こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。
https://youtu.be/sIvZBOp8nFw
昨日は名古屋 新栄 ライブハウス SIX-DOGにてライブでした。
前回はケイスケと私の2ピースで挑んだライブでしたが、今回はベースのクズヤさんが加入して初の3ピースでの出演でした。前回に引き続き今回も見に来てくれた大学時代の先輩も、ベースが入って良くなった、と言っていただき、帰りにオリジナル手ぬぐいまで買って行ってくれました。
優しい先輩を持って幸せでございます。
昔から「ライブハウスには魔物が住んでいる」なんて事を言いますが・・・
まずリハで急いでセッティングしてる時に、ちょっとタムの位置を変えようかとタムホルダーに手を伸ばしたら、なんか鋭いものに当たってプスッってなって「痛っ」つって
見たら右手の人差し指がサクッと切れて血出てました。
何かバリのような部分があったのか、尖ったとこがあったのか?どこで切ったのかわからなくて
そーっとタムホルダーの辺りを触って見たりしたのですが、それらしいものは無いし。
かまいたちか!?
まさかお手製の手ぬぐいで血をぬぐうことになるとは。
とにかく痛いとかよりも血がけっこう出てることに驚いちゃって、セッティングが多少雑になりましたが、
PAさんに絆創膏をもらってリハも本番もまぁ一応終えました。
・・・あれは何だったんでしょうか?
リハで流血したのは初めてです。そこから呪いは始まっていたのでしょうか・・・
本番はおおむね順調で、9割方何事も無く進んでいたのですが、最後の曲「グロウアップ」の残り1分でまさかの事故が。
ギターボーカル、ケイスケの様子がどうもおかしい。
どうやら最後の1分間のコード進行が全て吹き飛び、まったくの空白状態になったらしいのです。
それでも必死で思い出そうとコードを押さえるものの、焦れば焦るほど完全に迷子になって、迷子になったまま曲が終わったようです・・・。
お客さんは原曲を知らないので、かなりアバンギャルドな締めくくりの曲と受け取ったようですが、
本人は最後の1分の出来事に打ちのめされ、その後もしばらく引きずってました。
だけど、これも考えようなんですが、
これも何かの教訓なのではないか、と。
普段では考えられないようなミスをしちゃうリスクは誰にでもあるわけで、それをトラウマにしてしまっては、魔物の思うつぼ。
失敗を教訓にプラスに考えていければ、絶対無駄にはならないと思うので。
決してミスをしないように、ということばかり考えるよりはむしろ、こういうのっぴきならないことが起きた時に開き直れるハートを育てることが大事かなと思うんですよね。
その後ケイスケ自身も色んなバンドマンに今回の出来事を話すと、
「ライブをやってればそういうことはあるから、そのままドヤ顔で弾いてやればいいじゃん。」とか、
「機材トラブルのように見せかけてギターのボリュームを絞っちゃえ」とか、
けっこう前向きな(?)アドバイスをもらい、元気を取り戻していきました。
ライブハウスには魔物が住んでいる。
だけど、魔物に屈するわけにはいきません。これを経験して、また一つ大人の階段登ったぞ、ということで、次に向かいたいと思います。
カナーンドッグ、次は12月。名古屋246スタジオにてライブ予定です。
その前にいくつかカナーンドッグとは別ですがライブ予定が入っていて、カナーンドッグのブログと言いながらそちらを先にご報告させてもらうことになると思います。