2015年9月29日火曜日

ドオン!の瞬間

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。
この前練習の時に、クリックに合わせた練習を取り入れるべきかどうか、みたいな話になりまして。

私はやったことないけど、なんかバンドによってはドラマーが常にクリックを聞きながら叩くとか、スタジオ入った時にまず最初クリックを流して、全員でひたすらそれに合わせて8分を刻んで、完璧に合ってきたらやっと曲の練習に入るとか、なんかそんな練習方法があるらしいですね。

で、そういうのは必要か?という話になったんですが、そもそもどこまでタイトさが必要だろうか?とかって考え出して、しばらくあーでもない、こーでもない、と議論は尽きなかったんです。

私個人的には、常にクリックに合っていなくても、バンド内の呼吸があってればいいんじゃないかと思うんですよ。
私もレコーディングの時とかは、仕方なくクリックに合わせてドラム叩きますけど、普段アンサンブルの中でクリックに合わせて叩くとかいうのはちょっと無理だな~。
ドラマーは自分が演奏者でありながら、やっぱり指揮者だと思うので、その指揮者のタイム感にメンバーが乗っかって、というかお互い呼応しながら進んでいけば、常に正確なテンポがキープされてなくても全然OKだと思うんですよね。
ていうか、すいません、クリックに合わせるのが苦手なんです。(←結局それに尽きる)

う~ん、でもやってる音楽の種類にもよるかもしれませんね。やっぱりスーパータイトじゃないと成立しないジャンルもあるとは思うんですが、ジャンルによっては、多少のズレはOKなこともありますよね。だいたいカナーンドッグの曲調は、“ゆるめの、暗めの、激しめ”なので、あまりタイトさに神経を尖らせ過ぎても意味がないような気もします。まぁ大幅にズレてたらダメですが(笑)

今の時代、完全な打ち込みでも相当生っぽい音質のものができちゃうわけで、人間が実際に弾かなくても、コンピューターを駆使すれば寸分の狂いも無く完璧な演奏が実現できちゃう。だけど、人間の奏でる音楽で、説明しようのないかっこいい瞬間ってあるじゃないですか。
コンピューターには出せないような何か、絶妙なズレ感なのか、間なのか、グルーヴ・・・
グルーヴって何だろう?
グルーヴの定義もなかなか難しいですが、一つ思い出した話があります。

ジャズピアニストの山下洋輔さん原作の絵本で、「ドオン!」ってのがあります。
鬼の子供と人間の子供が出会って、ケンカするみたいにタイコを叩き合うんですが、そのうちに鬼界と人間界からいっぱい仲間が集まってきて参戦して、みんなが好き勝手にタイコを叩きまくってると次の瞬間、突然、
「ドオン!」ってタイコの音がぴったり合って鬼と人間が「おー!」となって一気に仲良くなる、みたいな。
細かくは憶えてないけど、なんか多分そんな話でした。

とにかく、そんなに狙ってなくても奇跡的にぴったり何かが合わさって、何かが生まれる瞬間ってのが、確かにありますよね。ライブでしか出ないノリとか。
ドオン!の瞬間。
私は、どちらかというと、クリックに完璧に合ってる整然と刻まれた時間よりも、バンドの中で呼吸が合ってドオン!の瞬間を経験したいな~。

さて、10月3日(土)、SIX-DOGで「ドオン!」はお見せできるでしょうか!?

2015年9月24日木曜日

メンバー紹介

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

次のライブはこちら!
10月3日(土)名古屋 新栄SIX-DOG
OPEN 17:00~ START 17:30~
1500円+D代

<出演>
ひとひら
icelandblue(東京)
CRAWLICK(神戸)
ひなつけんたバンド(滋賀)
Groove Sustainer
Canaan Dog

カナーンドッグはどうやら1番目のようです。
最初ってけっこう嬉しい!
だって自分たちの出番が終われば落ち着いて他のバンドさんのゆっくり見れるし。
いやぁ、楽しみです。
久々に名古屋でのライブです。皆さんぜひ遊びに来て下さい。


ところで、私たちライブでもメンバー紹介ってあんまりしたことなかったな~と思って、
たまにはメンバーの紹介をしようかなと思います。





ギターボーカル:ヤマグチ ケイスケ
ドラムボーカル:ヤマグチ ヒトミ

 
 
ベース:クズヤ シンジ

以上の3人です。

・・・・・だって作りたかったのよぉ!
Miiで似顔絵描きたかったのよぉ!
それをわざわざ印刷して切り抜いて、ムダにちゃんとリアルな楽器とか切って貼って持たせたかったのよぉ!

あぁ、気付けばまた図画工作に時間を費やしてしまいました。

クズヤさんはできればもっと高貴な雰囲気まで再現したかったけど、ちょっと不健康そうに仕上がっちゃった。。。
あと、さすがにドラムスティックが太過ぎたかな。肩壊しそうだし。
あと、ケイスケにはやっぱり帽子かぶせといた方がよかったかな~。メガネと帽子どうするか迷ったんだよな~。


結局ライブの演奏の反省一つせずに、作った似顔絵の反省ばかりしてる私です。

だけどけっこう似てませんか?
ただ、思い立って作ったのはいいんすが、今のところ使い道が浮かびません(笑)
今回の「メンバー紹介」ってのも、だいぶ無理やりだったな。

すいません、似顔絵作ってる暇があったらいいかげん曲を作れと怒られそうなので、このへんで。

2015年9月22日火曜日

映像で振り返るライブ。

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

昨日ベースの葛谷さんから先日出演した野外ライブの動画が送られてきまして、ちょいとサイズ落としたりトリミングし直したりしてfacebookやらyou tubeやらにアップする作業しながら振り返っていました。

葛谷さんは「カメラ位置を失敗した」と気にしてましたが、カメラアングル的にはなかなかいい角度で、雰囲気が出ていていい感じに撮れてます。
風の音も入ってるせいか、映像で見ると、けっこう涼しそうですね。やっぱりあの暑さはその場にいた人しかわからないですよね。

※極小サイズにしてあるので、画質・音質も落ちてます。雰囲気だけ伝われば。

「ロスト」:今回初披露でした。Hey!合計24回。皆さんご唱和ありがとう。
https://youtu.be/lShjKU9wJQU

「類」:妙にリズム感の良いカメラ小僧が映り込んでいます。(360°view撮影ありがとうございました!)
https://youtu.be/hXUDf8Pksjk

ところで私はどうやら「類」の途中でスティックを折ったんだけど、(金物が一瞬途絶えている時がある)
ドラム位置がケイスケとうまい具合にかぶっていて、その瞬間は映像ではよくわかりませんでした。
何せ気が付いたら上半分が無かったんですよねぇ。
下半分だけ手元に残ったけど、上半分はどっかに飛んでって紛失しました。
わざとじゃないんですけど、なんか公園にゴミをポイ捨てしたみたいですいません。
多分、木なのでいずれ自然に帰るかと・・・。



それにしても今使ってるスティック、ホントによく折れるなぁ。以前に使ってたものと素材はヒッコリーで同じだから、耐久性とかあまり変わらないはずなんだけど、
削れてきてそろそろ限界かな、とかいうタイミングじゃなくて、けっこう新しいのにポッキリ折れたりするんです。
1回スタ練の時にも折れて、スタジオの受付のお姉さんに、「すいません、スティック折れちゃったので捨ててもらっていいですか?」って渡したら
「うわぁ・・・す、すご~い・・・」って完全に顔がひいてたもの。
絶対、怪力だと思われた。

どうも昔からドラマーって力持ちみたいなイメージがあるようですけど、力はそれほど要らないですよね。はね返ってくる力を利用してるだけだもんね。あとはストロークのスピード?
動きは速い方がいいよね!(←某バンドの方の言葉を借りました。)

さて、次回のライブが近いので、じっくり反省しつつ、気持ちを切り替えます。

2015年9月21日月曜日

野外ライブ、いやぁ楽しかった。

 

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

昨日は快晴の中、四日市アピタ前公園にてStudioエチュードさん主催の野外ライブに出演させてもらいました。

午前中から夕方まで総勢10バンドが出演のイベントで、私たちは3時前くらいの出番だったのですが、

めっちゃ暑かった。
もう・・・めっちゃ暑かった。

思わず2回言ってしまいました。

過ごしやすくなってきたとはいえ、やっぱりカーッと照りつける日差しをなめてはいけませんね。
次回出る時には傍らに経口補水液を装備し、チューニングタイムならず“給水タイム”を盛り込んでセットリストを組んだ方がよさそうです。

それにしても最高に楽しい時間でした。
普段、日常生活、仕事や家事や、色んなことに追われている日々の中で、
こういう音楽という共通のものを持ってるバンド仲間達と会って過ごす時間の大切さ。
私にとって、やっぱり特別な時間です。
今回は特に、バンド仲間と遊べた日って感じで、それはもう単純に楽しかったですね。
つい最近になってお近づきになれた方々とも、なんか昔っからずっと知ってるみたいにごく自然に馴染んじゃって。

野外という環境も、前回よりぜんぜんやりやすくて、わりと自分達の普段の感じが出せたんじゃないかな~とは思います。
・・・まぁ、今はふわ~っと思い返してるだけだからいいけど、後ほど動画を見て現実を直視してしまうとへこみだすかもしれませんが(笑)
そういえば確か私、何かの曲の途中で思いっきりスティックがパキーンと真っ二つに折れたんだよな~。その瞬間も動画で振り返ろうっと。

ところで対バンの皆さん、どのバンドも個性持ってるしレベル高いし、三重にもいいバンドがたくさんあるなぁと感じました。
今回久々のライブだったというロスサンドイッチさんもめっちゃかっこよかったし、15周年BUZZYOUNGさんも最高に楽しかったし、これからもぜひ一緒になってライブを盛り上げていきたいです。
我々も、もっともっと精魂込めて曲作りして、いいものを見せられるように練習しないとね。
(手ぬぐいやらTシャツばっかり作ってる場合じゃない)

さぁ、次は名古屋です。
けっこう日程も迫っています。10月3日(土)新栄 SIX-DOGにて。
がんばります。

2015年9月19日土曜日

タイトル情報に偽りあり【再】

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

明日はいよいよ野外ライブ!
幸い天気も良さそうだし、青空の下で演奏ができそうです。

今日は、明日のライブでご一緒させてもらうロスサンドイッチさんが四日市のスタジオで練習すると聞き、ちょっと練習前にお邪魔しました。

その時にいただきました!ロスサンドイッチさんのCD!
「アスファルトの道へ」「ムービングストライカー」「不安の杜」3曲入りです。
ほぉ、まずジャケットが素敵ですね。かわいい猫の横顔写真・・・カナーンドッグがひたすら犬押しなのに対し、猫で来ましたね~。



さっそく帰りの車で聴きました。
3曲ともどこか切ないような懐かしいような匂いのする、ストレートなロックな感じが気持ちいいですが、何かありふれていないところがいい。
意外とオリジナル曲でこの、「ありふれていない」というのがとても難しいんですよね。
多分、何かしら自分の音とか、自分の言葉とか、そういうものを本当に持っていないと、どれだけ上手くてもどっかにありそうな、何か既製の曲の寄せ集めのような印象になってしまう。
確かにオリジナリティを感じたロスサンドイッチさんの曲は「なるほど」と思わせる力がありました。(←えらそーにすいません。)

さて、いつも車のオーディオにCDを入れると、タイトルとかアーティスト名が画面に勝手に表示されるのですが、ロスサンドイッチさんのCDを入れてみたところ・・・

 
DJ OASIS「社会の窓」・・・DJ OASISさんという方は、ちょっと私は存じ上げなかったのですが、
何か近い雰囲気のある曲なのか?と思い、YOU TUBEで見てみたら、政治家を皮肉ったような社会風刺のラップでした。
いつもこのタイトル情報がどうやって判断されるのか不思議なんです。
 
以前にこのブログでも書いたように、カナーンドッグのCDはSex Pistolsの「Anarchy In The U.K」と表示され、お~けっこうパンクな曲と認識されたな~と喜んだりしたものですが、
ある時はV6の「Only dreaming」とか表示されたり、そして今回もロスサンドイッチさんのCDでまたさらに謎が深まりました。
 
何がどう似てんのかなー。
 
明日のライブではカナーンドッグもロスサンドイッチもCD配布あるらしいですよ。
よければ皆さんも車のオーディオでお試しください。

2015年9月17日木曜日

ひょんなことから



こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。
実はひょんなことから、もう一つバンドを組むことになりまして、
そこではベースを担当することになりました。

きっかけは、職場で「女性だけでバンドを組みませんか?」と声をかけられたことからなんですが、
どうやらボーカルとギターは既に決まっていて、ベースとドラムがいないとのこと。
それで、もちろんドラムを、ということで依頼を受けたんですが、ここで問題になるのが、ベースがいないということなんですよね。
ただでさえベーシストっていそうでいないもので、それに加えて「女性」という条件付きだとさらに見当がつかない。
ただ、女性ドラマーなら知り合いにいて、その方はすぐに頭に浮かびました。前々から一緒にバンドを組みたいと思っていたのです。
それで、「女性ドラマーだったら知ってるけど、ベースは思いつかないからこの際、ベースは私ががんばって練習してやってみようかな!」と。
安易に手を上げてしまいました(笑)
そのドラマーの方も快く引き受けてくれて、とりあえずメンバーは揃ったわけです。

さて、ベースという楽器はすごい好きで、一応家にもあって触ってはいますし、カナーンドッグのレコーディングでも私が弾いてます。
しかしベースでライブに出たことが無い。つまり、人前で演奏したことがほぼ無いのです。
そう考えると急に不安に・・・。

しかも、候補曲を聴いてみると、どう考えても4弦では出せない低音のBが聞こえます。
そう、5弦ベースが必要なのです。
あら~4弦でさえやっとこさなのに、5弦なんて弾きこなせるのか?まぁチューニングを2音半落とせば4弦でも出ないことは無いですが、やっぱり5弦の方が手っ取り早い。これは早めに5弦を手に入れて慣れておかないと。
ということで、カナーンドッグのベーシスト葛谷さんにお願いし、5弦ベースを1本貸してもらうことになりました。

カナーンドッグの練習の時に持って来てもらった5弦ベース、抱えてみると、意外と軽量で持ちやすい。
そして、何?この持ってるだけでテンション上がる感じ・・・
やだ、かっこいい(笑)
5弦ベースを抱えた自分の姿を鏡に映すと、何か妙に上手そうに見えるではありませんか!
しかし・・・ぜんぜん思うように弾けない!めまいがするぐらい下手くそです。
しかし・・・楽しい!超楽しい~~。
何かわかんないけど、いったん抱えるとそのままずっと持っていたい感じなのです。

そんなわけで5弦ベースを手にニヤニヤしている今日この頃です。
見かけ倒しを卒業できるようにがんばって練習します。

って、カナーンドッグのライブ直前だよ!
20日(日)は今のところ晴れ予報。でも台風が発生し不気味に近づいています。
どうなるかな?神のみぞ知る、ですね。

2015年9月11日金曜日

世界の一流

 
こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

昨日は愛知県芸術劇場まで、「名古屋JAZZ」というライブを見に行って来ました。
1部がエスペランサ・スポルディングの「Emily’s D+Evolution」というプロジェクト、2部はラリー・カールトンと日野皓正の共演、と豪華な2本立てです。

ギタリストにとってはラリー・カールトンが生で見れるってのはよだれものだと思いますが、私はとにかくベースボーカルのエスペランサが立ち上げた新プロジェクトが興味深かったんですよね。

エスペランサは私の尊敬するドラマー、テリ・リン・キャリントンとも度々共演していて、それをきっかけに知ったんですが、個性的でかわいらしいルックスだけじゃない確かなベースの腕と、楽曲のセンスと透明感のある歌声で、2011年にはグラミー賞も受賞した、まさに世界が認める一流ミュージシャンです。
今までは、わりとジャズ系の曲をやっているイメージがあったのですが、今回のプロジェクトではガラリとイメージを変えてけっこうプログレッシブロックみたいなことをやってて、ちょっとだけ配信されてるLive映像を見てみたらめっちゃくちゃかっこようて。

https://youtu.be/joq3teY9f1U

しかもレコーディングはまだ先になるようで音源等は手に入らないものだから、なおさら、貴重な来日の機会にライブで見ておきたかったのです。

さてさて、会場の愛知県芸術劇場 大ホールですが、普段はオペラやバレエ等を上演することが多い“劇場”で、客席は5階席まであって天井はかなり高く、私のチケットはS席・A席・B席とあるうちのB席だったんですが、舞台を左上から見下ろすバルコニー型の観覧席になっていて、そこからの眺めはなかなか壮観でした。

そして、目の当たりにしたライブ。
ライブ、というより、ショー、生演奏の演劇みたいな雰囲気で、途中のMCはいっさい無く、エスペランサが演じるキャラクターの台詞や身振りで進んでいく、最後までしっかり演出された舞台でした。
その世界は幻想的で前衛的、ちょっと難解なところもありましたが、音楽はすばらしく洗練されていて、一言、参りました。凄かったです。圧倒されました。
何しろ、ベース超絶上手い・・・そして驚いたのが歌。華奢な体からどうやってあんな声量が?
ただベース弾きながら歌える人ではないぞ、と、その歌唱力もやっぱり一流でしたね。本当にびっくりしました。

https://youtu.be/QOo-ZLRk-6U
※穏やかな曲調から一転、5:52あたりからベース超絶モードに突入します。

今回世界の一流の演奏を見て、
そうか、天才が全身指先まで鍛え上げるとこうなるのか、と。
つまり、スター性とか天性の才能だけではなく、「鍛錬」みたいなものを感じたんですよね。
鍛えてるな~~実力あるな~~という。

もちろんラリー・カールトン&日野皓正SUPER BANDの演奏も素晴らしかったです。
あ、エスペランサに比べて感想が短か過ぎますか?すいません(笑)

2015年9月4日金曜日

カナーンドッグオリジナル手ぬぐい

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

先日、私たちは全員カナーンドッグオリジナルTシャツを着て練習しました。心なしか、結束力が高まった気がします(笑)
だけど自分たちの手作りTシャツをお揃いで着てるのって、だいぶ恥ずかしいですよね。
でも完全にお揃いじゃないし!それぞれ異なる柄のを着てたし。柄が違うからまだ照れが少なくてすむというか・・・とにかく3種類あるんです。柄が。

で、バンドのグッズってTシャツの他には何だろうね?という話になって、よく物販で売られてるのはタオルだけど、タオルを染めるのは難しそうだな~とか言っていたら、

じゃ、手ぬぐいは?

という案が出てきまして、「何それヤバい、作りたい。」と
気づいたらもう手芸屋さんに走って布を買っていました。

いわゆる日本手ぬぐい用の生地は、真っ白のさらし生地で、ガーゼよりも少し厚手です。
綿100%。
33cm幅×10mのを買って来て、約90cmの長さに裁断して作ります。


それに柄を染めていくのですが、布用インクを付けた消しゴムハンコをぺったんぺったん押して染める方法と、Tシャツと同じように型紙を当てて上からインクを染み込ませた筆やスポンジでパッティングして染める方法、2種類で作ってみました。
ちなみに伊勢型紙のお店で買った筆が非常に使いやすく便利。さすが日本の職人の道具は素晴らしい。
 
ハンコをぺったんぺったん

型紙を当ててトントントン・・・


後は、乾かして、色を定着させる為にアイロンをかければ完成なのですが、手ぬぐいといえば布の端が切りっぱなしになっているので、どうしてもほつれが出てきてしまいます。
それで、何かほつれ止め加工が出来るようなものは無いかな~と、例えば「ホツレーヌ」みたいなベタな名前の便利グッズとかありそうだけどな~と、手芸屋さんをウロウロしていると・・・
 


あった・・・ほんとに「ホツレーヌ」って商品名のが(笑)

この液体を布の端に塗っておくと、いい感じに断面がコーティングされてほつれが出にくくなるらしいです。

ちなみに、手ぬぐいの端が折り返しも無くただ切りっぱなしてあるのにはちゃんと理由があるらしく、どうやら干した時に水分が溜まらないことで乾きが早くなり衛生的だというのと、必要に応じて裂いて使うこともできるからだそうです。手ぬぐいの販売サイトでそう書いてありました。
もしほつれても、1cmくらいでほつれは止まるそうで、長い糸を切りながら使っていけばいいのだとか。でも一応ほつれにくくする為に、ホツレーヌでほつれ止め加工はしておくことにしました。


さぁ、できあがったカナーンドッグオリジナル手ぬぐい。
Tシャツよりも工程が多く作るのが大変面倒です。
 
いやぁ、疲れました。ここ1週間ほとんどこれしかやってなかったから(笑)
 
・・・気のせいかしら?バンドマンというより、ただの職人になってる・・・
 
・・・私は一体どこへ向かってるんでしょうか?
最近、音楽が目的か、図画工作が目的か、もはやわからなくなってきました。

それにしても、心地よい疲労です。とりあえず作りたいものを作って、満足しました。

さて、そろそろドラムの練習しなきゃ。
9月20日(日)は四日市アピタ前広場で野外ライブです。晴れますように。