2015年6月18日木曜日

何年後にどうなる

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

この前、こんな質問を受けました。

「ドラムを始めると、まず基礎を練習するんですか?それからどれくらいするとどんなことができるようになって、何年くらいでどういう曲が叩けるようになるんですか?」

えっ・・・

えっと~・・・

そう言われるとわからない・・・みんなどうなのかな・・

だいたい、私はちゃんと教室通ったわけでもないし、基礎からやらなかったしなぁ。
私の場合、ドラム見よう見まねで叩いてみたらおもしろくてハマって、とりあえず曲を練習してライブに出ちゃって、うまく叩けなくて毎回落ち込んで、
しかも毎回手がまめだらけになっちゃって超痛くて、それで必要にかられてやっとグリップとかストロークとか良い音出してる先輩とかに教えてもらったりして、
まめはほとんどできなくなったけど、

それでも「こういうドラムがかっこいい」って思う理想みたいのにぜんぜんほど遠くて、
行き詰って、
引き出しも少なくて、悩みながら色んな教則ビデオ見たり本読んだりして、とりあえず色んなバンドで自分のできる限り曲に挑戦してみて、

ハイテクニックなことはとっくの昔に諦めてるけど、
まぁ自分の音っていうのができてきて、だいたい自分の方向性が定まって、というか、
自分が心地よいと思えるドラムっぽいことが叩けるようになってきて、ホントに楽しめるようになってきたのは、10年目くらいからだったかなぁ?

あと、一つ言えるのは、ドラムは一人でやってても上手くならないと思う。
ドラムソロを突き詰める人もいるのかもしれないけど、バンドの中で力を発揮してこそドラムという気がするんです。
ドラムはCDに自分が合わせる楽器ではなくて、自分がアンサンブルを引っ張って、自分が指揮者でありながら演奏者である、という立場がドラマーなんで、
バンドの中で苦戦しながら曲をやって経験積んで、人知れず基礎練もやってれば、10年後にわりと余裕を持って自分達の演奏を味わえるようになるんじゃないでしょうか。

とか言えばよかったのかなぁ~。

結局、「好きこそものの上手なれ」ですよね。
興味を持ち続けていれば、必要なことはわかってくるのかも。
でも階段みたいなわかりやすいものは無いし。

さて、私はこの先、何年後にどうなっているんでしょうか。
そりゃあ、もっと上手くなりたいけど、
上手いとか下手とかよりまず、この先も音楽やれてれば万々歳な気もする!