2015年2月21日土曜日

「ベース入れた方がよくなりますよ。」

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

ご存じの方もいると思いますが、私たちはギターボーカルとドラムの2人でバンドをやっています。
ベースレスの2ピースってやつです。
2人でやっていると言うと、けっこうアコースティックな感じでやっているのだろうと思われるみたいで、
楽曲もおとなしめの歌ものを想像されるみたいですが、
けっこうガチャガチャしたうるさい音楽をやってます。
レコーディングでは、ミックスなんかがしにくいので、私がひっそりとベースを弾いちゃってますが、
ライブでは分身の術を使うわけにもいかないので、
オクターバーを使ってギターの低音を拾いベーアンから鳴らすという方法をとっています。
でも、やっぱりライブ後とかにライブハウスのスタッフの方とか、対バンさんに感想をうかがったりすると、
「ベースを入れた方がよくなりますよ。」みたいなことをけっこうな確率で言われてしまいます。
「2ピースでがんばってるバンドさんたまにいますけど、やっぱりベースはいた方がいいですよねー。」みたいな。

・・・まぁ、私たちだって、そりゃそうだと思いますよ。
一応、それはわかっててやっています。

低音が足りてないとか足りてるとかそういう問題ではなくて、
うねるようないいベースが入っているバンドは断然かっこいいもの。
アンサンブルの完成度で言えば、ベースがいる方がいいに決まってることはわかっています。

でもね、無理して探しません。2人でもやれるだけのことをやっていきます。
2人だけでもライブにも出ます。
2人で曲作って、もっと良くなるようにアレンジを練って、練習して、
それでけっこうのびのびと楽しくやっています。

とにかく、きれいにまとまって爆発力が無くなるよりは、足りないもの、欠けてるものがあっても、
思いっきり自分の音を鳴らせている方がいいかな、と。
整っていないくて、大人げない演奏でも、
聴いた後に「上手くもないのになんでかっこいいんだろうなぁ、このバンドは。」
みたいなことを言わせてしまう感じを目指したい。

ただ、
カナーンドッグの音楽を「こういうのがホントにカッコいいよね。」と思ってくれるベーシスト、
カナーンドッグの楽曲を好きで、グルーヴのあるベースで曲を盛り上げてくれるベーシスト、
そして私たちのような頭のおかしい夫婦と一緒に音楽をやりたいと思ってくれるようなベーシスト、
そういう方がこの世のどっかにいてくれるなら、ぜひお願いします。

・・・な~んてね、贅沢言ってごめんなさい。