました。
まぁ、とりあえず録り終えたその場で全体を通しで聴いてみたかぎりでは、わりと自分達っぽい音になってる気はしましたよ。
ここからパンを振ったり、イコライジングしたり、色んなエフェクトが加わって、さらに臨場感が出て聴きやすく、かっちょいい仕上がりになることを期待して、毎日わくわくしながら待ってます。
早く来ないかな~。

えーと、いつものことなんですが、気が早いですけどもう手作りのCDのジャケットや歌詞カードは出来上がってます。
そして、実は今回様々な角度からレコーディングの様子を動画撮影していまして、それらをうまくつなぎ合わせて短いトレイラー的なものを作ろうと計画しているんですよ。トレイラーの制作はクズヤさんにお任せしています。You tube等で公開して、新しいCDの宣伝をしようと。クズヤさん、めっちゃ張り切ってまして、レコーディング中は自分の演奏以外は完全にカメラマンになっていて、こだわりのカメラアングルで定点だけでなく、時にはカメラを手に身をよじりながら楽器にギリギリまで接近し、アグレッシブに撮影しまくっていました。

いやぁ、こちらもどんな仕上がりになるか楽しみです。

2016年11月22日火曜日

3rdレコーディング まずはドラムとベース録り!


こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

カナーンドッグの新しい3曲入りCD「Canaan Dog 3rd」のレコーディング本番がついに始まりました。
まずリズム隊、ドラムとベースの録音からスタートです。

今回、カナーンドッグとしては初めて、録音段階からエンジニアさんに付いていただき、ミックス・マスタリングまで一通りお願いしています。

エンジニアは以前にヨニンミマンの「太陽が昇ったら」という曲でもお世話になった青木さんです。
その時の音源が完全に納得いく仕上がりでしたので、今回カナーンドッグの方でもお願いしました。
信頼できるエンジニアさんが近くにいてくれるっていうのは心強いものです。

これまでのカナーンドッグCDとは一味違った音質になりそうですね。

さて、四日市のスタジオエチュードで、いよいよレコーディング開始です。

録音には色々な順序ややり方があると思いますが、私達はまず、ドラムとベースを同時録音するという方法を取りました。
理由は、まぁ単純に時間の短縮になるというのもありますが、やっぱりドラムとベースはお互い呼吸を合わせながら同時に弾くのがいいかなってことで、そうしました。

もちろん先にドラムを録っておいて、それに合わせてベースを弾いてもいいんですが、例えばクリック通りの速度ではないリタルダンド気味のところで、私がゆっくりと振りかぶってシンバルを入れる時のタイミングとか、バスドラを踏んだ時の打面の揺れとか、そういうのは動きを目で見ながら、後は実際にその場で演奏している振動を感じながら合わせた方が、より息が合いやすいですからね。

ちなみに録音時は、ギターとか歌のガイドは後ろで流さず、正確なテンポを示すクリック音、そしてベース・ドラムの互いの音のみが聞こえている状態でやりました。
ガイドを再生しながらだと、どうしてもそればっかり聞いちゃって、ガイドに合わせた演奏になって、ドラムとベースのガッチリ感が損なわれてしまいそうなので、あえてガイド無しで行きました。

ただ、ガイド無しだと、曲の展開が見えづらいので結構大変ですね。私の場合、意外とベースだけじゃなく、歌と呼応したようなリズムを入れていたり、ギターの動きに合わせてシンバルを一発だけ入れてるところがあったり、そういうのが随所にあったので、それらをガイド聞かないでも忘れずに入れないといけないってのは苦労しました。
あとはベースのみの音源だと、抑揚をどう付けるかっていうのもわかりづらくなるので、ドラミングがちょっと淡々としちゃうっていうか、ここでバーンと行きますみたいのが出しにくい。

だからレコーディングに向けては一応普段とは違う練習をしました。
ドラムの練習としては、まず普通に全パートの入ったプリプロに合わせて叩いて、次にクリック音とベースとドラムが入った音源に合わせて、その後にクリックとベースのみ入った音源に合わせて、と3段階で練習してました。それを繰り返して、ドラムパターンとかフィルを確かめていきました。

まぁ・・・充分発揮できたかどうかはわからないですが、まぁまぁ、自分なりには準備して臨んだつもりです。

さて、実際のレコーディングは、まずセッティングと、ヘッドホンから流すクリックと楽器の音量調整とかでけっこう時間がかかって、開始は遅めだったんですが、録り始めてしまえばそんなにドハマりすることもなく、メンタルもさほど消耗せず、わりと余裕を持って予定時間内(3曲合わせて5時間半くらいかな)で録り終えました。

言わなきゃわかんないことかもしれませんが・・・自ら暴露しますと、リズムとか叩き方が甘くてどーーしても気になる数箇所は、ほんの少し整えてもらいました。
他の多少マシなテイクからそのフィルインだけ移植したり、タムの1音だけちょっっと後にずらしてもらったり。
あぁもう、まったくバカ正直だなぁ私ったら。
リズムマシンのように正確にはなれないし、ちょっとくらいよれてる方が人間味があっていいのかもしれませんが、力んだりしてビミョーに打ち損じてるところは、どうしても聴き直すと気になっちゃって。
そこはもう、意地を張らずに素直に「すいません、お願いします。」ってことでテクノロジーに頼りました。
そしたら速攻整ったから、もう、何て言うか、ありがとうございます(笑)

次回はケイスケのギターと歌録り中心になります。
とにかく私個人的には、これでひとまず大仕事を終えたって感じです。まぁ、まだ歌録りとかコーラス録りとかあるんだけど、まずはね。

完成に向かって大きく一歩近づいたかな。

また中間報告させてもらいますね。

2016年11月14日月曜日

お耳に合いましたら

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

オリジナル曲を作って、それを人前で披露すると、「いいね」と言っていただくこともありますが、もちろん「ぜんぜんよくない」と言われることもあります。「もう二度と聴く気はないよ」的なこととかね。
あと、すぐに直せるような指摘ならいいけど、そもそも直しようのないこととかは、やる気をかき立てられるどころか、ただ単に落ち込むだけですね(笑)

皆にいいとは思われないことぐらい、わかってはいるつもりなんですけどね。
自分だって、いいと思えるものは思えるし、逆にいいと思えないものはどれだけいいと思いたくても思えないもの。
それは上手下手だけではなくて、センスの問題で、好みが合う合わないもあると思います。
でもやっぱ苦労して作ったもんですからね、やっぱり一喜一憂しちゃいます。
辛口の批評をされればへこむし、ちょっと褒められれば、いとも簡単に浮かれます。

最近、そもそもなんで苦労してオリジナルを作って、それを人に聴いてもらおうと思うのかなぁと考えていたんです。
で、気付いたんですが私の場合、
例えば日常で、そんな大ごとじゃなくても、何か心に残るような出来事が起こった時に「あ、この感じ誰かに話したいな。でもこのニュアンスわっかるかなー。あ、あの人ならもしかしてわかってくれるかなぁ。今度あの人に会ったら話してみよっかな。」って思うのに似てるな、と。

つまり、何か自分の気持ちとか、目に映った印象的な情景とか、自分にしかわからないかもしれない、でもわかる人にはわかるかもしれないっていうビミョーーな感じを、気の合う人に、なるべく大げさにせず、でも淡々とじゃなく、時々例え話なんか織り交ぜながら、イメージが伝わるように喋って、「あっ、わかるわ~そういうの。」って言われて安心するっていう感じ。
わかります?(笑)
まったく理解されなさそうな人にはそもそも話そうと思わないですね。だってセンスのあまりに違う人に話してもキョトーンだろうし。
できれば自分と気の合いそうな人に聞いてもらいたいと思うけど、意外と通りがかりの知らない人がたまたま聞いてて、興味持って立ち止まって熱心に聞いて「わー奇遇だな。実は私も同じようなこと思ったことあるんですよ。」なんて言われるとけっこう嬉しかったり。知り合いでも、意外な反応が面白かったり。

私は本や小説は書けないけど、たまに小説読んでると、あら、世の中にこんな同じような感覚を持っている同類?同志?っていたのかとビックリすることがあるんですよ。

音楽はさらに、どういう音楽がかっこいいと感じるかっていう、これまで聴いて育ってきたものとか、美学というか、趣味嗜好がもろに出るので、好き/嫌い、理解できる/できないがハッキリわかれますよね。
私はわりと色んな音楽を雑食的に聴く方だと思うけど、それでも「これはぜんっぜんわからん」っていうものもありますからね。
だから、万人ウケする曲なんて無いとは思うんですけど、だからこそ、「かっこよかった。」と声をかけてくれたり、CDをもらいに来てくれたりすると、何か救われたような気になるんです。
あ、この感じわかってくれる人がメンバー以外にも世の中にいてくれるんだ、という。

あと、あまりお世辞とか言わない知り合いの方から、初めてお会いする方へ私のことを紹介してもらう場面で、「この人はカナーンドッグっていうバンドでドラムをやっていて、このバンドがまたええバンドなんよ。」ってさらっと言ってもらった時に、人知れず目を潤ませてじ~んとしておりました。

個人的に頭に浮かんだ色んなことを、外に出して一曲として苦労してまとめて、それをメンバーの力を集めて育てて、そうやって仕上げた曲を「我々こんな音楽けっこうおもしろいと思ってやってて、例えばこんなこと思ってますねん。」と人に投げかけてみる。そこに「それわかる。」と返ってきたらもう、それまでの苦労とか葛藤はどっか行って、やっててよかったなと思っちゃう。
それで、ついつい、もっと他の人にも聴いてみてもらおうかな、となるんですね。
そしたらまた「ぜんぜんダメ」って言われてガーンってなることもあるんだなー。

だからとにかく、
お耳に合わなかった方は、貴重なお時間無駄にしてすいませんでした。
お耳に合った方は、是非「合ったよ」ということを伝えてもらえれば嬉しいです。

2016年11月5日土曜日

今思うこと、色々。

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

前々回のブログ「自分達を知る」が、何だかたくさんの方に読んでいただいたようで、思いがけず二度見しちゃうほどのページビューになっていてビビッてたんですが、前回はまたいつものペースに戻ったみたい。あれは特需のようなもんだったのかしら。
内心、いつものページビューの少なさに戻ってちょっとホッとしました。だって、そんなにたくさんの人が見るだろうと思って書いてないもんで、非常に偏った考えで、自分勝手なことを書き綴ってるだけのブログだから、なんか嬉し恥ずかしのどちらかと言えば恥ずかしが勝っていたんです。

前回のブログで、ライブでは周囲のことなど微塵も気にせずに曲を表現しきることだけに集中して入り込んでる状態が理想、というようなことを言ったんですが、それをベースの先生に話したら、「ライブに出るからには完全に曲に没頭していてはいけない。お客の反応も絶対見ていないといけないし、どっか冷静に演奏している自分のことを外から見ている感覚がないと。」とすんなりレベルが上のことを言われ、「そ、そうっすよね!」と、それまでの考えをあっさりと撤回したのでした。

私の考えなんぞ、明日変わるかもしれないし、実際、ここ数年でもけっこう変わってきたし、なんというかあんまり一貫性の無い、曖昧なものだと思って下さい。あら、ガッカリしてますか?(笑)
でも、自分の考えとして嘘は言ってません。その時に本当に思ってることです。この先絶対に変わらない信念である!とは言えないだけで・・・

で、最近、思うことなんですが、
マルチプレーヤーってどういう人だろうって、よく考えるんですよね。
色んな楽器やる人、「あの人マルチだね~」とか言いますよね。
でもね、私自身はこういう時に使われる「マルチ」っていう響きは、あまり好きではありません。
なんとなく色んなことに中途半端に手を出してるけど、どれも本職じゃない人、みたいな感じがしちゃう。

まず、一人で色々な楽器をやること自体は、そんなたいして自慢にはならないと思うんですよね。
もともとギター弾く人がベースも弾くとかは珍しくもないし、デモぐらいだったら一人で一通りの楽器全部弾いて作ってます、みたいな人はいっぱいいるし。
何かしら音楽をやってきた人がそれまでとは違う新しい楽器に挑戦することは、特別すごいことではないと思います。手を出すか出さないかの違い。もちろん、一つの楽器一筋の人はそれはそれでいいし、どちらがすごいわけでもない、自由っていうか。
色んなことに挑戦するのが悪いとは言ってませんよ。興味のあることどんどんやってみるって、世界が広がるし、いいことだと思う。楽しいもん。
でもそれって別に「マルチプレーヤー」ではない気もします。

もし「マルチプレーヤー」として本当に認められるとしたら、「あれもこれも色んなことやってます」ということはあまり意味を持たなくて、それはもう、一つ一つのクオリティこそ重要かなと思います。

つまり、ベースで参加してる曲、もしくはバンドでは、ベーシストとしてすごいいい仕事してる。ギターで参加してる時にはギタリストとしてすごいいい仕事してる。そんな感じで、それぞれの楽器を持っている時には、「ホントは他の楽器する人なんだけど、そこそこ器用にこなしてますね」みたいなことはいっさい感じさせないくらい、その役割を果たしてるというか、しっくり来ているのが、たぶん本当のマルチプレーヤーだと思うんです。

それに憧れはするけれども、現実は厳しいです。並大抵の努力ではできないですよね。
私は真の「マルチプレーヤー」にはなれていません。

一応、言い訳は極力しないように、とは思ってます。
別に他の楽器をやっていることを隠す必要はないんだけど、やるんだったら、特にそれでバンド組むんだったら、せめて真面目に取り組まないと。急には上達しないけど、ちゃんと練習はしないと。

まぁ、今はこんなこと言ってる私も、少し前まで「そうは言っても私本来はドラマーだし~。他は初心者だし~。」みたいな言い逃れをてんこ盛りして怒られてたので、何を今更エラソーにと自分でも思うんですが(笑)
自分への戒めの意味も込めて。書いておきました。

もう一人の自分が、ちょっと俯瞰で自分のことを見て、趣味なんだからもうちょい気ぃ抜いて音楽テキトーにやればいいのに、とも思ったりしてますけどね。

2016年11月1日火曜日

最後は覚悟なのかな。



こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

カナーンドッグではないんですが、10月29日(土)・30日(日)とライブでした。

まず29日(土)はヨニンミマンとして、名古屋市港区にある「夜空と月のピアス」というお店で、二村ユーリさん主催の東北復興支援チャリティーライブの前座を務めさせてもらったんですが、この日、もともとはただ夫婦でお客さんとして見に行く予定だったんですよね。
それが、出演者の方でキャンセルが出てしまったということで、急きょ演奏させてもらうことになりまして、大急ぎで2人編成でいけそうな3曲を準備して飛び込んだという感じです。

この日は、他に野々山聖さん、鈴木大夢さん、そしてトリが二村ユーリさんだったんですが、
今回も色んなことを教えてもらいました。

まったく音楽スタイルの違う方々なんですが、共通して言えるのは、その空間を独りで完全に支配してたってことです。会場の空気ごと持ってってたって感じですね。

例えば、飾らない人柄のにじみ出る微笑ましい間だったり、一語一句驚異的な集中力で投げかけられる叫びだったり、心を開いて真っ直ぐな歌声で懸命に届けようとする姿だったり。
それがそこにいる人々の心を掴んでいた。そう感じました。

あぁ、それに対して私は、なんて中途半端なパフォーマンスなんだろうと。

私の場合は、自分を演出し続けることには向いていないので、曲の合間のMCでは普通に気を抜いた感じでしゃべっていても、いざ曲に入れば完全に曲の中に入って、周囲のことなど微塵も気にせずに、曲を表現し切ることだけに集中している状態ってのが理想ではあるんですが、それが今のところぜんぜんできていません。雑念、邪念、入りまくっちゃって(笑)
難しいなぁ。あー難しい。あーくやしい。

それにしても「夜空と月のピアス」というお店、初めてお邪魔したんですが、あちこちに遊び心が散りばめてあって素敵なところでした。独特の雰囲気が音楽と合わさって、さらに気持ちよく音楽が聴けて気持ちよく演奏させてもらえて、特製カレーも美味しかった。
来年、是非またヨニンミマンでしっかり準備して出演させていただきたいです。

そしてその翌日、今度は四日市で「ミュージックボックス」というイベントでカホンを叩いたんですが、こちらはいつも何かとお世話になっている落合先生のギターやウクレレの生徒さん中心に構成されているバンドで、ハワイアンの曲を6曲ほど。
ハワイアンの曲は、穏やかな曲調で繰り返しの中にもダイナミクスを付けるのが難しいんですが、そこに挑むのがおもしろいと言えるかもしれません。

このイベントでは、生徒さんによるギターやウクレレのソロ演奏を間近で見せてもらって、私は人知れず感動してちょっと泣きそうになっていました。
だって、舞台に出て行って自分の奏でる音に客席の注目が一気に集まる中、一音一音弾ききるんだから。その緊張感たるや半端なもんじゃないと思います。全部正しく弾けるかとかそんなことより、自分がそこに出て行って始めたものを最後までやり切るという、そこに必要な勇気とか覚悟とか、そういうところを共感してうるっときちゃう。え?涙腺がおかしい?これって年ですか?

あとやっぱりすごいなと思ったのが、バンドを率いる落合先生が次々にセッティングもしながら演奏もしながらとかやってる間に、急に落下したマイクスタンドで指を挟んで大きく切ってしまい、けっこうな流血をしながらもささっと応急処置を済ませ、何事も無かったかのように生徒さん達を気遣いながら進行して演奏していて、そこはさすがというか脱帽な感じでした。
他にも何だかその日はハプニングが色々とあったんですが、ピンチな時ほどワーワー騒がず平常心で進むのが大事ってことを学んだ日だった気もします。

やっぱり何があっても最後までやり切るって、覚悟なんですかね。

2016年10月18日火曜日

自分達を知る

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。
16日(日)は津島グランツにてカナーンドッグ ライブに出演させていただきました。

いつものようにライブの様子をダイジェストにまとめましたので、よかったらご覧あれ。
https://youtu.be/x2TGvCjU4Qk


セットリストは毎度おなじみの曲に加え、新曲「ギター」初披露でした。この曲は初のベース クズヤさんメインボーカルに起用ということで、また今までになかった味が出ております。
この「ギター」という曲のデモを初めてクズヤさんに送った時、クズヤさんからもらった感想は
「かなり男前な曲ですね」でした。
その後、超渋い高倉健さんの画像が送られてきまして、それ以来私は、魂は高倉健さんのように男らしくなったつもりでドラムを叩いております。押忍。

ギターって、楽器の中でも象徴的な感じがするんで「ギター」というタイトルにしたんですが。
実際はドラムでもベースでも歌でも何でも言えることなんですけど、
バンドを今やってる人に、よくよくお話しを聞いてみると、忙しかったり、体壊しちゃったり、家庭の事情とかで楽器がまったく触れなかった長いブランク期間を経ている人がけっこういます。
もちろん、完全に楽器を手放したり、しまい込んでそれっきりの人もたくさんいると思います。

でも後に何らかの形で音楽に戻って来る人は、多分ですけど、まったく楽器に触っていなかった時期も、どっか心の奥底に、捨てきれずに楽器を持ち続けていた人なんじゃないかと、思うんです。心の片隅でね。根がミュージシャンの人っていうか。プロとかじゃなくて趣味でもね。
本人は長年音楽と無縁の場所に生きてすっかり音楽を忘れ去っていたように見えても、ただその人の中のどこかに音楽があり続けたなら、またいつか気付けば一緒にいました、みたいな感じで再び音楽に向かう時が来るような気がするんです。
そんなこんなを、男性ボーカルで歌うイメージで書いたら、なんかすごい男前な曲になってしまったんですね。自分、不器用なもんですから・・・。


ところで、
今回のライブでお会いした対バンの方々は、以前ヨニンミマンで対バンさせてもらった二村ユーリさんと、弾き語りの五十嵐浩司さんと、うちと同じく3ピースバンドのTrio-de-Guessさんは初めてご一緒しました。
私はうまいことレビューができないものですから、一言。
この3組のライブは、一度見に行った方がいいよ。
MCの常套句じゃないけども、「この機会に名前だけでも憶えて下さい。」
どこかのライブハウスのスケジュールとかイベントのフライヤーで名前を見かけたら、見に行った方がいいよ。ツイッターとかチェックした方がいいよ。

私、どういうバンドでどんな音楽で、どこがどう良かったかを説明しようとすると、どうしても何かエラそうな言い方になってしまいそうだし、感じ方は人それぞれなので、とにかく私は一見の価値ありと思ったとだけ言わせてもらいます。

どういうバンドかって、説明するの難しいですよね。
カナーンドッグも、よく「どういう音楽やってるんですか?」と聞かれるんですが、そういう時どう説明するのが適切か考えちゃいます。オリジナルをやってますからねぇ。
メンバー各人聴いて育った音楽もけっこうバラバラだし、コピーじゃないから例えば何に似てるとか言うの迷うしねぇ。
昔は、「ゆるめの、暗めの、激しめ」とか言ってたりしたんですが、なんかそうとも言い切れない気もするし・・・。
でも、ライブ見てもらったりCD聴いてもらって色んな人からいただいた感想で、自分達のことをあらためて知る、みたいなこともありますね。

例えばCanaan Dogのことを紹介していただく時、
ライブハウスの方から「シンプルながら心にガツンと響くギターロック」なんて言っていただいたり、
今回Trio-de-Guessさんから「ざらついたロックンロール」と表現いただいたり。ほぉ、そういう表現になるのかぁ、と。うふふ・・・なんかキャッチコピーみたいでカッコよさげだし。

ちなみに、既存のバンドで「曲が~みたいな印象を受けました」とかで、言われたことがあるのは、ACIDMAN、bloodthirsty butchers、ブランキージェットシティ、THEE MICHELLE GUN EREPHANTとかかな。
確かにどれも好きなバンドだから悪い気はしないですね。

あと、ライブもそうだけど、レコーディングするとまた自分達のことがわかりますよね。
今11月半ばからのレコーディング本番に向けて、仮の音源を自分達で録って作っていて、
メンバーとどういう音に仕上げるか、みたいな話し合いを重ねているんですが、その時に、
あのバンドのあのアルバムのあの曲のようなテイストにしたいよね、とか。
そういうので、また自分達の方向性を確認するきっかけにもなっています。

カナーンドッグ始めた当初は、探り探りだったってのもあるんだけど、自分達がどんな音楽をやりたいのか、どんな音が合うのかとか、あんまりわからずにやっていたけど、
だんだん自分達のことを知ることができてきてるな、と思う、今日この頃です。

しばらくはライブはお休み。レコーディングにかかります。
またご報告しますね。


2016年10月13日木曜日

素直じゃないもので

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

わたくし、基本的に性格がひん曲がっておりまして、(なんちゅう出だしや)
よくライブで、「みんな手拍子~~!」とか「もっと前来て~~!」とかあおられると、
「え、大丈夫です。」みたいな感じで逆にちょっと引いてしまうんですよね。
ノリが悪くて大変申し訳ありません。

私の場合、外からはノリノリに見えなくとも、頭の中ではめっちゃ感動していて、心は躍り出していることだって多々あります。
や、手拍子することもあるし、前にグイグイ出て行って見ることはもちろんありますよ。イエ~イと手を上げることだって、あるにはありますよ。自らね。
でも、なんか言われたからみんな「せーの」で揃ってそうしましたみたいのが、どうも・・・

たまにMCの途中で「拍手っ!」とか完全に言っちゃってる方を見かけるのですが、
そもそも拍手は要求するものではない気もします。
「イェ~」も自然に出ちゃったみたいのが、理想ではありますね。

あと、
「みんな大きい声出して!盛り上がってこうぜ~!」
「わ~パチパチ」

耳の後ろに手を添えて「足りないよ~?もっと大きくぅ~!」
「わわ~パチパチ(大きめ)」

「まだまだ、ぜんぜん足りな~い!もっともっと!もっと大きな声で~!」
「わわわ~バチバチ(さらに大きめ)」

のように、やっても重ねがさね要求される場合がありますでしょ。
あれが、けっこう辛いんです(笑)
壁際で石のようになってそのうち壁と同化してしまいそうです。

1回テレビで放送されてたプロの人の野外フェスかなんかの映像で、
ボーカルの人が客席の拍手と歓声を何度かあおった後、
「はんっ。やめだやめだ。今日の客ノリ悪いや。帰ろうぜ。」とか言って、いったんバンドメンバー全員ステージから袖にはけて、
「え~~!やだーーー!」とか客席が悲鳴を上げて最大級の拍手を必死で送ったところ、
「待ってました~!それそれ~!」みたいな感じでステージに戻ってきて大いに盛り上がっていた光景を見て、私は・・・気が遠くなりました。

あ、すいません、会場をより盛り上げる為に、皆さん演出を工夫して、あえてやっていることだと思いますので、あまり批判してはいけないですよね。私自身が苦手っていうだけでして。

あ!!
しかも今思い出したんですが、以前にカナーンドッグで野外出た時に、「ロスト」っていう曲のサビで、“Hey!”というのが24回出てくるんですが、演奏前に「みなさんも一緒にHey!を忘れなければ14、5回言ってみて下さい。」と何とも中途半端に遠慮がちに要求したことがありました。(恥辱)

そうなってくると、ただ単にやっぱり私が素直じゃないだけのことですね。
そして、ステージからのリクエストに応えて声を出し、手拍子や拍手を送ってくれるお客さんの協力姿勢、そして驚異的な素直さに、まずは敬意を払い、それこそ拍手を送らなければいけないです。

それと、根本的なことですが、
結局は、何言ったって、会場の空気が一変するような演奏ができるかどうかなんですよね。

それが一筋縄ではいかなくて、難しいんだよぅ!

レコーディングも控えていて色々準備中ですが、その前に、
10月16日(日)は津島グランツで18:00~のライブに、カナーンドッグで出演します。
【出演】
・Trio-de-Guess
・Canaan Dog
・五十嵐浩司
・二村ユーリ

前にヨニンミマンとしてライブ出た時に対バンさせてもらった弾き語りの二村君とも、またご一緒させてもらいます。
カナーンドッグとしては初めての対バンかな。
カナーンドッグは3番目で19:15頃から出演予定です。

4組、異色の組み合わせ?のようで面白いライブになりそうです。
楽しみです。

2016年10月2日日曜日

ベストテンポはおいくつ?











こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

今日は四日市のスタジオエチュードさんでカナーンドッグの練習だったんですが、
今は16日のライブに向けて、新曲「ギター」の仕上げと、セットリストに入れ込んでるその他の曲のおさらい、それから近々レコーディングする曲について演奏しながら色々確認って感じでした。

レコーディングするにあたっては、まずメンバー全員一致で決めておきたかったことがありまして、それは何かと言いますと、タイトルにも書きました、
それぞれの曲の「ベストテンポはおいくつ?」ということです。

私は、ドラマーにあるまじきことと言われるかもしれませんが、正直、けっこうテンポってテキトーでして・・・
例えば、流れてる曲のテンポがだいたいいくつぐらいとか言い当てるなんてのは全く無理だし、
頭の中に正確なメトロノームは組み込まれていないようです。

その時のテンションによって速い遅いの感じ方もマチマチ。

デモ録音の時はけっこうゆっくり目に作ってあっても、スタジオで作り込む段階で、自分達が演奏していて気持ちの良いテンポはもう少し速かったり、ライブの時なんかはさらにテンションも上がってるもんだから俄然テンポも速まっておりまして、後であらためて動画で見てみたら、その爆走っぷりに仰天ってことも多々あります。
まぁ、私の場合はもともと走り癖がありまして、若い頃よくライブの後に「また走ってたよね・・・」とか言われ、その度にへこんだりしてました。
それでも昔よりは・・・多少、マシになった気もするけど・・・なかなか安定しないですね。

さてさて、そのテンポですが、レコーディングしてCDという形に残すからには、ある程度は、いつどんな時に聴いても、速過ぎず遅過ぎないような、だいたい中間どころで心地よいテンポで録りたいものです。

それでメンバーとLINEで打ち合わせてたりはしてたんですが、せっかくだから今日のスタ練中に、実際にクリックに合わせて演奏して歌ってみて、その曲に適切なテンポの落としどころを探ってみようってことになりまして、2上げたり、1下げたり、みたいなことを試行錯誤してみたのです。

そしたら、けっこうクリックに合わせた練習って、やってみると面白いもんですね。
BPMで1とか2変えるだけでも、歌いやすさとかスピード感みたいな印象ってやっぱり違うもんです。
Aメロは88だと丁度いいけど、サビは90ぐらいあるとノリが出る、じゃ、間取って89に決定、とか。

まぁそんなこんなで、メンバーとの間でとりあえずレコーディングする3曲のテンポについて決着点が出ました。
なるべく早いうちに、決めたテンポでまずはプリプロを録って、それをエンジニアさんに提出して、
正式なレコーディングは11月半ば以降ぐらいの予定です。

でもさでもさ~
たとえいつもよりだいぶ速くなってても、ライブテンポってのはそれはそれで普段出ない勢いが出てかっこよくなっちゃってたりしますやん?
その日によって、その人のベストテンポって、変わるやん??

・・・最後はまたガッツリ言い訳をしてしまいました。17年走り癖が治らないわけだ(笑)

2016年9月26日月曜日

それっぽいアー写。




 
 
 
こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。
先日Lippsというバンドで参加したボトムラインでのライブ写真が第一楽器のfacebookにたくさんアップされていました。
 
こう見ると、やっぱりプロのカメラマンってすごいなぁ。
ボトムラインのかっちょいい照明も相まって、なんかいっちょまえにそれっぽく見えませんか?
 

ほら、一番下の5弦ベース持ってる人なんて、なんか涼しい顔で軽~く超絶なベースソロとか弾きそうじゃん。
あ、はい。ミス“ミカケダオシ”東海地区代表です。

ちなみに、私、
ホントに“ミカケダオシ”を卒業する為に、ベースの教室に通うことにしました。
いつも職場で隙を見てはコソコソとベースの先生に立ち話で相談させてもらってたんですが、
ちゃんと自分で月謝を払って習うことにしました。
テキスト1の基礎からしっかり勉強します。
カリキュラムに遅れずについていけるようにがんばるぞ。

しかし、そうかぁ。
やっぱりカナーンドッグでもそろそろちゃんと、それっぽいアー写を撮らないといけないかなぁ。

この前も、カナーンドッグのアー写撮影について、3人で長時間議論を交わしたのですが、
自然体で、それでいてスタイリッシュに、しかしながら親しみやすく、人柄がにじみ出るような・・・
などなど、あーでもないこーでもないと意見を出し合っているうちに、

徐々に方向性がおかしくなってきまして、最終的には
「3人でソフトクリームでも食べてる写真撮ろっか♪」という話で終わってしまいました。

それで、この夏は例年に比べ各地で色々なソフトクリームを食べてみましたが、
肝心のアー写に使えそうなものは1枚も撮れず、
ただ多めにソフトクリームを食べた夏を過ごした、というだけで何も進んではいません。

それっぽいって、どれっぽいんだ、まったく。

あ、そういえばアー写の前に、もっと大事なこと!
カナーンドッグは、年内に、カナーンドッグ3rdのレコーディングをすることになりました。
3曲録ります。
またレコーディングについては、色々とご報告しながら進めていきたいと思います。
乞うご期待!
忙しいよ!

ソフトクリーム食べてる場合じゃないよ!

2016年9月20日火曜日

大人のレディースバンド。


こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

9月18日、名古屋ボトムラインにて、約30年ぶりに復活したというイベント、わんわんフェスティバルが開催され、私は今回ベースで参加しているLippsというレディースバンドで出演させてもらいました。

ボトムラインという場所、もちろん名前は聞いたことがあったんですが、実際に行くのは初めてで、とにかく600人規模の大きな会場だということで相当やりづらいところだと聞いていたもので、内心ビクビクしてました。
でも実際に会場に着いてみると、想像してたようなだだっ広いホールって感じではなくて、客席の作りとかもすごく雰囲気の良いかっこいいライブハウスって感じで、だけど照明や音響はちょっとそのへんのライブハウスよりもさすがに本格的で、緊張よりも胸がときめく感じがありました。
たしかに、ここでプロのライブを見たことのある人は特に、こんなところで自分も演奏できるなら、たとえ持ち時間が少なくたって出てみたいと思うかもしれません。

出演バンドは私達含め12組。名古屋で行われたイベントのわりに、三重からも結構参加していて、以前に対バンしたことのあるEvery Day Of Despairさんとか、sheep twarpさんも一緒だったし、会場のお客さんもすごく温かい拍手や声援を送ってくれたんで、それほどアウェイ感を感じることもなかったし、リラックスして思い切ってできました。

出演バンドの方々の演奏ももちろん客席で見せてもらいましたが、それぞれが特別な音を出しに来ている、という気持ちが伝わってきました。
ベテランの方は長年経験積んで来てるからこそ出せるオーラがあったし、若い人も自分達の世界を表現し切ろうという気合がすごくて、めっちゃくちゃかっこよかった。

私は、出るまではプレッシャーから弱音を吐いたりしていたもんですが、まぁ実際、ミスも多かったし反省も多いですが、それでも、結果、出てよかったんだと思います。
一番は、自分のバンドのメンバーが躍動しまくって光ってる姿を見て感動したからです。

冒頭でも言いましたが、私達4人はメンバー全員女性で、私が一番年下の“大人のレディースバンド”なわけですが(司会の人にそう紹介された)、人生の色んなことを乗り越えてきて、こんなにも音楽がずーっと好きで、ずーっとバンドやりたかった人達が集まったことは驚きです。
ただちょっと楽器弾けますよとか、歌いますよ、とかじゃなくて、ガッツリと、心底、好きな人達なんです。根がバンドマン。テクニックどうこうじゃなくて、その人ならではの、かっこいい音を出せる人達です。そういう人が一カ所に集まって一緒に音楽やってるってのは、感慨深いですね。

その後、打ち上げに行ったり、動画を見て色々反省したり、そういう中でまたメンバーに励まされたりして、あぁ、すごい大人のレディースバンドだなぁと、信頼感がさらにアップしました。

次のライブなどは未定ですが、色々なつながりも多かったり、音楽関係の仲間も多い人たちなので、また徐々に決まってくると思われます。

さーーーーて、
大きな山を一つ越えました。

次は、カナーンドッグです。10月16日(日)グランツです。

私は、ご存じの通り、ドラムだけとか、ベースだけとか、どれか一筋ではなく、欲張って色々なものに手を出しています。
心と体は一つしかないので、時々、中途半端になってやしないかと、本当に最善を尽くせているのか、不安になることがあります。
だけど、Lippsメンバーから貰った言葉で、自分自身救われたのが、「すべて音楽だし、たとえ音楽以外のものでも、その人を構成する1部だから、いい経験はすべて繋がっているから、悩んでも苦行のようでも、楽しんでいこうよ。」と。
糧にして、謙虚に、もう一歩進んでいきます。

2016年9月16日金曜日

衝撃の事実発覚。

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

私は基本、雑誌の終わりの方にチラっと載ってる占いとか、朝の占いカウントダウンとか、見ないようにしています。だって何か不吉なことが書いてあったら多少なりとも意識しちゃうじゃないですか。それで回避するどころか逆に自らそんな状況を呼び寄せてしまいそうで。

にもかかわらず、ある日何気なく手に取ったある占いの本で、簡単な計算から割り出して当てはまった分類で、その人の人となりや人間関係のパターンとか、仕事や家庭の傾向、相性なんかを細かく解説されているものがありまして、ちょっと読んだところ、「わ、完全に当たってるやん。」とはまってしまい、家族はもちろん、とりあえず生年月日のわかる色んな人の分まで勝手に見ては「やっぱり!わかる、わかる。」と大変盛り上がっておりました。

例えば私なんて、
「子供のおもちゃを手作りするなど、器用に創意工夫する」とか、「どんな場面でもものおじしないように見えますが、実は神経質で心配性、しなくていい取り越し苦労が生じやすい」とか。確かによく姪っ子のシルバニアファミリーの家具を作ってあげたりしてるし、我ながら心配性なのは自認するところです。

で、もちろんカナーンドッグメンバーの分も見てみたら、ケイスケは、
「決めたことは世間の評判を気にせず一途に貫く」とか、「恩を受けたらかならず返さなきゃと思っている義理堅いまっすぐな人。ただ、自分の世界にズカズカ踏み込まれるのは我慢できない」なんて、なるほど、見てるとそういうとこあるよね。

クズヤさんは、
「風貌も雰囲気も、どこかみんなと違うオーラを発していて、初対面から興味を惹かれる人も多いが、シャイなため、初めは付き合いにくそうと誤解を受けるかも。でも本当は人間味に溢れ、独特のユーモアを持っていて、理解されるのに時間がかかるだけ。いったん打ち解けると、困っている人を放っておけない世話焼きの顔も。」とか書いてあって、そうそう、そんな感じあるね~。

それで、それを基にした2016年版の月ごとのアドバイス的なのもあって、けっこう書いてあることを頼りにもしていたのです。7月~8月の災難の時期も、「まずは心も環境も整理整頓することが大事で、考えると暗い気持ちになる案件は、いったん距離を置いた方がよい。でもそれは「逃げ」とは違います。」のように書いてあって、ずいぶん気持ち的に救われたもんです。

とにかく言い回しがまるで胡散臭くなく絶妙に的を射た感じになっていて、「なるほど」と納得させられてしまう説得力があるもので、これはいっちょ一冊職場に持って行って昼休みにも一盛り上がりしてみようかと、もう一度始めからじっくりと計算方法を読み直してみたのです。

そ、し、た、ら・・・

あら!?
これ、計算方法間違ってる・・・
ちゃんと正しい計算でやり直してみたら・・・ぜんぜん違う分類になる~~!!
えーーー!!

なんと衝撃の事実発覚。
そもそもの計算が違っていて、まったく違うページを読んで、当たってる、当たってると騒いでいたのです。

しかし、ここまで当たるかね?間違った計算で割り出した分類の方が、むしろ当たってるんじゃないの?と、あらためて正しい方で見て見ましたら・・・

う、うん。これはこれで、当たってる気もする。というより、はずれてると言い難い。ガクッ

何なんでしょうか。やっぱり人間、どっか無意識的に「こう思われたい」とか「これは自分しかわかっていないはず」とか、そういうことをまんべんなく指摘されると、「そうなの~~!すごい、なんでわかったの?」ってなっちゃうんでしょうか。

まぁ、べつにこんなのインチキだ!とか怒ってるわけじゃないんですが、やっぱり、しょせん私なんていい加減なもんだよな、と。信じる者は救われる、なんて言いますが、結局は証拠のない、証明しようのない世界だから、これをあまり頼り過ぎるのはよくないぞと反省したのでした。

今どうあるかが全てで、どう過ごすかが全てで、人間関係も、自分がどう受け取って、相手にどう伝えるか。それはいくらカテゴライズされても、その時々によって変化するし、説明しきれるもんじゃないのかもしれない。
だいたい、全人類、生まれた時からおおよそ「こんな奴でしょう」ってパターンが決まっていて、それでその年、その月、どんな日々を過ごすのかもだいたい決まっちゃってるなんて、考えてみたらちょっとつまらないじゃないですか。
や、統計学のようなもんなのかもしれないけど、しかもそのおかげで一時期確かに気持ちがラクになったこともあったのは事実ですが。

だけどやっぱり、悪いことが書かれていたら信じたくない、もしくは何とか否定したい、いいことが書いてあったらやっぱりそうだと言いたい、みたいの、何かやっぱり、結局自分の勝手な思い込み次第だなって。

結局、私は誰からも分類されない、決めつけられない、誰も解明できない突然変異の得体の知れない奴、と思うことにして、占いとは距離をおこうと思い至ったのでした。


2016年9月14日水曜日

当たって砕ければいい

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

ツイッターを始めても、このブログの更新頻度は変わらないなんて豪語しておきながら、
9月に入ってまだ1回しか書いてないやないか~い。
そんなつっこみが入りそうなので、そろそろなんの面白い内容が無くったって更新しておきます。

先週末、えっと、土曜日にLippsの練習があって、その翌日の日曜日にまずは前半カナーンドッグ、その後ヨニンミマンの練習がありました。
3バンドそれぞれで担当楽器が違うので、その都度もちろん準備も違って、気持ちの切り替えも必要なんですが、とりあえずそれぞれのバンドでメンバーには本当に恵まれているもので、それほどストレスなく長時間のスタジオでも過ごせるってのはありがたいことです。

で、今3つのバンドで何の練習をしてるかといいますと、
まずLippsは18日(日)、今池のボトムラインにてわんフェスってイベントに出演予定で、それに向けての3曲練習中なんですが、ボトムラインって、私行ったことないんだけど、でっかいんでしょう?

ケイスケから、常日頃、ボトムラインがいかに大きくて、いかに他のライブハウスと勝手が違って、いかにそこでの演奏が難しくて、いかに緊張するか、みたいなことをじわじわすり込まれてますので、じわじわと緊張が高まり、あ、そういえば私ベースでライブに出るのまだ2回目だった、とか、対バンさんに何やらめっちゃ大物がいらっしゃるっぽい、とか、私がドラムを叩いてる姿しか見たこと無い知り合いのバンドが出てる、とか、色んなことを考え始めちゃって、自分自身プレッシャーでがんじがらめ状態です。
最近胃腸の調子が悪かったのもそのせいでしょうか。
ただ、もう、出ることは決まってしまってることなので、もう引き返せないというか、このバンドの結成って、もともとこのイベントありきで召集されたみたいなもんなので、もうとにかく逃げようがないわけです。

あと、カナーンドッグの方は、10月16日、津島グランツにてまたまたライブ予定です。
非常にやりやすい箱なので、ちょくちょくやらせてもらってます。今は「ギター」という新曲のアレンジ練っているところで、まとまってくれば、ライブで早速披露しようか、というところ。

で、もう一つのヨニンミマンは、特に予定は決まってないんですが、ドラムを入れたバンドバージョンで、いずれ普通に30分くらい持ち時間のあるブッキングライブなんかに出ていければという目論みで、できる曲数を増やしてるところです。


とにかく、まずは9月18日の大きな山を越えてしまえば、当分お気楽なバンドライフに戻るはずなので、乗り切るしかないんですよね。

“半端なプライドなんて 今は捨てて そのままで覚悟決めて
つまんない言い訳なんて 考えずに 当たって砕ければいい”

カナーンドッグの歌に、そんな歌詞がありました。・・・私書いたんだった。
もう当たって砕けるしかないです。

2016年9月6日火曜日

液晶の向こう 溢れる独り言

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

タイトルはカナーンドッグの「ロスト」って歌の出だしの一節なんですけど、
最近、ツイッターなんてもんを始めてしまいましてね。

ずっとめんどくさそうだから嫌だと避けてきたものだったんですけど、なんかフと思い立ちまして、
何の区切りでも節目でもない日からアカウント登録してつぶやき始めました。

あ、既にカナーンドッグのツイッターはけっこう前から作ってあって、ケイスケが管理しててライブ告知したりしてもらってるんですが、今回作ったのは私個人の。

一応@yoninmimanってアカウントになってるんですが、ヨニンミマンの告知だけに使うわけではなくて、このブログのように何でもありになってまして、カナーンドッグのことも何もかもごちゃ混ぜに思い付いたものをつぶやいております。
登録してない人でも見れるのは見れるんですよね?コメントとかはできないけど、多分。
よく機能がわからないままやっております。
今のところ乗っ取られたりはしていないようです(笑)
https://twitter.com/yoninmiman

このブログのように、ごく少数の人しか見てやしないだろうと余裕こいちゃって、好き勝手にくだらない独り言を言っております。ホントに誰も見てなさそうな、でももしかしたら誰か見てそうな、みたいなそういう感じを楽しみながら、お弁当を作り終わって一息ついた早朝とかに、けっこうせっせと投稿してるけど、いつ飽きて無口になるかはわかりません。
まぁ、いつまで続くかわからないけど、とにかく始めてしまったのです。

ちなみにツイッターを始めたことでネタが無くなってこのブログの更新頻度が減るってことはないと思います。ブログは長々と書き綴るのが楽しいので、また別物なんですね。

ところで、ツイッターの方にもリンク貼ったんですけど、今日は仕事が休みだったもので、早朝から部屋に引きこもってパソコンとにらめっこで「ブラックキー」というテクノの曲を打ち込みで作りました。(「モノクローム」に続いてこれがテクノ2曲目)

バンドとはぜんぜん関係無いですが、個人的にテクノの曲を作り貯めて、アルバムを作りたいと思っているんですよ。作ろうと思ったのは、ジョギングする時にちょうどいい感じのリズムの音楽を聴きながら走れば、ペースも保てて気持ちよく走れるんじゃないかと思ったのがきっかけです。10km走るのにだいたい1時間ちょっとぐらいかなぁ。
オリンピック選手の福士加代子さんが、昔トラック競技からマラソンに進むかどうかって時に、「2時間も走るなら映画見た方がいい」と言ったそうですが、1時間でもたしかに暇なんですよ。しんどいし。
もともと走るの嫌いなんで、気を紛らわせたいわけです。だけど選曲が難しいんだよねぇ。
メタルとかかけちゃうと自分を鼓舞し過ぎちゃってオーバーペースになると思うし、歌とか入ってるとついつい頭の中で口ずさんじゃって歌詞の内容について考えたりしちゃうと無駄に酸素を消費しそうです。インストがいいのよ~。それで速くもなく遅くもないリズムが心地よいやつ。

あんまりうるさ過ぎないテクノサウンドなんてもってこいなんじゃない?じゃ、もう作った方が早いんじゃない?ってなことで、動機はそういうことなんですが、

今回気合を入れてすごい長い曲にしてやろうと思ったのに、出来上がってみたら、あれ?3分半しかない・・・。
こんな調子で1時間もたせようと思ったら何曲必要なのよ?

既に企画倒れの予感です。

では、そんなこんなでとりあえずできたものを、ピコピコしたサウンドお嫌いじゃなければ試聴どうぞ。
https://youtu.be/tte0dJ6zbxk

2016年8月26日金曜日

映像で振り返る 四日市BAR EASTのライブ

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

さてさて、8月21日のBAR EASTでのライブダイジェスト動画ができましたので、早速リンクしておきます。
https://youtu.be/2I6qCL-HdtQ

今回は客席とステージが非常に近い為、カメラアングルもいつもと違った感じになってます。
ドラムはマイキングしてない生音なので、PAさんのさじ加減で加工した音ではない、よりそのままな音がしてると思います。

あらためて動画で見てみると、わりと新しめの「砂漠」とか「ブランニュー」という曲が、やっとまとまってきたなぁという印象です。
いったん仕上がってライブでやるようになってからも、やっぱり最初のうちはまだ完全に自分達のものになってない感じがしていたんですが、ようやく馴染んできたというか、育ってきたな~って感じですかね。
個人的にも、「砂漠」と「ブランニュー」は最近ますます好きになってきました。
※映像でどの曲が何の曲か、タイトルが左下に出ますのでご参考にどうぞ。

今回は、一応ライブバーという場所柄も考えて、カナーンドッグの中で特に激しめの「サブリミナル」とか、重めの「鷹」とか「雨雲」とかを除いてセットリストを組んだんですよね。

「ブランニュー」の曲調とかはけっこうこの箱にも合ってたかもしれません。

今もう一曲「ギター」という曲を育ててるところなので、次のライブに間に合うかはわかんないですが、まぁそれでも近いうちにどこかでお披露目できると思います。

ライブによって持ち時間、場所、季節等々考慮しつつ、その時にベストなセットリスト組んで臨もうと思います。

次のライブは10月16日(日)、再び津島グランツです!詳細は決まり次第お知らせします。




2016年8月23日火曜日

ライブ@BAR EAST ありがとうございました!

 
こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

先日、四日市のバンド FOOL APARTMENTさん主催のイベント、“WHO’LL BE THE FOOL TONIGHT”に出演させていただきました。

場所はJR四日市駅からほど近いBAR EASTさん。
今回初めて出させていただきましたが、大人の隠れ家的な雰囲気漂う老舗のバー。
とても素敵なところでした。
ここの料理がまた絶品と噂には聞いていましたが、本当に美味しくて、打ち上げでいただいたスペアリブが忘れられない・・・。対バンの方が注文していたナポリタンも美味しそうだったなぁ。今度ぜひゆっくりお酒を飲みに行きたいです。

こういう、ゆったりとくつろぎながら大人の時間を過ごすような場所で、私たちのようなガチャガチャした音楽を鳴らしてしまっていいものかと心配しましたが、マスターはじめ皆さん温かく受け入れて下さってホッとしました。
呼んでいただいたFOOL APARTMENTさん、対バンさん、来ていただいたお客さんも本当にありがとうございました。

私達も今までいくつかのライブハウスとか野外で演奏させてもらう機会がありましたが、会場の雰囲気は場所によって様々で、ステージの広さ、客席との距離、機材、その時によってだいぶ違います。
爆音系でガンガン押すところもあれば、今回のように生音で一音一音聴かせるところもある。
色々な環境で、いかに自分達の「らしさ」を出すか。それが難しいですね。
また今回も課題が残ったライブではありましたが、一つ一つの経験、積み重ねが大事なのかなと思います。

ところで今回、久しぶりに自分のシンバルを持参してそれを使ったのですが、自分のシンバルを使うということの心強さをあらためて実感しました。
ここ最近、スネアとキックベダルだけは自分のものを持ち込んでライブに臨んでいたのですが、シンバルは「ま、そこまで自分のじゃなくてもいいか。」と基本的にライブハウスのドラムセットに備え付けのものをそのままお借りして使っていました。
もちろん備え付けのシンバルで何ら問題はないんですよ。ただ、やっぱりサスティーンの長さだとか、ピッチとか、音色、
違いって違いはそれほどわからないかもしれませんが、気に入って愛用しているものを使うことで、少なくとも気持ち的な面で「今私の音を出している」という多少の安心感は得られると思います。

ちなみに私のドラム個人機材は、
Kジルジャンのハイブリッドクラッシュ16インチにKジルジャンのクラッシュライド18インチ、曲によってイスタンブールのチャイナシンバルを足しています。

スネアは5インチのアルミシェルにエボニー・ピンストライプの厚めのヘッドをはったものを使っています。このヘッドが重要で、このヘッドに出会って本当に私のスネアの音ができたと思った。今はなぜか国内で売ってませんので、はり替える時はネットで輸入品を取り寄せています。

ペダルはヤマハ / FP720Sのダブルチェーンとアンダープレート付のものにウッドビーターを装着してます。さっき調べたら往年の名機と言われたFP720のアップグレード版なんだって。なんか短期間に生産されたレアなモデルらしいです。知らなかったけど・・・

さすがにドラムセット丸ごと自分の物にとっかえるわけにはいきませんが、要所要所で自分の楽器を入れていくことで、傍に味方をつけるような感じになりますね。

何かと荷物が多くなってしまうドラマーですが、めんどくさがらずに出来る限りは持ち込んでいこうかなと思います。

あら・・・何か気が付いたらライブの報告のはずが、ただのマニアックな個人機材紹介コーナーになってしまいました。悪い癖です。

またライブの動画等はアップできればしたいと思ってますので、懲りずに読んで下さいね。

2016年8月20日土曜日

わかるかどうかわからないけど。

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

明日は四日市BAR EASTでカナーンドッグ「WHO'LL BE THE FOOL TONIGHT」というライブに出演させていただきます。
四日市のかっこいいバンドに囲まれて、楽しいイベントになりそうです。
出番は最初。わぁい、嬉しい。一番目って大好きです。
また後日ライブのご報告しますね。

ところで、最近ずっと自分のベースを1本買おうかな~とあちこちで試奏したりしてたんですけど、
ご縁が無いのかなかなかしっくり来るのが見つからなくて、結局まだ買っていないんですが、
やっぱけっこうな値段だし勇気要るよね~。
で、ふと思ったんですが、新しいの買う前に、今とりあえず手元にあるベース、1本はクズヤさんからの借り物なんですけど、ちゃんとした音を鳴らしてあげられてるのかな?と。
まぁベースはLippsを組んでから練習し始めたようなもんだから、そもそも正確にフレットを押さえられてなかったり、フィンガーピッキングが甘かったり、演奏がオボツカナイっていう問題も、もちろんあるんですが、何かもっと今より良い音鳴らしてあげられるんじゃないか?と。
つまり、持ってるベースのポテンシャルを充分に発揮させてあげる方法を考えてみようと。

それで、まず持ち主の了解を得て、弦を新しいのに張り替えてみました。
ちなみに弦はダダリオのEXL165-5 ニッケル・ワウンドにしました。けっこうオーソドックスな弦なのかな。音色としては、メロウかブライトかを示す図によると、かなりブライト寄りって書いてありますね。
張り替えてみると・・・まぁベースの特性なのか弦のせいなのかは不明ですが、以前は弾いていてちょっとモコモコッとこもった感じがするのが気になっていたのですが、なるほど、音が明るくなった気もします。とは言えそんなにビキビキ感は無いし、適度にコシがあっていいじゃないの。

あと、私はエフェクターとかつながずアンプ直なので、(アンプのセッティングもあまりわかってないんですが)、思い切って、ちょっといいケーブル使ってみようと思い、Providenceのケーブルを購入しました。どう?生意気でしょ?

 
ケーブルも高いやつとかいっぱい種類があるので、どれがいいのかぜんぜんわからないのですが、ベーシストのTOKIEさんが使ってるとか書いてあったので、とりあえずこれを選びました。低中音域がよく出るとかで、エレアコにも適してるらしい。ヨニンミマンでも使えそうです。
 
で、ほんとに違いがわかるかは、正直自信ありません。
 
でも、なんか、弦を色々考えて選んだり、ケーブルはちょっとこだわったやつ使ってますとか、
 
・・・いっちょまえに、言ってみたいやん?
ホントに、わかるかどうかはわからないんですけどね。
 

2016年8月12日金曜日

ミーハーじゃないっ子ぶっちゃって。


こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

今日、TSUTAYAに見終わったDVD返しに行ったんですよ。
そこは本屋も併設されてるとこなんで、ついでにぶらぶら~っと本を見てたんですよ。

それで、村田沙耶香さんの「コンビニ人間」と又吉直樹さんの「火花」を買って帰りました。
どちらも芥川賞を取ったことで話題になった作品ですね。
え?まだ読んでなかったの?って?特に「火花」はね。出版されてからけっこう経ちますもんね。
ハイ、読んでなかったんです。
なんで読んでなかったかって・・・
一時品薄になるくらい、みんながわ~っと買い求めてる時には、
「うん、いいの、いいの。後でね。読みたいとは思ってるけど、みんながいっせいに飛びついてる時には、ちょっとまだね。」みたいな・・・
何かミーハーじゃないっ子ぶっちゃって(笑)

そしたら今日本屋でこの本を手に取った時に、お盆だからかなぁ、星になった愛犬のロビちゃんがどこからかこしょこしょっと、
「おい、たとえミーハーだって思われたっていいじゃないか。気になってたんだろう?おもしろそうって、思ってたんだろう?素直になれよ。」って耳元でささやいてきました。

まぁそれは嘘ですけど、

なんか不思議と今日は、読みたいと思ってた本、素直に迷わず買おって思って、
それこそ少し前に芥川賞受賞して話題になったばかりの「コンビニ人間」もすんなりと手に取り、レジに向かったのでした。なんかブームに乗っかって何かを購入することをあんまり否定し過ぎるのもね、ただ意固地になってるだけの人になっちゃうので、何がきっかけでも、素直に気になったものを手に取ったらいいのかも、と思いまして。

休みの間にじっくり読みます。って、既に「火花」の半分を読んでしまいましたが。

おもしろいけど、レビューは書かないつもりです。

あのー・・・もしかして今お読みいただいているアナタ、お気づきでした?

前回このブログで映画「セッション」の論評みたいのを書いた時、公開してから何度も何度も(多分10回以上)文章の直しを入れているんです。

実はこんなしょーもないブログでも、普段から後で自分で読み返した時に、言い回しとか句読点とか気になると、ちょいちょい直して更新しているんです。
このくらい気付かれないかなーって。

だけどさすがにあんだけ直すと、「あれ?また書き直したね?」と勘付いてる人いるかも、と内心焦っております。ちゃんと推敲してから公開してるつもりなのに、この言葉ちょっと違ったかも、とか、単純に誤字・脱字とか(恥)、なんか見つけちゃって、そのままにしておけなくてついつい「誰も見ていない隙に・・・」と急いで編集し直して更新してるんですが、更新した瞬間にページビューが増えていたりすると、その度に「キャッ、ばれたかも・・・」と顔を赤らめております。

いやぁそれにしてもレビューって書くの大変ですよね。CDに付いてるライナーノーツとかすっごい長いのあるけど、あれ大変そうですね。
たまにライブやった後に、ご自身のブログでその日対バンしたバンドのパフォーマンスについて感想を一つ一つ丁寧に書いている方を見かけるのですが、そんな大変なことをよくできるなぁと感心しています。

私なんて、いつも「他のバンドさん、皆さん何かとってもすばらしかったです!」みたいなざっくりにも程があるわってことしか書けず、恥ずかしい限りです。
だって難しいよぅ。その日初めて見たバンドのことをよっぽどしっかり見ていないと言えないし、それぞれのバンドの特徴をかぶらない表現で端的な文章にまとめるのって難しいよぅ。

まずは芥川賞を受賞したお二人の作品を読んで、表現力を磨きたいと思います。

・・・とか言って、ただ楽しく読みます。

2016年8月9日火曜日

描かれてること

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

カナーンドッグ13曲目となる新曲のデモを完成させました。「ギター」という曲です。
ギターっていう楽器は、とりわけ、楽器の中でもイメージが広がりやすい楽器だと思うんですよ。
それで、ギターを通して描きたいことがあって、「ギター」ってタイトルの曲にしました。今回も
3人でジャムって出来た印象的なリフやコード進行を活かして、そこから1曲の展開を作り、メロディと歌詞を付けて作りました。細かいアレンジは、またこれから3人で練っていきます。
この曲で描いたテーマは、作者から解説するべきではないのかもしれません。
だけど、決して水野晴郎さんの決め台詞のように「いやぁ、ギターって、ほんっとうにいいもんですね。」と単純に言いたいわけじゃないんだよ、ということだけ言っておきます。

描かれていること、といえば・・・・

先日、「セッション」って映画を見たんですよ。DVDでですけど。
名門音楽学校でジャズドラムの修練に励む青年と、鬼講師の話なんですが、
見ながら何回も、「なんっでやねんっ!」とか「んなアホなっ!」とちっちゃい「つ」の入ったツッコミを入れ、最後はもうプンプン怒っちゃったんですよ。色々気に入らなくてね。

たしかに、自分が音楽やってるからとかドラムやってるからってなことは関係なく、退屈せずに最後まで一気に見れてしまった。だけど、なんでこれがアカデミー賞何部門も受賞するの?結局何が言いたいの?って。

もう腹が立っちゃって、なんか自分の中でわだかまりが残りまして、みんなここから何を読み取ったのかなぁと、色んな人の感想とかレビューを見てみました。
そしたら例えば
「一定のレベル以上を行く音楽のプロの世界ってこういうことだよな」
「最後のシーンが圧巻。心が通じ合った瞬間に感動」
「挑戦意欲を奮い立たせてくれる。血みどろの努力に感銘を受けた」とか・・・
え~?そうかなぁ~?う~ん、わからん。いやいや、何か違う気がする。

だけどある映画評を読んだ時に「なるほど!」と完全に腑に落ちたんですよ。
その映画評をそのまま引用するわけにもいかないので、それを受けて自分で噛み砕いて自分なりに言いますと・・・

この映画はまず「音楽映画」として見てはいけなくて、描こうとしているのは、人間の「特別に選ばれた存在でありたい」という承認欲求。それはやがて肥大化し、狂気になります。

音楽とかジャズドラムは、一つの題材です。描かれているのは、「生かす」か「殺す」かの全権限を握っている指導者によって率いられている組織に属する人間が、どんな暴力を受け、口汚く罵られようとも、ボスから受けた期待に応える為に(もしくはそれを上回る為に)、ボスへの疑念や不信を自分自身の努力不足に転嫁し、恐ろしいほどガムシャラにしがみ付いていく姿。
そういう組織のメンバーになっている人にとって、できなきゃいけない場面でできないこと、わからなきゃいけない場面でわからないことは恐怖です。
ましてや期待に応えられず他の誰かに席を譲るなんてことは、平手打ちされながら血みどろになって過酷な練習をすることよりも耐え難い痛みなのです。
そして最大級の恐怖は、耐え切れずそこから逃げ出すことで「挫折したお前は無能だ」というレッテルを貼られること。それは何より屈辱的なことで、運動部でも会社組織でも同様に言えることです。

この映画には、いわゆる「凡人」として何を必死に追い求めるわけでもなく、それなりに幸せに“そこそこ”で満足して暮らしている人も登場するのですが、それに対し、圧倒的な才能を開花させたいという思いの中で、「凡人」としての生き方への軽蔑の念を増殖させ、そういう人たちの手を振り払い、自分こそは絶対に何かを超越した「天才」として伝説になるのだ、という野心に憑りつかれ、もがく人の姿があります。

重要なポイントは、指導者側であるその鬼講師自身も、「最強の指導者としてずば抜けた演奏家を育て他を打ち負かさなければならない」という強烈な野望と使命感の中でしか生きられず、その為に「ずば抜けた人間は徹底的に人格を否定され、どんなに理不尽な目に合っても潰れない。むしろそれでこそ奮起して開花する」という矛盾した理論に基づく教育法の信者になってしまっているという点です。この指導者の方も自分を保つ為、一生懸命信じ込んでいるものに執着しているのです。
皮肉なことに、その矛盾した理論の通り、理不尽な目に合されなければ最終的に本人があれほど爆発的には奮起しなかったことは確かです。
だけどそれだけで「偉大な演奏家の生まれ方」の全てを説明することなどできないはずなのです。
また、それまでには多くの潰された才能があって、悲しい犠牲があって、様々な矛盾が存在するのです。そういう複雑な因果関係とか人間の欲求だとか、そういうことを描きたかったんじゃないのかなって。
ま、もちろん解釈は色々分かれるんでしょうが・・・

私は、どこか「音楽映画」であることを期待しながら見てしまったわけですが、その奥にある深いテーマに気付けないままただ何か言いようのない怒りみたいなものとか、疑問を持ちながらエンドロールを眺めていました。
結局、誰一人音楽を本当に楽しんでいる人は出てこなかったし、教え子への愛、メンバーへの愛、楽器への愛(ぶっ壊しちゃうし)、音楽への愛も微塵も感じられないことにイラついていました。最後だって両者が通じ合っているとは到底思えなかった。
感動ではなくて、「何なんだ!?」という感覚を強烈に残した映画だったのですが、その後どうしても気になってこの映画のことばかり考えてしまい、レビューを読みあさってしまっている時点で、既にすごい映画なのかもしれませんが、それで、自分なりに納得のいく見方を見つけたことで、見てよかったのかもしれないと思えました。久々に、映画の持つ力を実感したような気もします。

「いやぁ、映画って、ほんっとうにいいもんですね。」
最後、もう一度水野晴郎さんの決め台詞に戻って締めくくってみました。

2016年7月28日木曜日

映像で振り返る 名古屋DAYTRIVEのライブ。

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

先日のライブの様子をざざーっと見れるダイジェスト版を作りました。

なんか最近ライブ映像はとりあえずダイジェスト版にして伝えることにしてましてねぇ。
以前は、ライブで6~7曲やったら、その中から1~2曲わりと出来のよさそうなのピックアップして、
それを1曲通してアップしてたんですけど、う~ん、例えばほら、
曲の最後に皆でドコドコジャラララ~って鳴らしてる間にケイスケが「ありがとうございましたカナーンドッグでしたーーまたどっかで会いまっしょーーー!!」的なのとか叫んでたりしますやん。そういうの入っちゃってると本人嫌がるし、まぁ確かに、そういうのはまさにライブの時に見ないと、普段あらためて冷静に見ちゃダメなやつですよね。照れるよね。そういうとこカットだし、
あとは、2番のサビ前でドラム若干よれちゃって、テヘ的なのとか、飛ばしてお見せしたいやん?
で、1曲・2曲に絞るのもなかなか悩むやん?

ということで、全曲をかいつまんだダイジェストが大変便利です。

では、そんなわけでダイジェスト版でお楽しみください。
https://youtu.be/hRlzrNXyBg0

けっこう今回勢いがいい感じに出ていて、そういうところを褒められたりもしました。
まぁ、粗かったってことでもあるんですけど・・・
今後はノリと勢いがありつつも、タイトさを出していくってのが課題ですな。

そうそう、嬉しかったのが、その日たまたま居合わせたお客さんがすごく私たちのライブを見て気に入ってくれたみたいで、写真を撮って「カナーンドッグがよかった」とつぶやいて下さったりしてました。すごく、恐縮ですが、ありがたいですね。

ねぇねぇ、ところでさぁ、
誰かカメラが趣味の人いないかね?趣味だよ!プロじゃなくて。誰かカナーンドッグのライブ写真をスマホじゃなくてがっつりいいカメラで撮ってくれないかなぁ。ばっちり3人収まってるやつ。

いやぁ、たまにライブにブッキングしたりする時に、「写真送って下さい」って言われるわけですよ。
フライヤーとかライブハウスのホームページに載せるやつね。
で、そこそこちゃんとしたやつを送りたいんだけど、なかなか3人同時にしっかり写ってて、雰囲気が出てる写真って無くて、唯一3ピースになりたての時に、プロ仕様のいいカメラでライブを撮ってもらった写真をずーっと使いまわしてて、だけどいい加減古くねぇか?って話になりまして・・・

わたくし基本、写真撮られるのが嫌いなんですよ。、特に演出が入った写真。
成人式の着物の写真でおすましして番傘を持ってちょっと肩を斜めにして・・・とか、結婚式の写真で2人手を取ってうっとりと遠くを見つめて・・・とか、恥ずかしい通り越してもう死にそう(笑)
色んなバンドのアー写見てると、みんな色んなことしてるよなぁ。バンドのコンセプトに則ってばっちりポーズ決めてるやつとか、見る分にはかっこいいなぁと思うんだけど・・・自分がやるとなると・・・死にそう。

ライブ風景じゃない写真を自分達で撮るとなると、とりあえず壁際にただ3人並んで立って、スマホでその辺にいた人に撮ってもらうぐらいかな。
ということは、まずはいい壁探さなきゃ。あとはモノクロパワー(何でも白黒にすればかっこよく見える現象)に頼るしかないか。・・・あぁ、写真は向いてない。既にめんどくさくなってきました(笑)

もしかしたら、そのうち新しいアー写の報告するかもしれないし、しないかもしれません。

2016年7月25日月曜日

名古屋 新栄DAYTRIVE ライブありがとうございました!

写真は対バンさんのお客さんのツイッターより拝借しました。


こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

昨日は新栄 DAYTRIVEにてライブに出演させていただきました!
(カナーンドッグのブログと言いながら他のバンドのライブの話が続いてしまいましたが、今回はやっとカナーンドッグ。)
今回のイベントは出演者が多くなった為、同じビル・同じ階の2会場で次々にライブが行われる“サーキット形式”みたいな感じで行われました。
バンド系はTRIVE space、弾き語り系の方は廊下を挟んだ向かい側にあるTRIM space、2会場で交代交代に演奏され、お客さんは食べ放題の軽食をつまみながら、飲み放題のビールやジュースを飲みつつ、2つのライブスペースを行ったり来たりして楽しむというもの。

出演者もお客さんと同じように一人2,500円で食べ飲み放題なので、カレーライスや焼売、から揚げ、ポテトなどで腹ごしらえしつつ出番を待ったり、出演が終わったらその場でビールサーバーからセルフで生ビールを注ぎ、乾杯してすぐさま打ちあがったりできちゃうという、大変手っ取り早いシステムです(笑)
さすがに歌ったりする前にカレーは控えた方がいいかな、とは思いましたが、(そのわりに昼は3人そろって担担麺食べちゃった)こういう形式だったらお客さんにも気軽に来てもらえるし、他のバンドもじっくり見ながら会場に長くいられるし、ありがたいですよね。

ちなみに客席は普通にスタンディングで見れるスペースの他に、階段登ってロフトみたいになってるスペースがあって、ステージ全体をいい感じに見下ろせるようになっていて、
そっか、ここにいつものビデオカメラを設置したら面白いアングルでライブ映像が撮れたのになぁ、と後から気付きました。
今度は是非上からのアングルで撮影してみたいと思います。
箱としても、非常にやりやすくて、是非またここで出演したいですね。

ところで、今回の出演者の皆さん、なんかすんごいレベルが高かったです。
まず出る人出る人みんな歌がめっちゃめちゃ上手くて自在に声出まくってるし、演奏力もめっちゃ高くて、聴いていて心地よかったのなんの。
それで、それぞれ自分の世界を持っていて、なんかすごかったです。(←的確な表現でレビューができないもので、すいません。)

あ、そうそう、出演者の中にはresurrectionさんっていうドラム&ギターボーカルの2ピースのバンドがいて、とにかくかっこよかったんですよね。
あぁ、これぞ2ピースでの表現だよな~という、2ピースで充分に聴きごたえのあるステージ。
私たちは元々2ピースで、2ピースの難しさを知っているから、こうやって2ピースでもかっこいいと思わせてもらったことが、非常に嬉しくもあり、悔しいけれど参りましたって感じもあり。
そんなことを率直に伝えたところ、すごく喜んでくれて、我々カナーンドッグの演奏も気に入ってくれたみたいで、また是非何か一緒にやろうって約束しました。いい出会いに感謝だねぇ。

ライブでその場に居合わせる人。お客さん、対バンさん。
もしかしたら、まったく理解し合えないことだってあるかもしれない。それぞれ別々に好きな音楽、独自の表現を追求してきたわけだから、たまたまブッキングで一緒になっても、同じようなジャンルやってたとしても、真に共感できるってのは、ものすごく稀なこと。
だけどやっぱりライブに出て行くのは、ひょっとしたら心の何か深い部分を共有できる人に出会えるんじゃないかっていう淡い期待を持ってるからなのか。はたまた、こういう自分達の音楽を追求できるメンバーとものを作ってこれたってのをあらためて生で実感する為か。

まぁ、わからないけど、時々でも、スタジオを飛び出してやっぱりライブ会場に出て行きたいんですよ。
実際、ライブを通してまたいい出会いがあって新しいつながりができたり、初めて会う人から「よかった」って言ってもらえたりすると、出て来てよかったな、と思うんですよね。

さぁ、次はいよいよ四日市。8月21日、BAR EAST。たくさん見に来てほしいなぁ。

2016年7月18日月曜日

新しい方の2nd、完成。【追記あり】
















こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。
カナーンドッグのCD「カナーンドッグ2nd」のリミックス・リマスター版が完成しました!

1.鼓動 2.類 3.グロウアップ の3曲入りです。
この3曲入りのCDは、既に手に取っていただいた方もいるかもしれません。
今までは、2ピースの時代にケイスケと2人でレコーディングしたものをあちこちで配布していました。
これからは、リミックス・リマスターバージョンとして新しく生まれ変わったものをお配りします。
何が違うのかと言うと、まずは、クズヤさん演奏のベースに差し替えました。
要するに、ベースが非常に効いてます。
古いバージョンもベースは入れてましたが、あまり目立たない程度にそーっと入れてましたので(笑)
せっかくベーシストを加入して3ピースになったわけですから、やっぱりベースが生きてる音源をもらってほしい、ということで、ベースパートを完全に録り直しました。

あと、全体的にも、各パートの音量だったり、エフェクトだったり、EQだったり、左右の振り分けだったり、そういう諸々をやり直しましたので、ギターとかドラムとかボーカルとか、もともとは同じデータを使ってますが、ぜんぜん聴こえ方が変わっています。
奥に引っ込んでいた音がグッと前に出て来て聞こえやすくなっていたり、めりはりが出ていたり、迫力が増していたりします。

まぁ、古いバージョンと聞き比べれば違いは歴然なんでしょうが、とにかく、このリミックス・リマスターバージョンの方が、よりカナーンドッグらしさが出ていると思うので、手に取って聴いてみていただきたいですね。
ジャケットの2ndの文字の上に、印があるのでわかりやすいと思います。

【追記】
CDから1曲、「鼓動」をアップしました。
※アップするにあたって、オリジナルの音源より音質的には少し落ちてるかもしれませんが・・・
聴いてみて下さい!
https://youtu.be/2d8jmSECKIk

 

2016年7月12日火曜日

出かけてみるもんだね~

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

カナーンドッグ、今月は24日(日)に名古屋 新栄DAY TRIVEにてライブ予定です。
この箱は初です。
今回のイベント、2会場またぐサーキットイベントで、チケット2,500円でフリードリンク、フード付きだそうです。すご~い、総勢11組が出て、食べ飲み放題だよ~。お得だね~。楽しみ!
【出演】
●TRIVE space:
ブラウンシガーパンフレット / resurrection / Canaan Dog / Eat the Moon / GalGimmick
●TRIM space:
いち(東京) / LiNA / 野澤ごん / ST.秀児 / The Eoes / はた。

またライブの報告はこのブログでさせていただこうと思ってます。
あとは30日(土)に、アピタ桑名にてハワイアンのバンドの方で、フラダンスのバックでカホンを叩きます。今回はなかなか難しい曲が多くて、苦戦しておりますが、フラの方々が踊りやすいように、なんとかリズム&グルーヴを作りたいなと思ってます。

ところで、
先日、四日市で15年以上もほぼオリジナルメンバーで活動中のバンド、BUZZ YOUNGさんのライブを夫婦で見に行って来ました。
いやぁ、いつ見てもファンキーでロックなライブ、めっちゃ楽しかったです。
最後は3回のアンコール、めっちゃくちゃ盛り上がってました。すごいね~。

会場には、以前対バンさせてもらったことのあるfool apartmentのメンバーの皆さんが同じくお客さんとしてライブに来ていて、なんと帰りにfool apartmentさん主催のイベントに出演のお声をかけていただいたのです。嬉しい!
8月21日(日)四日市 BAR EASTにて、
ちなみにこのイベント、BUZZ YOUNGさんも出演されるそう。
すぐにクズヤさんにも連絡を取り、速攻で決定。

いやぁ、こうやってお誘いいただけるなんて、本当にありがたいです。
BAR EASTさんも初めての場所です。30年以上続く老舗のバーで、カジュアルな雰囲気でお酒と音楽を楽しめるところらしい。いいですね~。

それにしても、出かけてみるもんだね~。

や、外出って、予定してても当日ちょっと疲れて腰重かったりすることあるじゃないですか。
だけど、やっぱ出かけて行くと何かしら良い出会いがあったり、面白いことが起こったりするし。

果報は寝て待てなんて言うけど、やっぱ外に出てくって大事だね。

2016年7月6日水曜日

ただでは転ばない。

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

昨日、新曲を1曲完成させました。
あ、今回カナーンドッグの曲ではなくて、ヨニンミマンの方の曲なんですけど、
「歩いて帰ろうか」という曲です。

実は少し前に、けっこう大変な災難に遭遇しまして、精神的にもダメージを受けていたんですが、
それでも不幸中の幸いってのもありまして、
そんなこんなを思って、書き上げた一曲です。

生きていく中での良い事悪い事、とにかく私の心の中に本当に生まれたことを元に、大小様々なインスピレーションを栄養にして、それで曲を育ててアウトプットする、そういう作風です。
つまりまったくの絵空事ではない、ある程度実体験に基づいた曲を作っております。そういう曲しかありません。

だけど日記のようでは趣がない。自分の意見を前面に押し出すと説教くさくなる。
しかし考えが無さ過ぎても心に留まらない。あまりに意味不明だと感情移入できない。
そしてなるべく愚痴っぽくしたくない。
めちゃくちゃ明るくなくていいけど、どっか救いが無いと、と思ってます。

詩は自由だけど、言葉として、響きが大事です。メロディとの相性も大事です。

えらそーに言いましたが、あくまで自分が作るときのモットーです。
これを念頭に、推敲に推敲を重ねます。
本当に言いたいことか?言い過ぎてないか?もっと口に出した時に、メロディと合わさった時に、キレイに流れるようにならないか?
一フレーズ浮かべば、夜中でも起き出してきて書きます。一日中悩んでることもあります。
一通りできた、と思っても、けっこう直しを入れます。サビ一回、ざっくりカットすることもあります。

それで、とにかく書き上げました。
歌詞とメロディが整ってくると、だいたいのアレンジの構想も徐々にできてきます。
コードもだんだんはっきりしてきます。例えばFなのかDmなのか、だんだんわかってきます。
それで、一気にデモを録ります。
装飾的なギターはケイスケに任すので、バッキングのギター、なんとなくのベースを弾いて入れます。今回は、ドラムはパソコンで打ち込みました。けっこうゴーストノートとか入れたり、強弱とかもい入れると、わりと生っぽい感じで作れました。ちょっと聴いただけでは普通に私が生ドラム叩いてるのとあんまり変わんないです。多少時間はかかるけど、スタジオに行かずして自宅でここまでデモのドラムでニュアンスが出せると、曲の雰囲気が伝わりやすいです。

そのうちバンドでやってみたいな。それぞれのメンバーが、もっとよくしてくれるはずです。

災難にあって、それをきっかけに一曲新たに生む。
ただでは転ばないのです。

2016年6月29日水曜日

木目がきれいなの1本。


こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

先日、ケイスケと長野県松本市へ旅行へ行ってまいりました。
そこであらかじめネットで予約していた株式会社ディバイザーさんの楽器工場見学へ。

ディバイザーさんと言えば、私個人的にはバッカスベースのイメージが強かったんですが、
モモセギターだとか、STRベースだとか、アコギだとヘッドウェイだとか、コンセプト別にブランドを持っていて色々な楽器を製造・販売しているんですね。

工場見学は、まさにそれらのギターを木材から一本一本加工し、完成に至るまでの制作工程を一通り見せてくれ、ショールームでは約50本のギター・ベースから希望のものを試奏させてもらえるというもの。
工場というよりは工房に近い感じで、職人さん達が各工程を分担しながら作業している姿を本当に間近で見せてもらえるのです。

 
様々な木材からパーツが切り出され、徐々に楽器として仕上がっていく様子はなかなか興味深いものがありました。木材をどう見極め、どの部分をどのように扱うのか、これはただ単に決められた作業手順通りに大量生産というわけにはいかない、やはり職人技の世界だなと感じました。


 
その木材なんですが、もちろんよくギタリストが目をキラキラさせながら夢中で語っちゃうブラジリアンローズウッド、いわゆる「ハカランダ」とか呼ばれるものも扱っていて、手にとって見せてもらいましたが、たしかに指で軽くはじくと「キーン」という金属音が鳴るんですね。こういう独特の性質が、ギターの音にも生きてくるってことなんでしょうかね。
 
こちらのメーカーではギター・ベース作りに定番の木材以外にも、本当に様々な木材での楽器作りに挑戦されているようで、その中にはめったに採れない希少な高級木材なんかもありました。
たとえば写真の木材見本の一番左下は「神代タモ」。
タモとはブナ科の広葉樹の一種ですが、神代木(じんだいぼく)とは数百年から数千年もの間、奇跡的に腐ることなく地中に埋もれていて、長い年月を経てから偶然出土されるような木で、完全な状態で見つかることが大変稀なのだそう。こんな神秘的な太古の木材で作った楽器は、一体どんな音色になるんでしょうか・・・
 
さてさて、工場見学の後はお楽しみの試奏コーナー。私も、何本かのバッカスベースを試奏させていただきました。えっと・・・どれも良かったです。なんて感想ではさすがに怒られるでしょうか。
ちなみに、momoseギターの創設者、信州の名工、百瀬恭夫さんご本人が完成させたばかりというアコギを弾かせていただきましたが、難しいことがいっさい分からない私ですら、
「ほほーーーーー。」となりました(笑)
何ていうのかなぁ、弾いた感じが、気持ちがいいんですよ。とにかく。
「何?この優しい気持ちになる感じ。」みたいな。
どう?この私の楽器の良し悪しいっさいわかってない感じ。
 
それにしても、これだけ木材を見せていただいて、木材を加工している工程を見させてもらってると、ギターやベースってのはやっぱり木工作品なんだな、と思いますよね。
そうすると、だんだん楽器の木目にばかり注目するようになってきまして、キレイな木目が出ている楽器に思わずときめいている自分に気が付きます。
 
 
いつか、1本ベース・・・欲しいなぁ。木目がキレイなの・・・欲しいなぁ。
 
木目がきれいなの1本・・・(頬杖をついて瞬き多め)
 
 
 
楽しい出来事だけ振り返って夢見がちになっていたい、今日この頃です。

2016年6月22日水曜日

運指大改革や~!


こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

カナーンドッグではドラムを担当してる私ですが、他のバンドでは違うこともしたりしています。
Lippsっていう女子だけで組んでるバンドではベースを弾いてるんですが、なかなか苦戦しておりまして・・・
特に私は手が小さいもので、届かない、ちゃんと押さえられない、キレイに鳴らない、うまく弾けない、というストレスが大きくて、ついついベースは向いてないのかな、とか、短いスケールの楽器を選んで弾くしかないのかな、とか悩んでいたところでした。

そんなある日、職場でたまに隙を見ては5分くらい立ち話をさせてもらう女性のベースの先生に、
「先生、手が小さくて小指も弱くてうまく音が鳴らないんですけど、どうしたらいいんでしょうか?」と単刀直入に質問してみたところ、「負担の大きい弾き方をしているといくら力を入れてもキレイには鳴ってくれないの。良いポジションを確実に押さえる為に、小指と薬指を2本セットにして押さえる方法を試してみて。」というアドバイスをいただきました。
それを聞いた瞬間私は、
パラパラパラパラ・・・と、目からウロコが落ちまくりました。
ほーーーーーそんなことしていいの!?
ベースって各フレットに左手の人差し指・中指・薬指・小指って1本ずつ置きなさいみたいなこと言われて、しかもフレットとフレットの間すんごい広いから、薬指と小指を思っ切り開くんだけど「わ。」って自分でビックリするぐらい小指は短いわ全然届かないわで、後ろで支えてる親指も「痛、痛、痛い。」ってなってすんごいキツくて、そんでもそれこそがベースってやつだから頑張れって楽器じゃないの?(長い!)

早速家に帰って試してみたところ、まぁラクなこと!小指1本で鳴らなかった音が鳴っている!
人差し指、中指、薬指&小指になるので、指が1本少なくなったようで損したみたいにも思えますが、この運指を前提にしたスケール練習とかをきっちりやって慣れていけば、よりスムーズに動けるようになってキレイに音が鳴って、且つ見た目にも美しいフォームを手に入れられちゃうんじゃないの?
きっとそういうのを極めている人がいるに違いないと考えた私は、早速、You tubeで
「手が小さい ベース 弾き方」とかで検索してみました。

それでヒットしたのがこちら。
ベーシスト山田直子さんの教則DVD
「手が小さくても指板上を縦横無尽に動けるベースの弾き方」についての紹介動画です。
https://youtu.be/u2dqc1mgePo

You tubeには色んな人の教則ビデオがあがってますが、冒頭で流れる講師による模範演奏であまりグッとくることがなかったんですが、この方はなんかホントに「上手いっ」って感じするし、プレベの音もカッコイイじゃないですか。そして何より手の動きが美しい。
これよ~これこれ~!私の求めていたものは~!

早速Amazonで購入しました。ライブが一本終わってやっと一段落したので、
手の小ささを克服すべく、DVDで紹介されている運指トレーニングを実践しております。
しかし、なかなか一朝一夕ではマスターできないですね。やっぱり人差し指を素早く移動させるのが難しいし、時々「ん!?」と手と頭がバラバラになります。
でもこれをとにかくやっていけば、いつか本当に縦横無尽に指板上を動く美しいベースが弾けるようになる日が来るはず!と、奮闘しております。

とりあえず3年後ぐらいに、私のベースの指使いを見てみて下さい(笑)



2016年6月17日金曜日

ヨニンミマンband EGGライブダイジェスト

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。
意地でもこの挨拶で始めるかという感じですが(笑)

先日のヨニンミマンで出演したEGGでのライブ映像のダイジェスト版を作りました。
3曲をかいつまんで。

せっかくなので、ここはかけるドラムをフィーチャーすべく、2曲目の「ないものねだりの日々」を長めにしときました。特にサビ前のフィルインと、間奏のドラムさばきに注目でございます。

あと、今回クズヤさんにコーラスを入れてもらったことで、グッと曲の完成度が上がった気がします。コーラスって大事だね。実際ライブで楽器弾きながらハモリのコーラスを入れるというのは大変だと思うんですが、急にお願いしたにもかかわらずすごい練習もしてくれて、非常に助かりました。
これからもどんどん頼んじゃう。ふふっ(完全に味をしめた)

ちなみに、冒頭に出てくる画像ですけど、ヨニンミマンはずっとロゴも何もなかったんですが、
以前に彫った消しゴムハンコに「ヨニンミマン」って字を足しただけなんですけども、
これからヨニンミマンの何かを作る時には、ちょくちょく登場させようかと思ってます。
名前は無いんですが、まぁ、“たそがれわんこ”とでも言っておきましょうかね。
早速ヨニンミマンbandでLineのグループを作ったので、そのアイコンに使っときました。

あ、また話が手芸関係の話にそれていきそうな予感がするので、このへんで。

ヨニンミマンband EGGダイジェスト
https://youtu.be/bHECcoFEZFE

2016年6月13日月曜日

毎年恒例。EGGのライブ無事終わりました!


ヨニンミマンband


Lipps

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

昨日は6月になると毎年恒例で呼んでいただく、鈴鹿市内にあるライブハウスEGGでのイベントでした。
EGGのホームページとか見ると、その日のスケジュールのところに「音楽教室発表会」とか書かれているんですが、たしかに主催の落合先生のギターの生徒さんや元生徒さんが多く参加してはいるんですけど、実際は生徒さんだけではなくて、先生の昔からの音楽仲間とか知り合いとか、普段バンドをやりたくても機会に恵まれない方とか、あくまで先生の呼びかけで集まった音楽やりたい人達のライブって感じです。この日も総勢18組が参加しました。

今回私は、一応ドラムとカホンで何曲かお手伝いってことで、小学生のちびっこ達のバックを務めさせてもらったりしたんですが、ヨニンミマンと、Lippsという自分のバンドでも出させていただきました。

さてさて、今回ヨニンミマンは、サポートドラマー、かける君をお迎えして「ヨニンミマンband」としてがっつりバンドの形でやらせてもらいました。今までは、カホンを入れたりってことはあったんですが、私もアコギを弾いていたし、どちらかというとアンプラグドに近い感じの音でやってたんですが、今回はレコーディングした音源に近いバンドサウンドでお届けできました。
で、このかける君はそれこそがっつりドラムが上手い人なので、そりゃあもう安心って感じでしたね。

ずっと作った当初のイメージ通りのバンドアレンジでやりたかった「ないものねだりの日々」では、サビの前にドラムだけのキメのフィルインが1小節入るんですが、
私が叩くと、「トゥラッタツー・トゥラッタツー・トゥラタトンッ」て感じ。
かける君が叩くと、「ドランタツー・ドラトンタツー・ドラダドゥン」て感じ。

わっかるかなー(笑)
あれ?私だけか?このマニアックな話で楽しがってるの。

つまりかける君はずっしり重みがあるんですよ。ドラムはカラーが出るねぇ。それは使う楽器の個性だけではなくて、力の乗せ方とか、ノリの重心とか、わかんないけど、何か出るんですよ。おもしろいねぇ。

もう一つのLippsの方は、私のベースでのライブデビューとなりました。以前に披露宴の余興でベースってのは経験してたんですが、ライブってライブは初めて。まずは女子だけで和気あいあいと楽しくやれるメンバーに恵まれたことに感謝だよね。
う~ん、ベースは難しい!しかも5弦ベース持ってるとなまじ上手そうに見えちゃって出てきた時点でハードルが上がっちゃうから嫌よねー(笑)
ベースはもっと上手くなりたいな。ちなみに、先日、『手が小さくても指板上を縦横無尽に動けるベースの弾き方』って山田直子さんの教則DVDを買いました。そのうち・・・見ようと思います。

お手伝いではカホン1曲とドラムを5曲叩かせてもらったんですが、それぞれ勉強になる要素があって、例えばいかに大振りにならずにコンパクトなドラミングをするかが大事な曲とか、普段、無意識に避けてるような苦手なリズムとか、バラードのテンポ感とか、オリジナルではなかなか忘れがちなドラムの難しさ、奥の深さを実感できて、毎年やってよかったなと思うんですよね。

いやーしかし。

そろそろカナーンドッグがやりたくなってきたぞ~。
さぁて、ここらでカナーンドッグの気持ちに切り替えていきましょうかね。

あ、ところで、EGGのロビーにめちゃくちゃ人懐っこくて、ごはんとか食べてるとぺったりと寄ってくる猫がいて、何だかとってもハートウォーミングな写真が撮れたので、1枚載せときます。

 
ほほえましい・・・

2016年6月9日木曜日

新作続々。

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

カナーンドッグ、新作が続々完成しております。

 
はい。クリップとバッジです!なかなかかわいいでしょー。
 
・・・・って曲じゃないんか~い!またグッズか~い!
 
そんな強めのツッコミが聞こえてきそうですが、
 
プラバンってご存知ですか?
プラスチックの薄い板に油性マジックとかで絵を描いて、オーブントースターでチンして冷えたら固まって、あっという間にプラスチックのプレート状のアクセサリーができちゃうやつですよ。
だって手芸屋さんで見かけちゃったんですもの。おもしろそうじゃないですか。
やってみたいじゃないですか。早速材料買って帰って犬顔ですぐさま試したいじゃないですか。

 
では作業工程をざっくりと。
 

 まずは油性マジックで大きく犬顔を描いて、切り抜きます。とにかく焼きを入れると4分の1とか5分の1くらいの大きさに縮んじゃうので、手のひらサイズぐらい大きく描かないと、ホント豆粒みたいになっちゃうからご注意。


オーブントースターにくしゃくしゃにしたアルミホイルを敷いて、その上に乗っけてしばし焼きます。
するとあら不思議。みるみるうちにしゅしゅしゅ~~っと縮まって、

 
こんなに小さくなりました。しかし厚みは増しています。まだ熱い柔らかいうちにぶ厚い本とかでプレスして反りを押さえ、平らに仕上げます。冷えて固まったらブローチピンとか木製クリップをくっ付けて出来上がり。

なーんて簡単に言いましたが、実は意外と何回も失敗したりして、けっこう試行錯誤したんですけどね。

だからそんな暇あったら新曲作らんか~い!

・・・またまた強めのツッコミが聞こえてきそうですが、

だってぇ、作りたかったんだもの。鉄は熱いうちに打てですよ。
思い立ったが吉日なのです。

ただ、作った後にいつも「あ」と思うんですけど、

これって誰が欲しがるの?
ほんで誰が買うの?

これは・・・また物販コーナーに並べて満足のパターンかな。
とりあえず私はスネアケースとキックケースに付けるとします。

ちなみに、直近の予定ですが、6月12日(日)、毎年恒例のライブハウスeggでドラム叩いたりのお手伝いがあって、そこでは「ヨニンミマン」でギターボーカルと、レディ~スバンドの「LIPPS」でベース、3曲ずつやらせていただきます。

その後、カナーンドッグは7月24日(日)、新栄 デイトライブにて久々のライブの予定です。
季節に合わせて、またセットリストを組み直して臨もうと思っております。
そう言えばこの前、20代前半の子とお昼を食べていたら、黙々とスマホをいじっていたその子がいきなり「選曲、神~~~~~!」と叫んでびっくりしました。
どうやらジャニーズの誰かのライブ情報で、セットリストが公開されていたらしく、それを見て思わず大きな声が出てしまったとのこと。
いやぁ、そんなセットリストを組んでみたいものです。

まぁ、まずは今週末のegg!

ここだけの話・・・風邪気味なんですよ。

グッズ作ってる場合か~~~!

ますます強めのツッコミが聞こえてきそうなので、おとなしく寝ます。
おやすみなさい。

2016年5月17日火曜日

テクノを少々たしなんでおります。

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

先日このブログで、我が家のパソコンに音楽制作ソフトを導入したって話をしたんですけども、
それを使って、打ち込みならではのちょっとピコピコした感じのコンピューターミュージック的なのを作っちゃおうと思い立ちました。
それでやりはじめたら最初は難しかったんですが、そのうちハマってきちゃって、ついつい長時間パソコンにかじりついておりました。

や、実は学生時代エレクトーンやってた時なんかは、ドラムの打ち込みも大好きで、けっこうリズムシーケンスとか凝ったやつ組んで、音色もエディットして変な効果音みたいのとか作って、ディレイとかかけて、それを使ってテクノの曲とかよく作ってたんですよね。
まぁ、その曲を当時のエレクトーンの先生に聞かせたら、ほんのり困惑の表情で
「うん・・・えっと、そっか・・・これは・・・ひとみちゃんの感性なんだろうねぇ。。。」と、若干、あら?この子頭おかしいのかな?と思われた感はありました。

今回、初めてDTMソフトを使っての打ち込み練習曲として作ったんですが、あわよくばカナーンドッグのSE(出ばやしみたいなもんですね)として使っちゃおうかな、と目論んでたので、1分くらいの短い曲にまとめることにしました。
一応、ソフトを入れた時に、クズヤさんから軽く使い方の手ほどきをいただいたものの、やっぱり最初はわけがわからなくて、ぜんぜん思うように動いてくれず、遅々として進まなくてイラついてたんですが、なんとなく操作がわかってきてからはおもしろくなってきちゃって、気分転換にちょっと作り、また時間が空いたらちょっと作り、と、少しずつ少しずつトラックを増やして、じわじわと曲を作り込んできました。

テクノの曲作りはね、とにかくちょっとずつ音を足していくってのが醍醐味なんですよね。
最初はごく少数の音で始まって、そこに一つ、また一つと音が加わって、最後はラヴェルの『ボレロ』のようにたくさんの音がオーケストラになって重なって、みたいな足してく感じが楽しいんですよ。

さて、あらためて出来上がったものを聴いたら、あまりにもピコピコしてて、この後にカナーンドッグの曲が始まるイメージがまったく浮かびません。残念ながらSEとしてはボツです。

だけど、ちょっとまたテクノ作りに目覚めちゃったなぁ。
もちろん、カナーンドッグとかバンドの活動が主なんですけど、
「休日は、趣味でテクノを少々たしなんでおります。」
みたいなノリで今後も暇があればテクノの曲を作り足して、しれっとテクノアルバムでも作って、ジョギングの時にでも聴きながら走ろっかなーと思ってます。うしし・・・

では、そんなわけで、記念すべきパソコンの打ち込みだけで作った初の楽曲。
「モノクローム」という曲です。よろしければ試聴どうぞ。

https://youtu.be/iAqkB_bvxSs

2016年5月12日木曜日

ひたすらTシャツの話ですけど。

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

最近、またTシャツ作りに明け暮れております。

あ、あのいつも物販に並べてるカナーンドッグTシャツではなくて、違うバンドのなんですが、
カホンで参加している「アカラ マカニ」ってハワイアンのバンドがあって、今月末にイベントに出るもので、その為のTシャツなんですよ。
ハワイアンの方々って、だいたい皆さんお揃いのアロハシャツを着ているんですが、アロハってけっこうなお値段するみたいで、手頃な値段のTシャツで揃えようということになりまして、私にバンドロゴのデザインからTシャツの制作までやってほしいとの依頼が舞い込んだわけです。

ちなみにデザインに関する要望としては、
「パイナップル・ギター・ベース・ウクレレ・カホンの柄を入れてほしい」ということと、
「Tシャツ前面だけではなくて、側面にも柄を入れてほしい」
ということだったので、それを踏まえて、色々悩みつつもデザインを練り、型紙を彫りました。

 
一応、「アカラ マカニ」っていうのが、ハワイ語で「太陽と風」っていう意味らしいので、
リクエストのあったパイナップルを太陽に見立てて、そこを風が吹き抜けているようなイメージにしてあります。色は老若男女着れるように紺色地に白い柄ということになりました。
 
 
こちらは脇腹のあたりに入れる楽器隊。ストラトとかジャズベとか、実際に演奏する楽器の形に忠実にしてあります。ちょっとネックとか細かいとこは版画っぽいタッチにデフォルメしましたが。
 
さてさて、いよいよこの型紙をTシャツに当てて1枚1枚、布用絵具で柄を手染めしていきます。
 
まずは刷毛で隈なくパッティング。
 
 
そ~~っと型紙をはがします。けっこう柄が細かいので、型紙が絵具にくっ付いて「ベリッ」といっちゃわないように、慎重に、慎重に。
 
 
前面の柄が完全に乾いたら、側面も同様に染めていきます。こちらもネックの辺りが首の皮一枚状態なので、かなり緊張感あります。

 
ステンシルの型紙を彫る場合、染めずに残したいところを型紙の余白のどこかにつなげておかないと、模様が完全にスコンっと抜け落ちてしまうので、(意味わかるかな?)
例えばOの文字はCみたいに彫って、柄が途切れていてどうしても気になる部分は後から筆で書き足します。
 ウクレレはつなぎをあえて縦に数本入れることで、後から筆で書き足した時に出る微妙な色の違いがウクレレらしい縦の木目に見えるようにしました。
他、ちょっとかすれたり滲んでるところも筆で補修したりするので、本当に同じものは一つとして無いです。

 
完成品。乾くのを待ったりしながら作業するので、だいたい一日3枚くらいのペースです。
今回作ることになってるのが、私のも入れて総勢12名分。
1枚も失敗せずにすんなり納品したい!
 
みんな気に入って着てくれるかな・・・がんばって作ります!
 
ねえ、
びっくりするぐらいカナーンドッグと関係なかったでしょ。(笑)
もはやただの手芸ブログになってしまいました。

次は音楽について語る・・・かもしれませんよ。

2016年5月7日土曜日

リミックス&リマスタリング


こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。
カナーンドッグとしては次のライブが決まっていないこの時期、
新しいレコーディングに向かうべきか、やるならどういう方法でどう録るかとか、
色々と考えたり話し合ったりしていたのですが、

ひとまず、
ヤマグチ家のパソコンに、いわゆるDTMソフトってのをインストールしてみました。

え~っと、まずDTMソフトってのがどういうもんかってことすら上手く説明できない私ですが、
まぁパソコンで音楽編集する為のソフトっていうんですかね?(ざっくり過ぎます?)
難しいことがわからないので詳しく説明できないんですが、とにかく、今までMTRって録音機材を使ってそれに搭載されてる編集機能を使って、録ったものを加工し直したりバランス整えたりして最終的にCDの音源として仕上げてたんですが、今後はパソコン上で画面見ながらもっと色々効率よくスピーディに作業できるようになるはずです。

それでちょっと練習がてら、カナーンドッグ2ndのCDをリミックス・リマスタリングしてみようぜってことで、早速取り掛かっています。

そしてせっかくだからこの機会に、クズヤさんの演奏してるベースに差し替えようということになりました。実はそっちの方が大事な目的だったりします。
と言うのも、2ピースだったカナーンドッグにクズヤさんが加入して3ピースになってもうだいぶ経つんですが、ライブ会場等で配布するCDはいまだに2人時代に私がベース弾いて録った音源しかなかったりして、それはちょっと問題だなと思っていたのです。
もちろん新たに3人で一からレコーディングするのがベストではありますが、それも一朝一夕に出来上がるものではないし、とか何とか言ってる間にスタジオとか知人のお店に設置していた「ご自由にお持ちください」のCDラックはすっかり空になってしまったし、そのうちまたライブに出ることがあったらいつまでも古いCD持ってくのも変だし、でも手ぶらで行くのもどーかと思うし・・・し・・・し・・・(←残響)

そんなこんなで、クズヤさんの弾いてるベーストラックのデータを加え、とりあえず3人がそれぞれミックスして聴き比べてみました。う~む、聴き比べると、まさに三者三様。
さて、それでどうしようかってことになり、LINEのグループ通話にて緊急会議を開いた結果、
まぁ私のは完全に何もわかってない勘だけに頼ったミックスなので論外なのですが、音圧の上げ方からパンの振り方などなど、ネットでこまめに調べたり、時にはエンジニアさんにLINEで相談したりしながら色んな技を盛り込んだケイスケミックスが最も聴きやすいということで、ケイスケミックスを採用しそれを元に仕上げていこうということに決まりました。

ということで、私はミックスから御役御免になりました。
へへへ。これで私は文句言う側だもんね~。(←失言)

まず鼓動の改訂版がほぼ仕上がりつつありますが、改定前よりもクリアに、さらにパワーや疾走感が増して、もちろんベースのうねりも加わり、明らかに音質が上がっております。

でもね、1stも改定前の2ndも、自分の中では否定はしたくないんですよ。
前の方がよかったとは決して思わないですけど、前のもそれはそれで、素朴な味があってよかったと思うし、MTRだけでアナログな感じでちまちまやってた時代も、苦労したけど楽しかった思い出として大事にしておきたいな。

2nd改訂版、でき次第何らかの形でまた発信したいと思ってます。
お楽しみに!

2016年5月1日日曜日

”冷静と情熱の間”

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。
昨日は津島グランツにてライブに出演させていただきました。

こちらのハコは2回目。今回も様々なジャンルの個性的なバンドが集まり、楽しいライブでした。
見てくださった方々、対バンさん、スタッフの皆様、ありがとうございました!

私ども一応、
毎回ライブを重ねるごとによりよいものにしたいという向上心を持って臨んでいるわけですが、
今回のライブにあたっては、前回の反省点などを踏まえて、一言で表すならば
“冷静と情熱の間”をテーマとしていました。
(たしかそんなタイトルの映画ありましたよね)
えっと、ですからつまり、
ライブだからといってわーっとカーッとなってやたらとシンバル入れすぎちゃったりとか、1曲目で喉潰しちゃったりとか、そういうのやめよって(笑)
勢いがありつつも、ちゃんと細部まで気が回ってる演奏をするって感じですかねぇ。

で、結果どうだったかといいますと、いやー、なかなか難しいもんですね。
全体の出来は悪くないと思うんですが、
私はぜんぜんでした。

何しろ、ライブが始まったら尋常じゃないぐらいの汗かいちゃいまして、
スティックがつるつる滑りそうになるのを無意識的に強く握りしめてしまい、練習不足もあってか、本番中にあれよあれよと言う間に左の小指に豆ができていって、「ん?」と思っててどんどん水たまってきて「ちょっと、やだやだ・・・」と思ってたら、
終わりからから2曲目の「サブリミナル」の途中でついにバシュって潰れて「痛~!」ってなって、
・・・リズム、思いっきり狂いました。
あんなに見事にはずしたの久しぶりです。
その後、ラストの「グロウアップ」のまぁ力の入らないこと。「バーン!」と行きたいところも「とーん。」ぐらいしか行けなくて、う~ん、不完全燃焼です。

次のライブは決まってないですが、次こそ!という意気込みで頑張ります。

動画は1曲目の「鷹」です。
https://youtu.be/2lJjn56jeX8


ところで、
グランツのすぐ近所にはYOSHIZUYAっていう大きなショッピングセンターがあるんですが、
昨日たまたまリハ終わってから行ってみたら、ちょうどちびっこ向けのイベント中で、ヨシヅヤオリジナルキャラクターのヨッタンを目撃しました。


なんか、けっこうパンチありますよね。この得体の知れない感じっていうか・・・嫌いじゃないです。

このヨッタン自身のインパクトも強かったのですが、私個人的にすごい印象的だったのが、
ヨッタンの隣で会場の皆に元気よくしゃべっているお姉さんが、
「じゃあここで、ちょっとお友達に聞いてみようかな~。」と3、4歳くらいの小さい子供達にマイクを向け、
「大根のおいしい食べ方って何がある~?」
と聞いた場面です。
子供たち「・・・?」ってなってました。

会場後方から「おでん~!」って叫ぶ勇気、私にはありませんでした。

2016年4月30日土曜日

昨日のライブのこと。そんで明日もライブ。

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。
昨日は静岡 UHUにてヨニンミマンのライブでした。

まぁ今回、一足早いゴールデンウィークを利用し、ケイスケの実家に帰りがてらのライブスケジュールだったというのもあって、ベースのクズヤさんの参加はさすがに無理でしたが、静岡時代に一緒にバンドを組んでいたサカミチさんにサポートでカホンをお願いできたので、ギターボーカル(私)、ギター(ケイスケ)、カホンという3人の編成でステージに臨みました。

もちろんカホン入りのデモ音源は渡してあったのですが、実際の練習としては当日の日中1
時間ちょっとだけだったので、まとまるか不安はあったものの、さすが色んなバンドで色んな楽器で引っ張りだこの売れっ子サカミチさん、カホンはあまり経験が無いみたいなことを言ってましたが、そう言いつつもそれはもうきっちりやっていただいて、助かりました。

えっと、先ほど言ったように今回ベースレスだったわけですが、
う~ん、やっぱり、ベースが無いと寂しいね。
もともとベースのフレーズが効いてる曲だったり、ベースとリードギターが絡むのが大事な間奏とかがあるので、それが無いとちょっと物足りない感はありますが、まぁよりライトな感じになってる、とも言えるかな。

ところで、前回2年前くらいにUHUで出た時、あまりの緊張に声が震えてまともに出てないし音程もなかなか当たらず、不本意過ぎて軽くトラウマになっていたのですが(笑)、だからこそ、自分の中でわだかまりを解かないといけないという思いもありまして、この場所でもう一度リベンジはしないとと思っていたのです。
それで少ない場数ではありますが、今日までギターボーカルでも自分なりに積んで来て、あの当時に比べれば、まずまずリラックスして曲に集中はできたかな、という感じはします。
多分前回は、そもそも曲が自分のものになっていなかったんでしょうね。
前回よりは、曲を大事に育てて持ってきました、という感じは出せたかな。

だけどね、やっぱり対バンの方々の演奏を目の当たりにして、弾き語りの世界をなめてはいけない。私なんぞはまだまだだ、と。再び思い知らされました。う~ん、悔しいけども凄い。レベルが違うな。と。
あ~悔しい。

昨日のライブの様子です。こんな感じでした。よろしければ視聴どうぞ。
「かなしい歌」 ※え?走ってないよ。ライブテンポだよ(笑)

「太陽が昇ったら」 ※え?アコギが時々途切れてるって?きっと気のせいさ。
 
今日静岡から帰ってきて、明日は津島グランツでカナーンドッグのライブです。
あれ?なんか強行スケジュールっぽいですか?
いやいや、ぜんぜん。
だって昨日対バンさせていただいた、おぐま ゆきさん、2014年から全国ツアー開始で2016年には47都道府県ツアー制覇、2周目に突入で、4月だけでも東京から島根、鳥取、広島、岡山、静岡で計10回ライブ、この後は一度ホーム横浜に戻ったらすぐに関西方面へ向かうと話していました。
なんというタフさ!
話してみると穏やかで気さくな話しやすい女性でしたが(同世代だったし)、独自に開発したという9弦ギターをかき鳴らしお腹の底から思いを叫んでいるような熱唱、驚きました。

全国に色んな人がいて、個性持って音楽やっていて、偶然ライブでお互いの音楽聴く機会ができて、話をしてみたら意外に共通点が多かったり、
ライブに出ていくと、おもしろいね~。

明日もがんばります。明日って、もう今日か。
夜更かし。

2016年4月23日土曜日

孤高の天才、逝く。


こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

私事ですが、21日、誕生日だったんですよ。
37歳になって(←別に包み隠さず言っちゃいますけど)、姪っ子からかわいいお誕生日のお手紙なんてもらっちゃったりして、ずっと休んでたジョギング再開したりなんかして、なんだかんだ幸せに過ごせたことを感謝したりしながら一日を終えたわけです。

その翌日、朝早く悲報に接しました。
プリンスが亡くなったそうです。享年57歳。
まさか自分の誕生日がプリンスの命日になるとは。

ずっと前にこのブログで、中学の時にラジオから流れてきたプリンスの「Let it go」という曲を聴いて衝撃を受け、それ以来プリンスの音楽を聴くようになったと書きました。

あの何というかインパクトの強い容姿、ファッション、中性的と言いますか、卑猥と言いますか、乙女心に手に取るのを躊躇するアルバムもありましたし・・・
独特の美学、声、歌い方、好き嫌いは分かれるでしょうが、
プリンスは確かに唯一無二の天才だった。ものすごい才能の持ち主でした。

プリンスがいかに天才か、なんてことは音楽評論家や世界中のファンがいくらでも書いてるだろうから、私が今更書くこともないのですが、
なんかよく「セクシャルで過激な」とかいうふうに言われてしまいますが、意外とそういうのばっかりじゃないです。
アルバムによってもぜんぜんカラーが違って、例えば、私が高校の時に発売された3枚組のアルバム「Emancipation」では、作り込まれた曲の展開に圧倒され、私が大学卒業するくらいに発売された「The Rainbow Children」では完全に生演奏の音の実力を見せ付けられた。

とにかく、さらさらと流れるような綺麗な旋律、ハッとさせるようなユニークなアレンジ、
めっちゃくちゃかっこいい名曲がたくさんあります。

それにしても早過ぎる死です。
ソロのピアノ弾き語りツアーで公演を終えたばかりだったらしいです。
すごい、ピアノ1つで勝負してたのか。本人も、このツアーについて、「これは挑戦だ」みたいな発言をしていたみたい。

 プリンスって、カリスマだからか、あまり年齢を考えたことなかったんですが、
57歳ってことは、私の20歳上だったんだな、って。
あの時、あの曲を出した時、今の私と同じくらいだったんだ・・・とか、
これからの20年を想像してみたり。

これからきっと毎年誕生日を迎える日には、プリンスのことを思い浮かべるでしょう。

ご冥福をお祈りします。

2016年4月10日日曜日

自ずと溢れて流れ出す

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

最近、また思うのですが。

目指すライブってどんなのでしょうか。
私は、止まっていた何かを動かすような、ライブがしたいですね。

もちろん、みんなにウケそうなノリノリの曲をやればいいじゃんってことじゃないですよ。

例えば、ものすごく静かな曲でも、鳥肌が立って、何か込み上げることがありますよね。
理屈ではなく、わけも無くうわぁ~っとなるような。

う~ん、それで、また最近考えるんですが。

そういうライブって、まずは演奏者自身が、ものすごいその音楽に集中していることが必須のような気がします。
一切邪念の無い、ひたすら音に向いていて、その世界に没頭していること。
これが無茶苦茶難しい。
お客さんの顔色とか、自分の手が震えてないかとか、間違えるかもとか、この歌詞どう思われてるかなとか、今カメラにいい感じに写ってるかな?とか(笑)
そんなの1mmも気になっていない、完全に集中してる状態。

これがまた、とにかく上手ければいいってことではないんですよね。

私の大好きな歌手の白井貴子さんが、ジョン・レノンの「Love」を歌っている映像を見つけました。
https://youtu.be/RHHTEwenZGQ
このシンプルなメロディの美しさ、曲自体の力もハンパ無いと思うんですが、
歌唱力の高さはもちろん、その集中力にあらためて感服しました。
完全に曲の世界に溶け込んでいるようです。

そうそう、カナーンドッグの1分ちょいくらいの短い曲で、「ストローク」っていう曲があるんですが、

“透明になって 音に溶けて 染み込んでいって 跳ね返って 自ずと溢れて流れ出す”

という歌詞があります。
私のライブで理想とする自分の在り方です。
自分の中からごく自然に音が自ずと溢れて流れ出して、聴いている人からは感情が自ずと溢れて流れ出す。
そんなの、まだできたこと無いです。
いつかそこに達するのでしょうか。どうやったら・・・

う~ん、座禅でも組んどく?

いやいや、いくら精神統一したって、まずその曲を相当弾きこんで(歌いこんで)ない限り完全に集中できるわけないから、結局練習が大事ってことかな!

なんだよぉ~結局当たり前のこと言っちゃったじゃないの~。

2016年4月3日日曜日

まさかこんなところに

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

昨日、私たちはまたスタ練に入ってたんですが、実はいつものスタジオではなくて、
ちょっと珍しいところにあるスタジオに入ってたんですよ。

珍しいところといえば、この辺りだと、昔から牛乳屋さんとかたまご屋さんとか、副業的な感じでスタジオ・ライブハウス業を営んでるところがありまして、「ホントにここでバンドの演奏が?」という場所にあったりするんですが、最近新たにスタジオが出来たというところは、なんと、まさかのお風呂屋さんですよ。

お風呂屋さんって言ったらあなた、私共夫婦の大好物じゃないですか。
下手すりゃ週3日くらい近所の温泉に行ってますもの。

これはカナーンドッグでも是非行っとかなきゃ。ということで、今回は四日市にある天然温泉JAB内のスタジオを利用してみました。


こちらの温泉施設、けっこう大きくて、お風呂だけじゃなくてゲームコーナーがあったり、休憩スペース兼食事処みたいなところがあったりして、小さいお子ちゃまからお年寄りまで長時間のんびりゆったりとくつろげちゃう、ほのぼのとした雰囲気漂う癒し処なんですが、
こんなファミリーの憩いの場に、柄の悪いバンドマンなんて集まっちゃって大丈夫なんでしょうか?

・・・と思ったら、「入れ墨・タトゥーの入った方の入場は固くお断りします」って書いてありました。

まぁ私たちは幸い、入れ墨も入ってないので、特に問題なく受付していただきました。
階段を上がり2階の奥へ進むと、何も書いていない扉が一つありまして、何やらちょっとした隠し部屋のような雰囲気です。


「本当にこの扉の向こうにスタジオが?」と半信半疑で中へ入ると、
広い!かなり広いんです。しかも機材もすごい充実してるじゃないですか!



 
ベースアンプは最近様々なベーアンを弾き比べていたクズヤさんも興味深々だった
HARTKE HA3500C head + HARTKE HyDrive HX810 cabi、
しかも親切に「ご自由にお弾き下さい」的なベースとギターまでスタジオに置いてあるんです。
手ぶらでふらりと立ち寄ってもOKってことですね~。すごいな。
 
 
それだけじゃないですよ。なんとミラーボールまで完備。
え?カナーンドッグで必要かって?必要かどうかは別として、もちろん使いましたよ、照明落として。
せっかくですからねぇ。

というわけで2時間、いつもより若干テンション高めで、ちょいとはしゃぎながら練習し、その後は休憩スペースで軽く打ち合わせなどをしてから、クズヤさんは帰りましたが、私とケイスケはもちろんお風呂に入って帰ることに。
驚くなかれ。スタジオに入ると、無料でお風呂も入っていけるという特典付きです。
スタジオ終わりに温泉で汗を流してさっぱりして帰れるなんて、最高じゃないですか。
1時間620円でお風呂代込。
温泉好きなバンドマンにとってはこの上ないコストパフォーマンスです。

お風呂としてだけでも、露天風呂、サウナ、高温風呂っていうその名の通りちょい熱めのお風呂(けっこうこれハマる)、あと快適風呂っていう四方八方から激しい泡が出るジャグジーみたいの(これで天に召されそうになった)とか色々あって、お湯も良く、なかなか素敵です。

スタジオ&温泉をじっくり堪能し、お風呂上りにはマッサージチェアにまで座ってしまいました。

いつも同じスタジオで練習しているバンドの皆様、たまには趣向を変えてこういうスタジオも経験してみてはいかがですか?

「天然温泉JAB」
http://www.jab53.com/institution.html