2021年4月10日土曜日

ファンキーの限りを尽くして

 こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

さぁ本日も、毎度おなじみ

「このご時世、バンド活動はあんまり思いっきりはできないけれど、とりあえず独りでできることを粛々とやるんだもん」のコーナーです。

(初めて言いましたけど)

ということで、またまた弾いてみた動画を1本アップしました。

今回は、ギタリスト トモ藤田さんのオリジナル曲「Just Funky」という曲の、ギター以外(ドラム・ベース・キーボード)に挑戦しております。

まず、この曲に取り組もうと思ったきっかけはですね、

家で夫が、ギター教則本(バークリー音楽大学 ギター科助教授)トモ藤田著『ソロ・ギターでうまくなる!基礎力向上のための独奏エチュード』をずっと練習していて、横で聴いていたらすごくかっこいいギターだなぁと思って興味を持ったんです。

この本では、トモ藤田さんのオリジナル曲やカバー曲、計9曲がエレキギター用の独奏練習曲として取り上げられています。

例えば、ソウルフルにアレンジされた「きらきら星」とか、シャッフル・ビートのブルース、ジャズのコード進行のスウィング・ブルース、カントリー・ブルース等々、どれもキュッと短くまとめられながら、色んな要素が凝縮されていて、ピロピロピロ~みたいな速弾きとかは無いけども、それでも相当な難易度でして、なるほどガッツリ勉強になりそうです。










中でも、「Just Funky」は、”超難曲”というだけあって、複雑で細かいカッティングの連続で、これをリズム感とスピード感、キレ、ファンキーなグルーヴ感を出しつつ弾き切るのは至難の業です。夫も毎日コツコツこの難曲に挑んでいますが、テンポを上げると所々かなりキツイと言っていました。

それにしても聴けば聴くほどカッコいい曲なんで「Just Funky」とYOU TUBEで検索してみましたら、この曲でトモ藤田さんご本人が色んな方とセッションしている映像がいくつも出てきました。

トモ藤田さんにとってこの曲は「名刺代わりのような曲」と書いてある通り、この曲を通して色んな方と楽しくコミュニケーションを取ってるという感じですね。

ある時はジョン・ブラックウェルさんがドラムで、ニック・ウェストさんがベース弾いてたり、ウィル・リーさんがベース弾いてたり、編成も展開も様々なパターンがあって、ギターがもう一本入ってる時もあれば、キーボードが入ってる時もあり、もちろん毎回すんごいソロまわしがあったりして、その時のメンバーによっても違った雰囲気が出ているし、どれも見ていてワクワクします。

この曲でバンドアンサンブルができたらめちゃくちゃ楽しいだろうな。

ということで、いいこと考えたーっと。

ソロギター音源に合わせて、ギター以外を全部やって勝手にバンドアンサンブル気分を味わっちゃいましょう。

この本には模範演奏のCDが付属されていまして、トモ藤田さんご本人がシンプルにギターのみを弾いている音源が収録されています。メトロノームも入っていない、ギターのみの演奏音源です。

まずこのギター音源をパソコンの音楽編集ソフトに読み込みまして、そこに打ち込みでドラムを重ねました。

もともとクリックに合わせずフリーテンポで弾いている音源なので、テンポは多少揺れがあって一定ではないんですね。ですので、地道にテンポトラックで細かくテンポの設定を変えて、ドラムパートを打ち込みました。





けっこうめんどくさい作業を苦労してやったんですけどね、出来上がった打ち込みのドラムを聴いてみると、やっぱりちょっとキレイ過ぎるっていうのかなぁ。もうちょっとこう…ガシャガシャ感が欲しいっていうか、特にシンバル類がお互い共鳴し合ってシャラーっみたいな感じが欲しいなと思って…

結局、自分で叩いちゃおうか!って。

それで、一人でスタジオに入って、演奏の動画撮影も兼ねて、カメラ1台の内蔵マイクでふわっと録音しました。

で、ソロギターにそのドラムの音を重ねたものに、次はベースをレコーディングして重ね、さらにキーボードを重ね、ミックスして、バンドアンサンブルの音源が完成しました。

それぞれの楽器を入れる時、色んな方のセッションは参考にはしたんですが、あまりマネし過ぎないように心がけて、基本的には、本当にセッションさせて頂いている気持ちで、私ならこう弾く、こう叩く、というのを大切にじっくり考えました。

とにかく、曲自体めちゃめちゃファンキーなんで、今私ができるあらん限りのファンキーっぷりで、ファンキーの限りを尽くそうと。

ただし、出るところは出て、一歩引くところは引いて、という押し引きを気を付けながらまとめないと。中盤のキーボードソロを入れた3コードみたいなところも、抑揚付けながらも、ギターのおいしいカッティングフレーズは聞こえるようにしたいし、盛り過ぎないように、みたいな、これまた難しかったけどすごく勉強になりました。

ま、「ファンキーの限りを尽くして」とか言ってるわりに、客観的に見るとちょっと置きにいっちゃった感もあり…まだまだ修業が足りんぞという感じですが、でも楽しかったです!

ギターの教則本の模範演奏音源だけ拝借して自分はギターを弾かないという、トモ藤田さんご本人やリットーミュージックの方に見つかって怒られないか若干心配です。先にお詫び申し上げます。ギター弾かなくてゴメンナサイ。

では、今のところ見た方からあまりリアクションも無く、炎上したりしてないし、削除しなさいとか来てないので、「Just Funky」ギター以外を弾いてみた動画、よろしければご覧ください。

https://youtu.be/WqO04aIci0A