2016年9月16日金曜日

衝撃の事実発覚。

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

私は基本、雑誌の終わりの方にチラっと載ってる占いとか、朝の占いカウントダウンとか、見ないようにしています。だって何か不吉なことが書いてあったら多少なりとも意識しちゃうじゃないですか。それで回避するどころか逆に自らそんな状況を呼び寄せてしまいそうで。

にもかかわらず、ある日何気なく手に取ったある占いの本で、簡単な計算から割り出して当てはまった分類で、その人の人となりや人間関係のパターンとか、仕事や家庭の傾向、相性なんかを細かく解説されているものがありまして、ちょっと読んだところ、「わ、完全に当たってるやん。」とはまってしまい、家族はもちろん、とりあえず生年月日のわかる色んな人の分まで勝手に見ては「やっぱり!わかる、わかる。」と大変盛り上がっておりました。

例えば私なんて、
「子供のおもちゃを手作りするなど、器用に創意工夫する」とか、「どんな場面でもものおじしないように見えますが、実は神経質で心配性、しなくていい取り越し苦労が生じやすい」とか。確かによく姪っ子のシルバニアファミリーの家具を作ってあげたりしてるし、我ながら心配性なのは自認するところです。

で、もちろんカナーンドッグメンバーの分も見てみたら、ケイスケは、
「決めたことは世間の評判を気にせず一途に貫く」とか、「恩を受けたらかならず返さなきゃと思っている義理堅いまっすぐな人。ただ、自分の世界にズカズカ踏み込まれるのは我慢できない」なんて、なるほど、見てるとそういうとこあるよね。

クズヤさんは、
「風貌も雰囲気も、どこかみんなと違うオーラを発していて、初対面から興味を惹かれる人も多いが、シャイなため、初めは付き合いにくそうと誤解を受けるかも。でも本当は人間味に溢れ、独特のユーモアを持っていて、理解されるのに時間がかかるだけ。いったん打ち解けると、困っている人を放っておけない世話焼きの顔も。」とか書いてあって、そうそう、そんな感じあるね~。

それで、それを基にした2016年版の月ごとのアドバイス的なのもあって、けっこう書いてあることを頼りにもしていたのです。7月~8月の災難の時期も、「まずは心も環境も整理整頓することが大事で、考えると暗い気持ちになる案件は、いったん距離を置いた方がよい。でもそれは「逃げ」とは違います。」のように書いてあって、ずいぶん気持ち的に救われたもんです。

とにかく言い回しがまるで胡散臭くなく絶妙に的を射た感じになっていて、「なるほど」と納得させられてしまう説得力があるもので、これはいっちょ一冊職場に持って行って昼休みにも一盛り上がりしてみようかと、もう一度始めからじっくりと計算方法を読み直してみたのです。

そ、し、た、ら・・・

あら!?
これ、計算方法間違ってる・・・
ちゃんと正しい計算でやり直してみたら・・・ぜんぜん違う分類になる~~!!
えーーー!!

なんと衝撃の事実発覚。
そもそもの計算が違っていて、まったく違うページを読んで、当たってる、当たってると騒いでいたのです。

しかし、ここまで当たるかね?間違った計算で割り出した分類の方が、むしろ当たってるんじゃないの?と、あらためて正しい方で見て見ましたら・・・

う、うん。これはこれで、当たってる気もする。というより、はずれてると言い難い。ガクッ

何なんでしょうか。やっぱり人間、どっか無意識的に「こう思われたい」とか「これは自分しかわかっていないはず」とか、そういうことをまんべんなく指摘されると、「そうなの~~!すごい、なんでわかったの?」ってなっちゃうんでしょうか。

まぁ、べつにこんなのインチキだ!とか怒ってるわけじゃないんですが、やっぱり、しょせん私なんていい加減なもんだよな、と。信じる者は救われる、なんて言いますが、結局は証拠のない、証明しようのない世界だから、これをあまり頼り過ぎるのはよくないぞと反省したのでした。

今どうあるかが全てで、どう過ごすかが全てで、人間関係も、自分がどう受け取って、相手にどう伝えるか。それはいくらカテゴライズされても、その時々によって変化するし、説明しきれるもんじゃないのかもしれない。
だいたい、全人類、生まれた時からおおよそ「こんな奴でしょう」ってパターンが決まっていて、それでその年、その月、どんな日々を過ごすのかもだいたい決まっちゃってるなんて、考えてみたらちょっとつまらないじゃないですか。
や、統計学のようなもんなのかもしれないけど、しかもそのおかげで一時期確かに気持ちがラクになったこともあったのは事実ですが。

だけどやっぱり、悪いことが書かれていたら信じたくない、もしくは何とか否定したい、いいことが書いてあったらやっぱりそうだと言いたい、みたいの、何かやっぱり、結局自分の勝手な思い込み次第だなって。

結局、私は誰からも分類されない、決めつけられない、誰も解明できない突然変異の得体の知れない奴、と思うことにして、占いとは距離をおこうと思い至ったのでした。