こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。
先日のスタ練では新曲「氷」のアレンジを固めることを中心に取り組んだのですが、
その時に歌詞の内容を踏まえた上で、それをアレンジに反映させようとメンバーで色々と話し合っていたところ、自分が歌詞の中で表現したいと思っていたイメージと、それを聴いた人の解釈が違っていたことが判明しました。
微妙なニュアンスが伝わってなかったんですね。
う~ん、そもそも歌詞って捉え方は千差万別だし、そういうものでしょと言われればそれまでなので、ここで具体的に解説してしまうのが良いのかどうかわかんないですが、
まぁ、ざっくり言うと、
メンバーが歌詞から受け取ったイメージは
「私の心はすっかり凍り付いてしまっていて、厚い氷は二度と溶けない。溶かすような何か無いのかな。」
で、けっこう鬱々とした感じの曲だなと思ったらしいんですが、
私の書きたかったことは、
「あの人の心はすっかり凍り付いてしまっているけど、厚い氷は二度と溶けないのかな。→溶けるといいな。」
だったわけです。
ここには大きな違いがあって、おそらくここに付いてくるギターの弾き方だとか、ベースの低音/高音だとか、
変わってきますよね。
まぁ、確かに誤解を招くようなフレーズがあって、
Bメロのたった一文字、「こんなふうに」を「そんなふうに」に直したことでガラリとニュアンスが変わったのと、
実はこういうことが言いたかったということを素直に話したことで、だいぶイメージの共有もできて
アレンジも進み、曲を作り込むことができました。
繰り返しが多くて単調になりつつあった中盤に静と動の変化を入れて抑揚を出してみたり、
なんだかんだでカナーンドッグにしてはちょっと凝ったアレンジの曲になった気もします。
雰囲気的には「雨雲」に代わる曲という感じで、12月のライブでもしっかりセットリストに入れていこうと思います。