2016年5月12日木曜日

ひたすらTシャツの話ですけど。

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

最近、またTシャツ作りに明け暮れております。

あ、あのいつも物販に並べてるカナーンドッグTシャツではなくて、違うバンドのなんですが、
カホンで参加している「アカラ マカニ」ってハワイアンのバンドがあって、今月末にイベントに出るもので、その為のTシャツなんですよ。
ハワイアンの方々って、だいたい皆さんお揃いのアロハシャツを着ているんですが、アロハってけっこうなお値段するみたいで、手頃な値段のTシャツで揃えようということになりまして、私にバンドロゴのデザインからTシャツの制作までやってほしいとの依頼が舞い込んだわけです。

ちなみにデザインに関する要望としては、
「パイナップル・ギター・ベース・ウクレレ・カホンの柄を入れてほしい」ということと、
「Tシャツ前面だけではなくて、側面にも柄を入れてほしい」
ということだったので、それを踏まえて、色々悩みつつもデザインを練り、型紙を彫りました。

 
一応、「アカラ マカニ」っていうのが、ハワイ語で「太陽と風」っていう意味らしいので、
リクエストのあったパイナップルを太陽に見立てて、そこを風が吹き抜けているようなイメージにしてあります。色は老若男女着れるように紺色地に白い柄ということになりました。
 
 
こちらは脇腹のあたりに入れる楽器隊。ストラトとかジャズベとか、実際に演奏する楽器の形に忠実にしてあります。ちょっとネックとか細かいとこは版画っぽいタッチにデフォルメしましたが。
 
さてさて、いよいよこの型紙をTシャツに当てて1枚1枚、布用絵具で柄を手染めしていきます。
 
まずは刷毛で隈なくパッティング。
 
 
そ~~っと型紙をはがします。けっこう柄が細かいので、型紙が絵具にくっ付いて「ベリッ」といっちゃわないように、慎重に、慎重に。
 
 
前面の柄が完全に乾いたら、側面も同様に染めていきます。こちらもネックの辺りが首の皮一枚状態なので、かなり緊張感あります。

 
ステンシルの型紙を彫る場合、染めずに残したいところを型紙の余白のどこかにつなげておかないと、模様が完全にスコンっと抜け落ちてしまうので、(意味わかるかな?)
例えばOの文字はCみたいに彫って、柄が途切れていてどうしても気になる部分は後から筆で書き足します。
 ウクレレはつなぎをあえて縦に数本入れることで、後から筆で書き足した時に出る微妙な色の違いがウクレレらしい縦の木目に見えるようにしました。
他、ちょっとかすれたり滲んでるところも筆で補修したりするので、本当に同じものは一つとして無いです。

 
完成品。乾くのを待ったりしながら作業するので、だいたい一日3枚くらいのペースです。
今回作ることになってるのが、私のも入れて総勢12名分。
1枚も失敗せずにすんなり納品したい!
 
みんな気に入って着てくれるかな・・・がんばって作ります!
 
ねえ、
びっくりするぐらいカナーンドッグと関係なかったでしょ。(笑)
もはやただの手芸ブログになってしまいました。

次は音楽について語る・・・かもしれませんよ。