こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。
非常に洗練されたもの、ハイレベルなもの、別格なもの、
そういうドラムを見ると、わ~すごい!とか楽しい!の前に、ガーンとねじ伏せられる感があります。
憧れはしても到底、私はこの域には行けないのだと思い知らされるから。
世界が違うという諦めが押し寄せるのです。作りが違う。
バカ正直に白状しますと、例えば凄腕天才キッズドラマーとか、あまり直視できない。(笑)
なまじっか自分もわりと長いことドラムをやってるもんだから、他人があまりにも流暢にドラムを叩いている様子を見ると、自分が見せられる側ではなくてそっち側に行けたらどんなにいいかと、羨ましさが湧き出てくるんですね。
女性のトップドラマー、テリ・リン・キャリントンのドラムを見ていると、もう脳の構造からして違いすぎるのだと、フーっとため息が出ます。
7歳からドラムを始め、12歳で名門バークリー音楽大学で奨学金を獲得。10代から有名ミュージシャンのツアーやレコーディングに参加しキャリアを積んでいて、自身も作曲・編曲、プロデュースも手掛け、バークリーで教鞭もとる。
音楽エリート中のエリート。
最近ではモザイクプロジェクトという自ら立ち上げた企画で、演奏者すべて実力派女性ミュージシャンで固めたバンドでアルバムを作っていて、そのメンバーでツアーも組み来日もしています。
https://youtu.be/FKQRms3bUS0
こんなドラム絶対に叩ける気がしない、いや、もはや何やってるかさっぱりわからない(笑)
ちゃんと解読さえできないのです。でも本人はすべてわかった上でものすごく狙って音を出しているのがわかる。ただただ、圧倒されて、どう頑張ってもこうはなれないという“違い”を見せ付けられている感じです。
我ながらひねくれてますね~。
だいたい、何者でもない私なんぞと比べるのもおこがましいのかもしれません。
世の中、比べてはならない対象がある気がします。
結局、何言ったって自分の出せる音を出すしかないのです。ね。