2016年4月23日土曜日

孤高の天才、逝く。


こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

私事ですが、21日、誕生日だったんですよ。
37歳になって(←別に包み隠さず言っちゃいますけど)、姪っ子からかわいいお誕生日のお手紙なんてもらっちゃったりして、ずっと休んでたジョギング再開したりなんかして、なんだかんだ幸せに過ごせたことを感謝したりしながら一日を終えたわけです。

その翌日、朝早く悲報に接しました。
プリンスが亡くなったそうです。享年57歳。
まさか自分の誕生日がプリンスの命日になるとは。

ずっと前にこのブログで、中学の時にラジオから流れてきたプリンスの「Let it go」という曲を聴いて衝撃を受け、それ以来プリンスの音楽を聴くようになったと書きました。

あの何というかインパクトの強い容姿、ファッション、中性的と言いますか、卑猥と言いますか、乙女心に手に取るのを躊躇するアルバムもありましたし・・・
独特の美学、声、歌い方、好き嫌いは分かれるでしょうが、
プリンスは確かに唯一無二の天才だった。ものすごい才能の持ち主でした。

プリンスがいかに天才か、なんてことは音楽評論家や世界中のファンがいくらでも書いてるだろうから、私が今更書くこともないのですが、
なんかよく「セクシャルで過激な」とかいうふうに言われてしまいますが、意外とそういうのばっかりじゃないです。
アルバムによってもぜんぜんカラーが違って、例えば、私が高校の時に発売された3枚組のアルバム「Emancipation」では、作り込まれた曲の展開に圧倒され、私が大学卒業するくらいに発売された「The Rainbow Children」では完全に生演奏の音の実力を見せ付けられた。

とにかく、さらさらと流れるような綺麗な旋律、ハッとさせるようなユニークなアレンジ、
めっちゃくちゃかっこいい名曲がたくさんあります。

それにしても早過ぎる死です。
ソロのピアノ弾き語りツアーで公演を終えたばかりだったらしいです。
すごい、ピアノ1つで勝負してたのか。本人も、このツアーについて、「これは挑戦だ」みたいな発言をしていたみたい。

 プリンスって、カリスマだからか、あまり年齢を考えたことなかったんですが、
57歳ってことは、私の20歳上だったんだな、って。
あの時、あの曲を出した時、今の私と同じくらいだったんだ・・・とか、
これからの20年を想像してみたり。

これからきっと毎年誕生日を迎える日には、プリンスのことを思い浮かべるでしょう。

ご冥福をお祈りします。