2016年9月20日火曜日

大人のレディースバンド。


こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

9月18日、名古屋ボトムラインにて、約30年ぶりに復活したというイベント、わんわんフェスティバルが開催され、私は今回ベースで参加しているLippsというレディースバンドで出演させてもらいました。

ボトムラインという場所、もちろん名前は聞いたことがあったんですが、実際に行くのは初めてで、とにかく600人規模の大きな会場だということで相当やりづらいところだと聞いていたもので、内心ビクビクしてました。
でも実際に会場に着いてみると、想像してたようなだだっ広いホールって感じではなくて、客席の作りとかもすごく雰囲気の良いかっこいいライブハウスって感じで、だけど照明や音響はちょっとそのへんのライブハウスよりもさすがに本格的で、緊張よりも胸がときめく感じがありました。
たしかに、ここでプロのライブを見たことのある人は特に、こんなところで自分も演奏できるなら、たとえ持ち時間が少なくたって出てみたいと思うかもしれません。

出演バンドは私達含め12組。名古屋で行われたイベントのわりに、三重からも結構参加していて、以前に対バンしたことのあるEvery Day Of Despairさんとか、sheep twarpさんも一緒だったし、会場のお客さんもすごく温かい拍手や声援を送ってくれたんで、それほどアウェイ感を感じることもなかったし、リラックスして思い切ってできました。

出演バンドの方々の演奏ももちろん客席で見せてもらいましたが、それぞれが特別な音を出しに来ている、という気持ちが伝わってきました。
ベテランの方は長年経験積んで来てるからこそ出せるオーラがあったし、若い人も自分達の世界を表現し切ろうという気合がすごくて、めっちゃくちゃかっこよかった。

私は、出るまではプレッシャーから弱音を吐いたりしていたもんですが、まぁ実際、ミスも多かったし反省も多いですが、それでも、結果、出てよかったんだと思います。
一番は、自分のバンドのメンバーが躍動しまくって光ってる姿を見て感動したからです。

冒頭でも言いましたが、私達4人はメンバー全員女性で、私が一番年下の“大人のレディースバンド”なわけですが(司会の人にそう紹介された)、人生の色んなことを乗り越えてきて、こんなにも音楽がずーっと好きで、ずーっとバンドやりたかった人達が集まったことは驚きです。
ただちょっと楽器弾けますよとか、歌いますよ、とかじゃなくて、ガッツリと、心底、好きな人達なんです。根がバンドマン。テクニックどうこうじゃなくて、その人ならではの、かっこいい音を出せる人達です。そういう人が一カ所に集まって一緒に音楽やってるってのは、感慨深いですね。

その後、打ち上げに行ったり、動画を見て色々反省したり、そういう中でまたメンバーに励まされたりして、あぁ、すごい大人のレディースバンドだなぁと、信頼感がさらにアップしました。

次のライブなどは未定ですが、色々なつながりも多かったり、音楽関係の仲間も多い人たちなので、また徐々に決まってくると思われます。

さーーーーて、
大きな山を一つ越えました。

次は、カナーンドッグです。10月16日(日)グランツです。

私は、ご存じの通り、ドラムだけとか、ベースだけとか、どれか一筋ではなく、欲張って色々なものに手を出しています。
心と体は一つしかないので、時々、中途半端になってやしないかと、本当に最善を尽くせているのか、不安になることがあります。
だけど、Lippsメンバーから貰った言葉で、自分自身救われたのが、「すべて音楽だし、たとえ音楽以外のものでも、その人を構成する1部だから、いい経験はすべて繋がっているから、悩んでも苦行のようでも、楽しんでいこうよ。」と。
糧にして、謙虚に、もう一歩進んでいきます。