2016年10月13日木曜日

素直じゃないもので

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

わたくし、基本的に性格がひん曲がっておりまして、(なんちゅう出だしや)
よくライブで、「みんな手拍子~~!」とか「もっと前来て~~!」とかあおられると、
「え、大丈夫です。」みたいな感じで逆にちょっと引いてしまうんですよね。
ノリが悪くて大変申し訳ありません。

私の場合、外からはノリノリに見えなくとも、頭の中ではめっちゃ感動していて、心は躍り出していることだって多々あります。
や、手拍子することもあるし、前にグイグイ出て行って見ることはもちろんありますよ。イエ~イと手を上げることだって、あるにはありますよ。自らね。
でも、なんか言われたからみんな「せーの」で揃ってそうしましたみたいのが、どうも・・・

たまにMCの途中で「拍手っ!」とか完全に言っちゃってる方を見かけるのですが、
そもそも拍手は要求するものではない気もします。
「イェ~」も自然に出ちゃったみたいのが、理想ではありますね。

あと、
「みんな大きい声出して!盛り上がってこうぜ~!」
「わ~パチパチ」

耳の後ろに手を添えて「足りないよ~?もっと大きくぅ~!」
「わわ~パチパチ(大きめ)」

「まだまだ、ぜんぜん足りな~い!もっともっと!もっと大きな声で~!」
「わわわ~バチバチ(さらに大きめ)」

のように、やっても重ねがさね要求される場合がありますでしょ。
あれが、けっこう辛いんです(笑)
壁際で石のようになってそのうち壁と同化してしまいそうです。

1回テレビで放送されてたプロの人の野外フェスかなんかの映像で、
ボーカルの人が客席の拍手と歓声を何度かあおった後、
「はんっ。やめだやめだ。今日の客ノリ悪いや。帰ろうぜ。」とか言って、いったんバンドメンバー全員ステージから袖にはけて、
「え~~!やだーーー!」とか客席が悲鳴を上げて最大級の拍手を必死で送ったところ、
「待ってました~!それそれ~!」みたいな感じでステージに戻ってきて大いに盛り上がっていた光景を見て、私は・・・気が遠くなりました。

あ、すいません、会場をより盛り上げる為に、皆さん演出を工夫して、あえてやっていることだと思いますので、あまり批判してはいけないですよね。私自身が苦手っていうだけでして。

あ!!
しかも今思い出したんですが、以前にカナーンドッグで野外出た時に、「ロスト」っていう曲のサビで、“Hey!”というのが24回出てくるんですが、演奏前に「みなさんも一緒にHey!を忘れなければ14、5回言ってみて下さい。」と何とも中途半端に遠慮がちに要求したことがありました。(恥辱)

そうなってくると、ただ単にやっぱり私が素直じゃないだけのことですね。
そして、ステージからのリクエストに応えて声を出し、手拍子や拍手を送ってくれるお客さんの協力姿勢、そして驚異的な素直さに、まずは敬意を払い、それこそ拍手を送らなければいけないです。

それと、根本的なことですが、
結局は、何言ったって、会場の空気が一変するような演奏ができるかどうかなんですよね。

それが一筋縄ではいかなくて、難しいんだよぅ!

レコーディングも控えていて色々準備中ですが、その前に、
10月16日(日)は津島グランツで18:00~のライブに、カナーンドッグで出演します。
【出演】
・Trio-de-Guess
・Canaan Dog
・五十嵐浩司
・二村ユーリ

前にヨニンミマンとしてライブ出た時に対バンさせてもらった弾き語りの二村君とも、またご一緒させてもらいます。
カナーンドッグとしては初めての対バンかな。
カナーンドッグは3番目で19:15頃から出演予定です。

4組、異色の組み合わせ?のようで面白いライブになりそうです。
楽しみです。