こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。
カナーンドッグではないんですが年明けにレコーディング予定の曲がありまして、
「太陽が昇ったら」っていう曲なんですが、
この曲は当初、ほとんど弾き語りみたいな感じで作って、demoではカホンをほんのりと入れていただけでした。でもちゃんとレコーディングしようってことになってから、やっぱりドラムを入れようということになって、ドラムを入れるイメージもだいたい固まってきたんです。
で、このまえドラム入りのプリプロを録ったんですが、もともとバラード、とまではいかないまでもゆったりとした歌なので、そんなにドラムをガンガン入れるつもりはなかったんですが、どうしても一曲通して叩いてみると、やっぱり少し叩き過ぎちゃう。
後からじっくり聴き返してみると「あ、ちょっとここはバスドラ1コ多過ぎたかも・・・」とか、「あ、このシンバル余分かも。」とか、いまいち奥ゆかしさに欠けたドラムになってしまっていることに気付きます。
まだ削ぎ落とせるはず!
そう、ある意味私の中で今回のテーマは、「脱・手数~どこまで削ぎ落とせるかな?~」なのです。
叩きたいよね~そこにタイコがあれば、一つ多めに叩きたいよね~。
しかしそこで、曲に必要な最小限の手数に抑えるのが、職人的なドラマーだと思うわけです。
昔は、この職人的なドラムの凄さがわかりませんでした。
ただ単にシンプルなドラムだと思っていたんですね。
ところが続けているうちにだんだんわかってきたのが、
「上手い=難しいのをいっぱい叩ける」とは限らない、ということです。
本当に基本の8ビートをちょいと叩いただけで
うわっ・・・うんまっ
とうならせるドラマーがいるのです。
フィルインも、決して邪魔にならず、でも絶対に必要と思わせるニクイやつが入っていて、
思わず「・・・いい仕事してますね。」と静かに拍手してしまうようなドラム。
そういうのが実は本当にすごいのかも、とか思うようになりました。
例えば昔わからなかったけど今聴くと凄いなと思う曲といえば、
ジョン・レノンのImagineとか、Jealous Guyとか、Watching The Wheelsとか。
叩いてるドラマーが誰かはちょっとわからないのですが、もう秀逸です。
これが叩けそうで叩けないんですよね。このタイム感というか、実はめっちゃくちゃ難しいと思う。
ちなみにWatching The Wheelsはベースもめっちゃかっこいいですね。
https://youtu.be/qp9dc9im3-M
う~ん、なかなかここに到達するのは大変です。
カナーンドッグでも、まぁライブだと特にテンションが上がってるので余計にシンバルを(中でもチャイナを傍らに置いておくとついつい・・・)入れすぎてしまう傾向があって、毎回反省するんですが、叩き過ぎないけど存在感のあるドラムが叩けるようになりたいものです。
今度のレコーディングでは修行のいい機会かな。
がんばってみます!