2016年10月18日火曜日

自分達を知る

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。
16日(日)は津島グランツにてカナーンドッグ ライブに出演させていただきました。

いつものようにライブの様子をダイジェストにまとめましたので、よかったらご覧あれ。
https://youtu.be/x2TGvCjU4Qk


セットリストは毎度おなじみの曲に加え、新曲「ギター」初披露でした。この曲は初のベース クズヤさんメインボーカルに起用ということで、また今までになかった味が出ております。
この「ギター」という曲のデモを初めてクズヤさんに送った時、クズヤさんからもらった感想は
「かなり男前な曲ですね」でした。
その後、超渋い高倉健さんの画像が送られてきまして、それ以来私は、魂は高倉健さんのように男らしくなったつもりでドラムを叩いております。押忍。

ギターって、楽器の中でも象徴的な感じがするんで「ギター」というタイトルにしたんですが。
実際はドラムでもベースでも歌でも何でも言えることなんですけど、
バンドを今やってる人に、よくよくお話しを聞いてみると、忙しかったり、体壊しちゃったり、家庭の事情とかで楽器がまったく触れなかった長いブランク期間を経ている人がけっこういます。
もちろん、完全に楽器を手放したり、しまい込んでそれっきりの人もたくさんいると思います。

でも後に何らかの形で音楽に戻って来る人は、多分ですけど、まったく楽器に触っていなかった時期も、どっか心の奥底に、捨てきれずに楽器を持ち続けていた人なんじゃないかと、思うんです。心の片隅でね。根がミュージシャンの人っていうか。プロとかじゃなくて趣味でもね。
本人は長年音楽と無縁の場所に生きてすっかり音楽を忘れ去っていたように見えても、ただその人の中のどこかに音楽があり続けたなら、またいつか気付けば一緒にいました、みたいな感じで再び音楽に向かう時が来るような気がするんです。
そんなこんなを、男性ボーカルで歌うイメージで書いたら、なんかすごい男前な曲になってしまったんですね。自分、不器用なもんですから・・・。


ところで、
今回のライブでお会いした対バンの方々は、以前ヨニンミマンで対バンさせてもらった二村ユーリさんと、弾き語りの五十嵐浩司さんと、うちと同じく3ピースバンドのTrio-de-Guessさんは初めてご一緒しました。
私はうまいことレビューができないものですから、一言。
この3組のライブは、一度見に行った方がいいよ。
MCの常套句じゃないけども、「この機会に名前だけでも憶えて下さい。」
どこかのライブハウスのスケジュールとかイベントのフライヤーで名前を見かけたら、見に行った方がいいよ。ツイッターとかチェックした方がいいよ。

私、どういうバンドでどんな音楽で、どこがどう良かったかを説明しようとすると、どうしても何かエラそうな言い方になってしまいそうだし、感じ方は人それぞれなので、とにかく私は一見の価値ありと思ったとだけ言わせてもらいます。

どういうバンドかって、説明するの難しいですよね。
カナーンドッグも、よく「どういう音楽やってるんですか?」と聞かれるんですが、そういう時どう説明するのが適切か考えちゃいます。オリジナルをやってますからねぇ。
メンバー各人聴いて育った音楽もけっこうバラバラだし、コピーじゃないから例えば何に似てるとか言うの迷うしねぇ。
昔は、「ゆるめの、暗めの、激しめ」とか言ってたりしたんですが、なんかそうとも言い切れない気もするし・・・。
でも、ライブ見てもらったりCD聴いてもらって色んな人からいただいた感想で、自分達のことをあらためて知る、みたいなこともありますね。

例えばCanaan Dogのことを紹介していただく時、
ライブハウスの方から「シンプルながら心にガツンと響くギターロック」なんて言っていただいたり、
今回Trio-de-Guessさんから「ざらついたロックンロール」と表現いただいたり。ほぉ、そういう表現になるのかぁ、と。うふふ・・・なんかキャッチコピーみたいでカッコよさげだし。

ちなみに、既存のバンドで「曲が~みたいな印象を受けました」とかで、言われたことがあるのは、ACIDMAN、bloodthirsty butchers、ブランキージェットシティ、THEE MICHELLE GUN EREPHANTとかかな。
確かにどれも好きなバンドだから悪い気はしないですね。

あと、ライブもそうだけど、レコーディングするとまた自分達のことがわかりますよね。
今11月半ばからのレコーディング本番に向けて、仮の音源を自分達で録って作っていて、
メンバーとどういう音に仕上げるか、みたいな話し合いを重ねているんですが、その時に、
あのバンドのあのアルバムのあの曲のようなテイストにしたいよね、とか。
そういうので、また自分達の方向性を確認するきっかけにもなっています。

カナーンドッグ始めた当初は、探り探りだったってのもあるんだけど、自分達がどんな音楽をやりたいのか、どんな音が合うのかとか、あんまりわからずにやっていたけど、
だんだん自分達のことを知ることができてきてるな、と思う、今日この頃です。

しばらくはライブはお休み。レコーディングにかかります。
またご報告しますね。