2016年11月22日火曜日

3rdレコーディング まずはドラムとベース録り!


こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

カナーンドッグの新しい3曲入りCD「Canaan Dog 3rd」のレコーディング本番がついに始まりました。
まずリズム隊、ドラムとベースの録音からスタートです。

今回、カナーンドッグとしては初めて、録音段階からエンジニアさんに付いていただき、ミックス・マスタリングまで一通りお願いしています。

エンジニアは以前にヨニンミマンの「太陽が昇ったら」という曲でもお世話になった青木さんです。
その時の音源が完全に納得いく仕上がりでしたので、今回カナーンドッグの方でもお願いしました。
信頼できるエンジニアさんが近くにいてくれるっていうのは心強いものです。

これまでのカナーンドッグCDとは一味違った音質になりそうですね。

さて、四日市のスタジオエチュードで、いよいよレコーディング開始です。

録音には色々な順序ややり方があると思いますが、私達はまず、ドラムとベースを同時録音するという方法を取りました。
理由は、まぁ単純に時間の短縮になるというのもありますが、やっぱりドラムとベースはお互い呼吸を合わせながら同時に弾くのがいいかなってことで、そうしました。

もちろん先にドラムを録っておいて、それに合わせてベースを弾いてもいいんですが、例えばクリック通りの速度ではないリタルダンド気味のところで、私がゆっくりと振りかぶってシンバルを入れる時のタイミングとか、バスドラを踏んだ時の打面の揺れとか、そういうのは動きを目で見ながら、後は実際にその場で演奏している振動を感じながら合わせた方が、より息が合いやすいですからね。

ちなみに録音時は、ギターとか歌のガイドは後ろで流さず、正確なテンポを示すクリック音、そしてベース・ドラムの互いの音のみが聞こえている状態でやりました。
ガイドを再生しながらだと、どうしてもそればっかり聞いちゃって、ガイドに合わせた演奏になって、ドラムとベースのガッチリ感が損なわれてしまいそうなので、あえてガイド無しで行きました。

ただ、ガイド無しだと、曲の展開が見えづらいので結構大変ですね。私の場合、意外とベースだけじゃなく、歌と呼応したようなリズムを入れていたり、ギターの動きに合わせてシンバルを一発だけ入れてるところがあったり、そういうのが随所にあったので、それらをガイド聞かないでも忘れずに入れないといけないってのは苦労しました。
あとはベースのみの音源だと、抑揚をどう付けるかっていうのもわかりづらくなるので、ドラミングがちょっと淡々としちゃうっていうか、ここでバーンと行きますみたいのが出しにくい。

だからレコーディングに向けては一応普段とは違う練習をしました。
ドラムの練習としては、まず普通に全パートの入ったプリプロに合わせて叩いて、次にクリック音とベースとドラムが入った音源に合わせて、その後にクリックとベースのみ入った音源に合わせて、と3段階で練習してました。それを繰り返して、ドラムパターンとかフィルを確かめていきました。

まぁ・・・充分発揮できたかどうかはわからないですが、まぁまぁ、自分なりには準備して臨んだつもりです。

さて、実際のレコーディングは、まずセッティングと、ヘッドホンから流すクリックと楽器の音量調整とかでけっこう時間がかかって、開始は遅めだったんですが、録り始めてしまえばそんなにドハマりすることもなく、メンタルもさほど消耗せず、わりと余裕を持って予定時間内(3曲合わせて5時間半くらいかな)で録り終えました。

言わなきゃわかんないことかもしれませんが・・・自ら暴露しますと、リズムとか叩き方が甘くてどーーしても気になる数箇所は、ほんの少し整えてもらいました。
他の多少マシなテイクからそのフィルインだけ移植したり、タムの1音だけちょっっと後にずらしてもらったり。
あぁもう、まったくバカ正直だなぁ私ったら。
リズムマシンのように正確にはなれないし、ちょっとくらいよれてる方が人間味があっていいのかもしれませんが、力んだりしてビミョーに打ち損じてるところは、どうしても聴き直すと気になっちゃって。
そこはもう、意地を張らずに素直に「すいません、お願いします。」ってことでテクノロジーに頼りました。
そしたら速攻整ったから、もう、何て言うか、ありがとうございます(笑)

次回はケイスケのギターと歌録り中心になります。
とにかく私個人的には、これでひとまず大仕事を終えたって感じです。まぁ、まだ歌録りとかコーラス録りとかあるんだけど、まずはね。

完成に向かって大きく一歩近づいたかな。

また中間報告させてもらいますね。