2021年5月25日火曜日

Jazz Is A Spirit

 こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

最近ね、思い切ってやめてみたことがあります。

「ながらスマホ」ですね。今までは、これにけっこうな時間費やしてたんですよ。もう、いい加減、やめました。

きっかけはというと…

ある日、ツイッターで久々にバンドのアカウントでログインして、ライブハウスからの未読のメッセージなんかが溜まってないかチェックしたんですが、その後自分のアカウントに切り替えてログインし直そうと思ったら、何故かロックがかかっちゃって、ログインできなくなっちゃったんです。

時間を置いて何度試みても「しばらく経ってからお試し下さい」の一点張りで「なんだよっ」ってカッと腹立てて、しばらくぼんやりして…めんどくさくなっちゃってねぇ。

それで、フと立ち止まって考えてみたんですけど、

ちょっと私、依存症とまでは言わないけれど、スマホ見過ぎかなって。スマホは、そりゃ便利ですよ。でも、特にSNSとYou Tube。目的も無く長時間ダラダラ見て、時には見たくもなかったものまで見ちゃって無駄に気分を害したり、落ち込んだり。私にとって本当に必要な情報だけではない、あまりに、玉石混合の情報過多。(ちなみに既にそんなようなことをテーマに作った「ロスト」って曲とか「オーバーロード」って曲があるんですけどね。)

とにかく、スマホ見る時間を、ついつい後回しにしちゃってる色んなことにまわしたら、もうちょっと有意義に過ごせるんじゃないの?なんて思いまして。

まず、もう枕元にスマホを置かないことにしました。寝ながらスマホは体にも負担かかるし、寝付きも悪くなりますからね。スマホのアラームを使うのもやめて、安い目覚まし時計を買って置きました。意外と時刻も見やすいし、温度湿度計も付いていてとっても良いです。

そしてスマホから、ツイッターとfacebookとYou Tubeのアプリをアンインストールしたら、なんとなく気分がスッキリしました。

あ、ツイッターとか、完全にやめるわけではないですよ。SNSで何かを発信したい時はパソコンでログインすれば大丈夫だし、You Tubeだって、見たい動画がある時にはスマホの小さい画面で見てるより、パソコンで見た方が断然見やすいでしょう?(←自分で自分に言っています。他人に強制するつもりはありません。)

しかしね、こんなところでこうやってわざわざ宣言してるのは、やっぱりまだ気が付くとスマホに手を伸ばそうとプルプルしてる自分がいるからなんですよ。こびり付いた癖ってのは怖いよ。

さて、長い長い余談になりましたが、そろそろ音楽の話をしますと、

今、バンドの方は、自分からは動かずじっと待つということに徹していまして、元来せっかちで悠々と待つのが苦手な私にとっては、ある意味修業です。だけどとにかく、焦って手っ取り早い方法に走ったり、沈黙に耐えられず過度に気を揉む癖もそろそろ直して大人の階段登らないといけないんで、ここは黙って耐えることとします。押忍。

苦手な事と言えばもう一つ、

今、ベースのレッスンでスウィングジャズの4ビートの課題に取り組んでいるんですが、

ジャズって聴くのは好きなんだけど、自分がやろうとすると「なんか違うよ」みたいな雰囲気になっちゃうのよねぇ。どうしても苦手意識が払拭できなくて…

そりゃジャズの演奏経験があまりにも浅いんで、一朝一夕にどうにかしようと思うのはおこがましいとは思うんですが、にしてもね、苦手意識ですね。

なぜ自分がジャズをやることに、これほどハードルが上がってしまったのだろうと、色々と思い起こしてみるんですけど、

高校生の時、一時期だけ通ったエレクトーンのオプションレッスンで、即興演奏でジャズを弾いた後、ジャズがとても得意な先生に「うん、君はジャズがわかってないね。」とバッサリ言われたことがあったな。ガーン(←当時の私)

それと20代の頃、ジャズっていいな→もっと知りたいな、できるようになりたいな→で、ちょっとだけジャズバーに通ったことがあったんですが、飛び入りでセッションした時にドラム叩いたら「ジャズはそんな風にぶっ叩くもんじゃないんだよ!まずはエルヴィン・ジョーンズを聴いて勉強しな!」と一喝され、心が折れたことがありました。また「ロックやポップスなんかやってたって、音楽を突き詰めて行けば演奏家はいずれは皆ジャズに行き着くのさ」的な、ちょっと排他的な?ジャズ至上主義な雰囲気もあって、それで何だか嫌になって行かなくなっちゃったんですね。

でも、ジャズは嫌いじゃないんです。ジャズって言っても色々あるけどさ。

ハービー・ハンコックとか、ダイアン・リーヴス、テリ・リン・キャリントン見たさにライブにも何度も行ったし、いわゆるジャズの名曲として知られる曲で、大好きな曲もあります。

ねぇ、ジャズをやるってことに苦手意識を払拭するカギは何なの?そもそもジャズって何なんだい!

私の心の師匠、ジャズドラマーのテリ・リン・キャリントンに教えを乞いたい気分になって、テリ・リン・キャリントンのCDを引っ張り出して来たら、そのタイトルは、

「Jazz Is A Spirit」でした。

深すぎます。

そもそも教えてもらってその通りにやるものじゃないのかもしれない。

皆の中に、その人それぞれのジャズがあって、それを言いたいだけで、

正しいとか間違ってるとか、わかってるとかわかってないとか、気にするの野暮なのかな。

それよりも、自分が「これ好き」と思うジャズの曲をとにかくやってみて、その中で何かを感じ、掴むものがあるのかもしれません。結局経験が浅いのか?

今、ベースの先生の大好きなアルバムと教えていただいた、カーティス・フラーの「ブルースエット」を聴きながらこのブログを書いています。難しいことはわかりませんが、ゆかしく心地良い音に癒され励まされて、ちょっとやってみようかなという気になっています。

また何かあったら報告しますね!


2021年4月10日土曜日

ファンキーの限りを尽くして

 こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

さぁ本日も、毎度おなじみ

「このご時世、バンド活動はあんまり思いっきりはできないけれど、とりあえず独りでできることを粛々とやるんだもん」のコーナーです。

(初めて言いましたけど)

ということで、またまた弾いてみた動画を1本アップしました。

今回は、ギタリスト トモ藤田さんのオリジナル曲「Just Funky」という曲の、ギター以外(ドラム・ベース・キーボード)に挑戦しております。

まず、この曲に取り組もうと思ったきっかけはですね、

家で夫が、ギター教則本(バークリー音楽大学 ギター科助教授)トモ藤田著『ソロ・ギターでうまくなる!基礎力向上のための独奏エチュード』をずっと練習していて、横で聴いていたらすごくかっこいいギターだなぁと思って興味を持ったんです。

この本では、トモ藤田さんのオリジナル曲やカバー曲、計9曲がエレキギター用の独奏練習曲として取り上げられています。

例えば、ソウルフルにアレンジされた「きらきら星」とか、シャッフル・ビートのブルース、ジャズのコード進行のスウィング・ブルース、カントリー・ブルース等々、どれもキュッと短くまとめられながら、色んな要素が凝縮されていて、ピロピロピロ~みたいな速弾きとかは無いけども、それでも相当な難易度でして、なるほどガッツリ勉強になりそうです。










中でも、「Just Funky」は、”超難曲”というだけあって、複雑で細かいカッティングの連続で、これをリズム感とスピード感、キレ、ファンキーなグルーヴ感を出しつつ弾き切るのは至難の業です。夫も毎日コツコツこの難曲に挑んでいますが、テンポを上げると所々かなりキツイと言っていました。

それにしても聴けば聴くほどカッコいい曲なんで「Just Funky」とYOU TUBEで検索してみましたら、この曲でトモ藤田さんご本人が色んな方とセッションしている映像がいくつも出てきました。

トモ藤田さんにとってこの曲は「名刺代わりのような曲」と書いてある通り、この曲を通して色んな方と楽しくコミュニケーションを取ってるという感じですね。

ある時はジョン・ブラックウェルさんがドラムで、ニック・ウェストさんがベース弾いてたり、ウィル・リーさんがベース弾いてたり、編成も展開も様々なパターンがあって、ギターがもう一本入ってる時もあれば、キーボードが入ってる時もあり、もちろん毎回すんごいソロまわしがあったりして、その時のメンバーによっても違った雰囲気が出ているし、どれも見ていてワクワクします。

この曲でバンドアンサンブルができたらめちゃくちゃ楽しいだろうな。

ということで、いいこと考えたーっと。

ソロギター音源に合わせて、ギター以外を全部やって勝手にバンドアンサンブル気分を味わっちゃいましょう。

この本には模範演奏のCDが付属されていまして、トモ藤田さんご本人がシンプルにギターのみを弾いている音源が収録されています。メトロノームも入っていない、ギターのみの演奏音源です。

まずこのギター音源をパソコンの音楽編集ソフトに読み込みまして、そこに打ち込みでドラムを重ねました。

もともとクリックに合わせずフリーテンポで弾いている音源なので、テンポは多少揺れがあって一定ではないんですね。ですので、地道にテンポトラックで細かくテンポの設定を変えて、ドラムパートを打ち込みました。





けっこうめんどくさい作業を苦労してやったんですけどね、出来上がった打ち込みのドラムを聴いてみると、やっぱりちょっとキレイ過ぎるっていうのかなぁ。もうちょっとこう…ガシャガシャ感が欲しいっていうか、特にシンバル類がお互い共鳴し合ってシャラーっみたいな感じが欲しいなと思って…

結局、自分で叩いちゃおうか!って。

それで、一人でスタジオに入って、演奏の動画撮影も兼ねて、カメラ1台の内蔵マイクでふわっと録音しました。

で、ソロギターにそのドラムの音を重ねたものに、次はベースをレコーディングして重ね、さらにキーボードを重ね、ミックスして、バンドアンサンブルの音源が完成しました。

それぞれの楽器を入れる時、色んな方のセッションは参考にはしたんですが、あまりマネし過ぎないように心がけて、基本的には、本当にセッションさせて頂いている気持ちで、私ならこう弾く、こう叩く、というのを大切にじっくり考えました。

とにかく、曲自体めちゃめちゃファンキーなんで、今私ができるあらん限りのファンキーっぷりで、ファンキーの限りを尽くそうと。

ただし、出るところは出て、一歩引くところは引いて、という押し引きを気を付けながらまとめないと。中盤のキーボードソロを入れた3コードみたいなところも、抑揚付けながらも、ギターのおいしいカッティングフレーズは聞こえるようにしたいし、盛り過ぎないように、みたいな、これまた難しかったけどすごく勉強になりました。

ま、「ファンキーの限りを尽くして」とか言ってるわりに、客観的に見るとちょっと置きにいっちゃった感もあり…まだまだ修業が足りんぞという感じですが、でも楽しかったです!

ギターの教則本の模範演奏音源だけ拝借して自分はギターを弾かないという、トモ藤田さんご本人やリットーミュージックの方に見つかって怒られないか若干心配です。先にお詫び申し上げます。ギター弾かなくてゴメンナサイ。

では、今のところ見た方からあまりリアクションも無く、炎上したりしてないし、削除しなさいとか来てないので、「Just Funky」ギター以外を弾いてみた動画、よろしければご覧ください。

https://youtu.be/WqO04aIci0A



2021年3月11日木曜日

フラッシュザウルス

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

あぁ今、こうやって色々あってもなんだかんだ生きていて、日々の生活が送れてるってことだけでも、感謝すべきこと。それは確かなことで、わかってはいても、

贅沢言わせてもらうとしたら、

早く普通にバンド活動したいなぁ。ヨニンミマンでレコーディングしたい曲もあるし、ライブにだって出かけたいけど、まだもうちょっと先かな...

って言ってるうちに意外と、夜明けは近いのかな。まぁ、とりあえず元気出していきましょう。音楽は常にそばにあるのですから。


ということで久しぶりに、ベース弾いてみた動画を撮ってアップしました。
不思議ね…弾いてみた動画って、いつも自分の実力不足を痛感して「いや恥ずかしいわっ。すいません、もう二度とやりません。」って誓うんだけど(笑)、やっぱりグッとくるベースの曲に触れると、ほらこのベースどう?って、手を伸ばして皆の目の前に差し出したくなっちゃう。頼まれてもいないのにさ、悪いクセです。あと、動画撮ることを目標に、ちゃんと弾けるようになるまで練習してみようかなって、自分の中でじわじわモチベーションになるんですね。

今回は、昔からずっと大好きな曲で、ジョン・レノンの「Watching the wheels」っていう曲を選びました。一見シンプルで、ちょっとゆるい雰囲気が漂っているけど、聴けば聴くほど、いやぁ、すごいよ、こんなフレーズ付けれないよ。このベースライン、やっぱすごいですよね。

調べてみると、このベース弾いてるの、トニー・レヴィンさんでした!トニー・レヴィンさんって、キング・クリムゾンの人ですよね。「チャップマン・スティック」という、もはやネック部分しかないんですけども?っていうちょっと奇天烈な楽器を抱えてる、とにかくプログレの人ってイメージだったけど、こういうベースも弾くんですね。
同曲のドラムのアンディー・ニューマークさんについても、何年か前にこのブログで書いたんですけど、そっかー、そうだよね、ただ手数少ないだけじゃないんだ。ものすごいテクニックある人が、楽曲を解釈してとことんそぎ落としていった結果なのかー。

で、練習してみますと、これが想像以上に難しい。非常にゆっくりとしたテンポの曲なんですけど、だからといってラクにはいきません。このリズム感、そしてタイム感...

これって、一つ思い出したんですけど、

「関口宏の東京フレンドパーク」って番組あったでしょ?ゲストがけっこう激しく体動かす系の色んなアトラクションに挑戦して、ホンジャマカとハイパーホッケーやって、最後ダーツやって「パ・ジェ・ロ!パ・ジェ・ロ!」って観客がご唱和する番組。(ぜんぜん説明しきれてないと思うけど)
その中で「フラッシュザウルス」っていうアトラクションがあったんです。
レーンの上をテレレレレ…って光が流れてきて、その光が足跡マークの枠の中を通過する瞬間、ちょっと高い台からタイミング見計らってジャンプして、ちょうどその光の上にピョコンって着地できたら成功っていう。
あの感覚ですよね。えっ 伝わってない!?
いや、あれってスピードが「超低速」「低速」「中速」「高速」「超高速」と5段階あるんですけど、もちろん「超高速」も難しいけど、意外と「超低速」や「低速」も難しいよってことなんですよ。
フラッシュザウルスの参考動画、ちょうどいいのがありました。意外と最近のがあったな。
↓↓↓

あ、「東京フレンドパーク」自体を懐かしがってるアナタ、あくまで「Watching the wheels」のベースがいかに難しいかお伝えする為の例え話なんですよ。
つまり、この曲ね、ちょっと高いフレットからスライドで下降してきて、次の小節の頭に、ホントのジャストのタイミングで、低いCに戻ってくる、みたいな、このテンポの中で、いかに走らずに、重くならずに、ピッタリ合わせて弾けるかが意外と難易度高いと思ったんです。
なんていうか、ベテランのバッターがたっぷり球を引き付けて軽く打ち返します、みたいな。

…うっかり比喩をもう1つ追加しちゃったよ!!

タイトルにまで「フラッシュザウルス」って付けておきながら、フラッシュザウルス1本で最後まで押せず、不安になって別の例えも出しちゃうっていう...
こんな私は、まだまだ「Watching the wheels」のような無駄の無い珠玉のベースラインを生み出すことはできないでしょう。
今後も修行を積んでまいります。

それでは、よろしければご覧下さい。






2021年2月4日木曜日

ようやく実現しました。

 こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

えっと、これって多分、いわゆる「寛解」状態っていうんですかね。先月、約半年ぶりに撮ったCTの結果が出て、「胸骨の状態落ち着いてますね、他の場所にも特に異常無さそうですね」ってことで、今まで4週間に一回だった痛い痛い注射が、3ヶ月に一度でOKになりました。

あ、前に進んだー。双六で2、3マス、久しぶりにトトトンと進んだ気分です。

まだまだゴールとは言わないけど、とりあえず諸々治まってるから、しばらく安心しなよ、しばらくってどの位かわかんないけどね、みたいな感じなの?違う?(笑)

毎回毎回ブロークンMy胸骨がどうとか、なんだか持病話ばっかりして申し訳ないですけど、

さて「寛解」ってやつをいかに生きるか…なんてことを考える今日この頃です。

完全に勝った気になって調子に乗ってると、また忘れた頃に「おーい、忘れんなよ、まだだよ」ってすぐさま痛みに呼び戻されそうな気がするし、やっぱりまだどこかで甘く見てはいけない、油断せず大人しくしとかなきゃ、という気持ちはあります。

とは言え、疑心暗鬼になってたってしょうがないじゃないか、人生一度キリでしょ。むしろ今こそ、好きなことを、これが最後と思ってやれるうちにやっておかないと、またいずれ出来なくなったら後悔するぞ、先延ばしにしてる暇は無いぞ、とも思えてくる。(ちょっと生き急いでます?)

とにかくこのバランスが、けっこう難しいのです。脳内で綱引き大会。

日が経ってからのご報告になりましたが、

1月に、ソウシツでライブに出ました。出演については去年の秋頃に決まった話でして、その前からずっと、メンバーと一緒に新曲をまとめ、既存曲は練り直しライブに備えつつ、コロナにまつわる世の中の状況を、心配しながら祈るような気持ちで見ていました。

しかしライブの日が近づいても状況は明るくなるどころか、嫌なタイミングで再び緊急なんちゃらも発令されまして、どんより暗いムードの中、どうやらまたもや開催中止かなと半ば諦めてましたが...(夏にも、一本出演予定だったライブが中止になりましたからね)

今回は、イベント主催の方の最終判断で、時間前倒しで基本的には予定通り「開催」という決定通知が来まして、

本来なら、もっとたくさんの人に、早くから「ライブやるよー!来てねー!」って大声で宣伝したかったです。だけど正直、それはできないような、複雑な心境でした。やっぱり対策色々講じてもなお、この状況下でライブイベントに出るということは、周りから過剰に心配されちゃうこともありますから。

別に法律に違反してるわけではないんだから、堂々としてればいいのかもしれませんが、やっぱり周りの人の声を全く無視ということは難しいものです。私自身、出るべきか、やめるべきか、ギリギリまで迷いました。

でも実際、直前で私が出演辞退すると、本当に忙しい中この日の為に準備してきたメンバーにも色々と迷惑をかけてしまう。しかもこれを逃すと、また当分の間ライブができないんじゃないか...

ということで結局、悩んだ末、本番の25分間思い切って演奏させてもらうことに。

そして迎えた当日の朝、

私は左奥の歯茎の痛みにうなされ、目を覚ましました。鏡の前でアーと口を開けて見ると、プックリと歯茎の一部が赤紫色に腫れています。今のところ体調も悪くない。熱も無い。しかし何なんですかこの不気味な痛みは?これがもし、免疫力が弱ってることで何かしらが暴れだしそうな状態だとすると、うっかりこじらせると高熱でも出しかねない。そうなったら、ヤ、バ、イ、ぞ!

しかしライブの時間は刻々と近づいてきます。私はできる限り、リハと出番前後以外は家にいて体力温存し、会場にいる間も、他の出演者のステージを客席に出て見ることもせず、一人楽屋でじーっと座りモニターを眺めていました。本当にごめんなさい。

どうにか熱も上がることなく、痛みに耐えつつ無事に本番を終え、慌ただしくお先に失礼させて頂き、帰って市販の塗り薬を付けてすぐに寝ました。そしたら翌日にはすっかり歯茎の痛みがひいていたのです。オーMy歯茎!何だったんだい!

再始動したソウシツの、これが初ライブでした。ほろ苦いな(笑)

でもね、ライブ本番、それから本番終了後の楽屋でも少しカメラを回していたのですが、その動画を見てみたら、まず本番終わった直後の二人の表情が本当に良くて、ライブが実現したことにあらためて感謝の気持ちがわいてきました。私この二人とバンドできてよかったよ。


新曲も含めて計5曲、曲調は様々でもソウシツらしさが出ていて、お客さんにも好評だったみたい。ドラムも久々のライブにしてはまずまず落ち着いてできたかなーと。

演奏の動画を少しずつかいつまんで、ダイジェストにまとめましたので、どうぞご覧下さい。https://youtu.be/gcQMG2BFn0E


とにかく、念願かなってようやく実現しました。ありがとうございました。

今後の活動はどんな感じになるか未定ですけど、先日さっそく、タマキさんから新曲のデモが送られてきました。クリエイティブで素晴らしい。

長々とすいません。

またご報告しますね。



2021年1月20日水曜日

受け取りました。

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

音楽と関係ない話、していいですか。

ちなみに、それってただの思い込みだよねって話なんですけど、していいですか。

じゃあします(笑)

今年に入って半月ちょっと、けっこうドカンドカン、ズシンズシンって、心労が重なりまして、

一つ一つは些細なことで誰のせいにもできないような事なんですけど、いちいちタイミング悪く、解消されないまま、また立て続けに、あれよあれよと、テトリスのブロックが頭上まで積み上がっちゃって、どうにもこう着状態になりまして、

本当にずっと苦しかったんです。体にもビシバシとダメージが来ていまして、かなり弱っていました。

気分転換に無理やり部屋を整理整頓して、断捨離で心のお掃除するぞと思って頑張っていたんですけど、不要な物がごちゃごちゃと詰まってた棚2つ捨ててもなかなかスッキリとはいかず、

と言いつつもご飯が食べれない程ではないので、ほぼ毎日、食材の買い出しに行き、献立を考え、料理したものを食べ、家族にも食べてもらうことで、なんとか自分を保っていたような状態でした。

そんなある日、何気なく新聞を開いたら、向田邦子さん没後40年の特別展覧会についての記事が載っていました。へぇ、向田邦子さんってあまりよく知らないけど、あの綺麗な人で、ホームドラマの脚本家でしょ?ぐらいの浅い知識で記事を読んでみたら、私の好きな角田光代さんがコメントを寄せていて、「エッセイに関して向田さんから教わったものが一番大きい」とおっしゃっていました。

それで、あ、向田さんってエッセイも書くのかーと、なんとなく興味を持ちまして、ついでに寄った本屋さんで『向田邦子ベスト・エッセイ』というのを一冊買ってみました。

家に帰って、さっそく「父の詫び状」というのから読んでみたら、その文章に、もう一瞬で惚れ込んじゃって。

口から思わず飛び出た言葉が「えっすごい…か、かっこいいんですけど…」でした。

しかも、かっこよく書いたろか感がないんです。本人、ぜんぜんかっこつけてないの。等身大の私がここに居て、あなたと同じような決して格別じゃない私が日常の中で書いてますよ感。それでもやっぱり、向田邦子は格別なんだと、そりゃあ色んな作家も向田邦子は格別だと言うわ、と。すんなり納得させられちゃったというか。

幼い頃の印象的な出来事、旅の中で見た景色、料理の味、私ってこういうところがあるの的なこととか、微妙な心境、人々の表情、それがどんなのか伝える言いまわし、うますぎ。改行とかまで、センスありすぎ。

着飾ってないのに美しいなんて最強じゃないですか。

1981年、51歳の時に飛行機事故で急逝して、ですからもし今も生きていれば91歳になるんですけど、不思議なことに、ぜんぜん昔の人の話って感じがしない。エッセイの中でも、戦時中の話とかけっこう出てくるんですけど、私が経験していない、知らない時代の話じゃないみたいに、すぐそこにあるんです。まるで今まさに、同じ場面をそばで見ているようです。なんかわかるわ~…ってなっちゃうの。

そんなことを、ついさっきまで酷く落ち込んでいたのも忘れ、テンション上がって母に話したところ、おぉっと驚いた顔をして、

「昔、父親が向田邦子作品大好きやったんやわ。へぇ、こういうところで共感があるとは、なんか嬉しいわぁ。」と言われました。

その時に私は、おじいちゃんが私のことをすごく理解してくれて、その上で「そろそろ元気だせ」と言ってくれた気がしました。

鹿児島のおじいちゃんは遠かったのもあって生前あまり話したこともなく、本を読む人だとも知らなかった。

だけどもしかしたら、もう亡くなった方とか、会ったことのない遠いご先祖様から、何かしら励ましのメッセージを受け取ることって実際にあるのかもしれない、なんて思えてきて、そしたら、だいぶ心身ともに持ち直したんです。

まぁテトリスのブロックはいつ思わぬところからガガーっとせり上がってくるかわからないんで、(あ、あんまりうまくもない例えでした?)またいつイジイジ・クヨクヨモードに逆戻りするかわからないですけど、

とにかく、私は受け取りました。受け取って、元気出ました。

こんな話に共感してくれる人は、どこかにいるんでしょうかねぇ。

2021年1月1日金曜日

修理したり新しくしたりして生きていく

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

新しい年、始まりました2021年。

昨年はえらいことになっていたMy胸骨もなんとか順調に回復し、痛みもぶり返さすことなく元気に過ごせています。まだ今後も治療は続くのですが、日常生活まったく支障がありません。一時は重いものを持つこともままならなかったのですが、今ではすっかり楽器も問題なく弾けています。ご心配おかけしましたが私は、音楽に無事戻ってくることができました。ありがたいことです。

音楽をやっている友人・知人が、病気や怪我をして楽器の演奏が難しくなったとかいう話を聞くと、心がギューっと痛みます。どうか好きな楽器を自由に弾ける日が一日でも早く来ますようにと、祈ることしかできません。

昨今の世の中の状況もあって切に思うのですが、

好きなことをずっと続けられること、離れてしまったとしても、またいつか戻ってこられること、ただただ願うばかりです。私の故障した胸骨も修理して大丈夫になったんだもの。きっと大丈夫。

そういえば昨年は、我が家のあちこち、家電やら機材もやたらと壊れて修理したり買い替えたりしたなぁと思います。

エアコン、床、PC用スピーカー、キーボード、パソコン…

ちょっとぉ、もぉ…けっこうかかりましたでぇ…

特にパソコンは年末にお亡くなりになられましてね、大急ぎで色々考えて新しいのを購入し、やっとこさっとこ今日、イラレとか、動画編集とか、使うソフト全般のセットアップが済んだところです。

ちなみに今回パソコン買い替えの勢いに乗じて、思い切ってCubase11も購入して入れました。これでデモ音源の制作とか、DTMますます便利になるんじゃない?またこのツールを活用しつつ、新しいものを生み出していく所存です。

結局人間、壊れたら修理し、修理できないものは思い切って捨て、新しく取り換え、そうやって生きていくのです。その中で、さらに良くなるものもある。それが生きるってもんじゃないですか。なんつって、無理やりタイトルのようにまとめようとしてみました。

さて、今年の音楽活動の抱負ですが、そうですね、

ギターボーカルのヨニンミマンは、新曲けっこう出来てはいるので、メンバーと仕上げて何らかの形でお披露目したいですね。

ベースはバンドが無いですが、まじめにレッスンには通い続けて、修行を積んでいうるちに、何か面白いことがあれば飛び込んでみようと思います。

ドラムは、ソウシツというバンドでとにかく曲を生かすいいドラムを叩くことに専念します。昨年中にシンバル類も充実させて、セットも本当に理想のものになっているので、あとは腕を磨くだけかな。

普段なかなかお会いできない方々に向けては、このブログも大事な、音楽的な近況報告の場になっていますので、なるべく何か活動したらすぐに文章にしてご報告をと思っています。

今年もよろしくお願いします。

ちなみにTwitter、facebook、Youtubeからこちらのブログに来られた方が多いかなとは思いますが、いろいろ貼っておきますので、よければチャンネル登録、フォローなどしていただければと思います。また色々とお知らせしますね。

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2020年12月13日日曜日

ただ者ではない。

 こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

既に何度も話したことがあるかもしれませんが、

わたくし、エスペランサ・スポルディングというベーシストが大好きでして、もう、彼女の美ベース、美声、とてもとても好きで。

この前ベースのレッスンの時、先生に私が「エスペランサ・スポルディングの曲でやってみたい曲があるんです」と言って音源をちょいと流したら、先生、それまでエスペランサの曲をあまり聴いたことがなかったらしいんですが、じーっと聴き入った後「…ただ者ではないな。」と静かにつぶやきました。

そう、エスペランサはただ者ではないのです。

あらためてインタビュー記事とかウィキペディアなんかを見てみたら、まず「ベーシスト」ではなく「マルチインストゥルメンタリスト」って書いてありますね。担当楽器:ボーカル、Wベース、エレクトリックベース、バイオリン、オーボエ、クラリネットとあります…ちなみにライブで見たときは、ピアノも弾いてましたよ。まぁもちろんベースボーカルとして特に有名なんだけど、いやぁ、多才。色んな事できるだけじゃなくて、生み出す作品が独創的で洗練されていて、芯がある。それでいて、ちょっと親しみやすいかわいさ、どこか可憐な感じの魅力がある。どういうこと?(笑)

なんかただただ、その生まれ持っての光輝く才能がうらやましくってしょうがないけど、

でもね、生い立ちを読んでみると、なかなかの苦労人のようです。幼い頃から様々な楽器を習ってはいたけど、決して裕福ではなく生活は苦しかったみたい。奨学金を得て音楽学校へ進んでからも、学校の近くのアパートは高くて借りられず、華奢な体に重いコントラバスを担いで通学する毎日に疲れ果て、ベースをやめたくなったこともあるって言ってました。

だけどさすが、そこはね、それこそ若いうちから「ただ者ではない」ミュージシャンとしてめきめき頭角を現してます。飛び級で早々にバークリー音大を卒業し、当時弱冠二十歳で同学における最年少講師として迎えられたり。あと、やっぱり大物からしっかりと見出されてますね。

パット・メセニーに認められたことや、プリンスと共作を発表したことがきっかけとなって、仕事が増えたみたいなことも言ってました。あのプリンスと一緒に作品作ってたなんて!私は過去にこのブログでも書いたことがあるように、中学の時にプリンスの「Let it go」聴いて衝撃を受けて以来、けっこうプリンスは好きで影響受けてますけど、「We are America」っていう共同制作の曲、恥ずかしながら知らなかったです。

エスペランサがプリンスと接した時のエピソード、これがまたすごくて、ドラマーのジョン・ブラックウェルと一緒にセッションに招待されて、三夜連続で3人で延々ジャムってたら、カウントダウンもせずに年越してたわみたいな(笑)

そんな彼女でも、「過去を振り返ると走って逃げたくなることだってある」と言ったり、「音楽活動でかなりの難題を突き付けられたことが何度かある、でも難しいチャレンジをしたおかげで成長できたと思う」みたいな感じのことを言っているのも読みました。あぁ、最初から完成していたんじゃないんだなぁ、むしろ本人的にはまだまだ発展途上で、常に向上する為に戦っているんだなぁ。

確かに5年前「Emily’s D+Evolution」というエスペランサの来日公演を見た時、私は「そうか、天才が全身、指先まで鍛え上げるとこうなるのか」と思った憶えがあるんです。スター性とか天性の才能だけではなく、「鍛錬による実力」をまざまざと見せつけられた。

現在36歳かぁ。ぜんぜん若いよね。さらにこれからも新しい作品を世に出して、色んな人と仕事して、ますます大きくなっていくんだろうなぁと思います。

はぁ~~…

あっ ごめんなさい、なんかため息出ちゃった。そんでそれをそのまま書いちゃった(笑)

さて、初めの方でも書きましたが、そんなエスペランサの曲のベースを、一曲耳コピして練習し”弾いてみた動画”をアップしました。「Cinnamon tree」っていう曲で、何しろ、美しい曲、美しいベースライン。しかしねぇやっぱり、本人のような滑らかさとか、なんていうの?音の粋な、絶妙な切り方?とても再現できないね。難しい!だけど本当にがんばって挑戦してみて、楽しいベースでした。

よければ見てみてください。

https://youtu.be/pusUTCPBCxc