2016年4月10日日曜日

自ずと溢れて流れ出す

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

最近、また思うのですが。

目指すライブってどんなのでしょうか。
私は、止まっていた何かを動かすような、ライブがしたいですね。

もちろん、みんなにウケそうなノリノリの曲をやればいいじゃんってことじゃないですよ。

例えば、ものすごく静かな曲でも、鳥肌が立って、何か込み上げることがありますよね。
理屈ではなく、わけも無くうわぁ~っとなるような。

う~ん、それで、また最近考えるんですが。

そういうライブって、まずは演奏者自身が、ものすごいその音楽に集中していることが必須のような気がします。
一切邪念の無い、ひたすら音に向いていて、その世界に没頭していること。
これが無茶苦茶難しい。
お客さんの顔色とか、自分の手が震えてないかとか、間違えるかもとか、この歌詞どう思われてるかなとか、今カメラにいい感じに写ってるかな?とか(笑)
そんなの1mmも気になっていない、完全に集中してる状態。

これがまた、とにかく上手ければいいってことではないんですよね。

私の大好きな歌手の白井貴子さんが、ジョン・レノンの「Love」を歌っている映像を見つけました。
https://youtu.be/RHHTEwenZGQ
このシンプルなメロディの美しさ、曲自体の力もハンパ無いと思うんですが、
歌唱力の高さはもちろん、その集中力にあらためて感服しました。
完全に曲の世界に溶け込んでいるようです。

そうそう、カナーンドッグの1分ちょいくらいの短い曲で、「ストローク」っていう曲があるんですが、

“透明になって 音に溶けて 染み込んでいって 跳ね返って 自ずと溢れて流れ出す”

という歌詞があります。
私のライブで理想とする自分の在り方です。
自分の中からごく自然に音が自ずと溢れて流れ出して、聴いている人からは感情が自ずと溢れて流れ出す。
そんなの、まだできたこと無いです。
いつかそこに達するのでしょうか。どうやったら・・・

う~ん、座禅でも組んどく?

いやいや、いくら精神統一したって、まずその曲を相当弾きこんで(歌いこんで)ない限り完全に集中できるわけないから、結局練習が大事ってことかな!

なんだよぉ~結局当たり前のこと言っちゃったじゃないの~。