こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。
皆さん、自分が何かの初心者だった頃って、憶えてますか?
右も左もわからない。これ正解のなの?間違ってんの?いいの?悪いの?
そもそも、何がわからないのかわからない感じ。
私は長年、自分はドラマーだと思って生きてきたんですが、ひょんなことからここ数年、
なんだか急に人前でベースを弾いたり、ギターを弾いたりするようになりました。
ベースは、去年の秋、身の程知らずの大きいステージに立ってしまい凹み倒しまして、
レッスンに通い始めました。「基礎の基礎から教えて下さい」と。もうそろそろ1年になります。
1年でテキスト1が終わって、2に入ろうとしてます。でも、初心者っていつ卒業できるのかな。
ギターはね、学生の時にテレキャスター1本買って、ずっと持ってはいました。でも、ロクに弾いてはいませんでした。アンプにもロクにつながずに、コードの押さえ方を何パターンか覚えたぐらいのもんで、ちょろちょろ遊びで弾くぐらい。それと、曲作りに少し使うぐらい。あ、おもちゃみたいなミニギターをホントにおもちゃとして買ったことはあったかな。
完全に、独学ってやつですね。独学って言えば聞こえはいいけれど、要するにちゃんと勉強しないまま、見よう見まねってやつです。
だって、まさか自分がバンドでギターボーカルを担当して、人前でギター弾きながら歌うなんて予想だにしてなかったもんね。正直言ってギターのこと、何もわかんないです。
ちなみに、私が今持ってるエレアコは、2015年6月に購入したもので、買った当時のこと、このブログでも書いてます。
http://canaandog-htm.blogspot.jp/2015/06/blog-post_10.html
それで、2年以上前から相変わらずずーっと悩んでたのが、アコギ弾くと、手が超痛いってことです。細い弦に交換してみたりしたけど、左手がめっちゃ痛いのです。
左手の痛みについてギター弾ける人に相談してみると、「あぁ、毎日練習しないと痛くなるよね~。毎日弾いて慣れるしかない。」とか、「もっと負荷の高いことをするしか鍛える方法は無い。例えば太い弦のベースを弾くとか。」などと言われ、え~~~こんなに痛いのにまだ弾かないといけないのか。そして痛みの向こう側に本当にラクに弾けるようになる日々があるのか?と疑問を抱きながらひたすら歯を食いしばっていました。
スタ練も、メンバーの都合の合う日に色んな練習を固めると、日によってはヨニンミマンのバンドの方でまずエレキ2時間、その後間髪入れずにアコギに持ち替え、アコースティックなバージョンで2時間弾きっぱなしとか、Canaan Dogでドラム2時間叩いた後、ヨニンミマンでアコギ2時間弾いて、その後Lippsでベース2時間弾くとかの日があって、もう左手が痛くて痛くて、湿布貼って寝るんだけど肩まで痛くなって、首が回らなくなったりしていました。
もちろん、押さえ方、指の角度や位置、弾き方が悪いのもあると思う。何を隠そう、私は手がびっくりするほど小さいです。えっ!神様・・・設計ミス?みたいな。この図体になぜこのミニサイズのハンドよ!
そんなある日、あ、今日なんですけど、暑い夏を超えたし、もしかしたら変な弦の巻き方でネックにダメージを与えたかもしれないしってことで、四日市にあるギター工房に私のアコギの状態を見てもらいに行ってきました。
そしたら、「こんなに弦高が高いと手が痛くなるでしょう。僕なら、これを毎日弾けと言われたら拷問ですね。」と。どうやらネックはだいたいまっすぐを保っているらしいのですが、弦高がものすごく高い。しかもトップがだいぶ膨らんでいるそうで、弦高を下げるにはサドルを削らないといけないとのこと。急にお邪魔したのにもかかわらず、すぐに取り掛かってくれました。およそ1時間後、「標準よりも若干低めくらいにしましたよ。」と手渡された私のアコギは、なんということでしょう。サラーンと軽い力でハイコードが鳴ってくれるではありませんか。
「それでだいぶ手の痛みは軽減されるとは思います。でも毎日弾いたら、毎日弾いてても、手が痛くなることあるんですけどね。」と言う言葉に、私は救われました。
全部、私が練習不足で、下手なのが悪いと思って自分を責めてましたから。
弦高とか、そんなの、そういうものだと思ってたし。すごい弾きやすいアコギ弾いたことなかったし。
どれが正解とか、どういう感じが標準かがわからないんだもの。
考えてみたらドラムだって、これからドラム始めるって人から「最初にどのスティックを買えばいいの?」って聞かれたことがあって、「標準的なのはこのへんだけど、手に持って振ってみて重過ぎたり、逆に軽すぎたりしない、太さや長さも持ってみてちょうどいいと思うものを選べばいいですよ。」と答えたら、「や、だからそれがわからん!!」と言われたことがあったな。そりゃそうだよね。
最初に持ったものが、そういうもんなのかーと思うもんねぇ。
さて、弾きやすく調整していただいたギターで、がんばって練習して、がんばっていいライブできるようになります。