2018年10月30日火曜日

はじめまして。ノクシー ヒトミと申します。

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

タイトルで「え?なんて?」と思わせときながらいつも通りに始めてしまいました。(笑)

実はですね、ここのところずっと水面下で動いていたプロジェクトがありまして(大げさ)
やっと公開できるわけです。

まぁ簡単に言いますと、一曲だけの企画モノのバンドなんですが、
その名も「ヤキトリ・ノクシー」。

ヨニンミマンのアルバムレコーディングの時「サヨナラワルツ」のゲストコーラスに参加して下さったHIROYUKIさんによる企画です。
※「サヨナラワルツ」のゲストコーラスについてはその時のブログでも紹介しています。
https://canaandog-htm.blogspot.com/2018/03/blog-post.html

楽曲も、普段弾き語りで活動されているHIROYUKIさんの作詞・作曲で、それを今回集結したメンバーでバンドバージョンにアレンジしました。私はベースを担当しております。で、このバンドの中では、わたくし「ノクシーヒトミ」と名乗らせていただいておりますので。
今度どこかで見かけたら「もしかして…ノクシーヒトミさんですよね?」と声をかけて下さい。
いいのよ、迷わないで。思い切って呼んでみて。「あ、ハイそうです。」って言うから(笑)

それで、早速その作品を聴いていただきたいんですが、今回一曲だけなんで「ライブに出る」とかではなくて、動画を作ってアップしています。
HIROYUKI監督によるこだわりのカメラアングルで撮影したMVです。

一回見て「いいね」と思ったら、二回、三回、四回と見て下さいね!

ヤキトリ・ノクシー「路地裏」
https://youtu.be/D7kcTPzPq2A

2018年9月5日水曜日

スネアでいて下さい。

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

ドラマーの個人機材、スティック、キックペダル、シンバルなどなど色々ありますが、
中でも「これが自分の音色です。」と主張できるアイテムと言えば、Myスネアですよね。

思い起こせば…そう、私が初めて買ったスネアは、学生時代に当時近所の楽器屋で店主から掘り出し物だよと、安いからと勧められるがまま買った5,000円の中古スネアでした。
素材とか詳しいことは不明ですが、シェルには「Paul JAPAN」と書かれたエンブレムが付いていまして、先輩方に「ポールって何だよ!パールじゃないのかよ!」 と散々笑われたものです。

それでも5,000円で自分のスネアが持てるならいいじゃないかと思っていたのですが、
それはもう本当に安物でして、ある日のライブ中にいきなりストレイナーが壊れ、スナッピーが閉まらなくなりまして、「タンッタンッ」とスネアを叩いていたはずなのに、途中から「ポンッポンッ」とハイタムを叩いているようにしか聞こえないという、なんとも引き締まらない、抜けたような演奏になってしまいました。
それで、今度はある程度ちゃんとしたのをと思い、カタログを眺めて、見た目が気に入ったYAMAHAのメイプルカスタムのスネアを思い切って購入しました。ピッコロスネアまではいかないけど、深さ4インチとけっこう浅めのシェル。
当時はけっこうカーンっていうピッチ高めの音が好きだったんですよね。

このスネアは、学生時代はもちろん、社会人になってからも静岡でBACHMAN(バッハマン)っていうオリジナルのインストジャズファンク?バンドを組んでいた時に活躍してくれました。ヘッドは、柔らかい丸みのある音になる「ファイバースキン」っていう月面みたいなヘッドを張って、あまりピッチが高くなり過ぎないようにチューニングはゆるめにして使っていました。

その後、やっぱりもうちょっとロックテイストっていうか、力強いこしのある音のスネアが欲しいと思って、26?か27歳の誕生日だったかな?自分で自分にプレゼントで、今も愛用している深さ5インチのアルミシェルのスネアを買いました。楽器屋さんでスチールシェルとアルミシェルの2つ叩き比べて、アルミの方が一段音が明るかった印象があったのと、単純にアルミは軽いから持ち運びがラクだなと思って、アルミに決めたんです。
ただ、音が明るいのはいいんだけど、ちょっとピシピシというか、ギタリストがよく言う「トレブリー」
ってやつ?ちょっとまったり感が足りなくて耳に障る感じがして、それを和らげるようなヘッドを探しました。で、色々試して最終的に行き着いたのが、REMOのエボニーピンストライプっていう、黒地に白線の入ったヘッドです。なんかわかんないけど、「パシーン」に、まろやかなローミッドが加わって「トーン」って深みが出た気がするし、何より見た目がシルバーと黒で完全に仕上がったなっていう(笑)
は・・・いけない・・・またキョトーンとさせちゃいました?



とにかく、それ以来ずっとこの組み合わせです。気に入ってるんです。
それで、こればっかり使うようになっちゃいまして、カナーンドッグはもちろんですが、けっこう何でもこれいっちょあればいけるんじゃないかなと思えてきて、ついにメイプルのスネアを売りに出すことにしました。

で、売る前に最後もう一度だけ叩いてみようと思ったら・・・
あれ?・・・スナッピーが効かない・・・「ポンッポンッ」とハイタムのような音しか鳴らないではありませんか!
何度スナッピーを付け直そうが、ストレイナーをいじろうが、変わりません。
原因不明・・・でもやっぱり壊れてる・・・これはポールジャパンの呪いか?
私が使うスネアは最後タムになってしまうという運命を辿るのでしょうか。

現在愛用中のアルミのスネアだけは、ずっとこれからもどうか・・・スネアでいて下さい。

最後に、こんだけスネアとヘッドの話あーだこーだしてからなんですが、
ギターボーカルの方でライブが近いんです。

9月15日(土)
四日市 ドレミファといろは

<出演>
■リトルキヨシ(神奈川)
■中山大之
■法橋ハジメ(大阪)
■ヨニンミマン
18時オープン/19時スタート
2000円(ドリンク代別途500円)

ヨニンミマンの出番は1番目です。お酒もカレーも美味しいお店です。
ぜひ遊びに来て下さい。

2018年8月20日月曜日

校歌っておぼえてます?

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

最近、甲子園を見ていて、フと、
「そういえば自分の母校の校歌ってどんなのだっけ?」と思い
一生懸命思い出そうとしたのですがまったく出てこず、
それでも小・中はなんとなく思い出せたのですが、高校の校歌だけはすっかり忘れてしまったんですよね。
しかしだんだん気になってきまして、ずーっと思い出そうとねばってたんですが、やっぱり一部分も思い出せない。で、ついにはネットで検索してみたら、見つけましたよ。YOU TUBE何でも出てくるわ。

鈴鹿の川に みそぎして
文化の虹をかくるもの
我が学び舎の さやけさや
いよよ励みて いそしみて
あぁ知恵さとき 人たらむ

いやぁ、これ一番の歌詞なんですけど、
…こんな歌い出しだったとは。
鈴鹿川でみそぎとは…。

しかし不思議なもんでメロディと歌詞と合わせて聴くと、あぁ、こんな歌だったなぁと思い出してくるもんですね。

今あらためて見ると、そして口に出して言ってみると、ほぉ、なかなか響きがキレイじゃないですか。
文化の虹をかくる者なんて、ねぇ、かっこいいフレーズですよね。
当時は内容とか意味なんて何にも考えずに歌ってましたけど。

ところで田舎の校歌ってたいてい近場の川か山が盛り込まれている気がするんですが、都会の校歌ってどんな感じなんですかね?
あと、あんまり古語とか使ってない、校歌っぽくないのがあったり?新しめの学校だとだいたいそうか。
あと、けっこう有名な人が作詞とか作曲してたりね。

ちなみに歌詞ではないんですけど、うちの旦那の母校の校歌は、全国的にもめずらしい、いや唯一かな、口笛が入ってるんだって。なんか間奏に全員で口笛を吹くらしいです。

そんな話を職場で昼休みにしましたら、意外と皆自分の母校の校歌をすぐさま調べ出したりして、
「そうそうこれよー!」と懐かしがったり、他の学校の校歌を聞いて「へぇなんか格調高いやんかー」とか「うわぁいきなりスケールが大きいですね」とか言いながら盛り上がり、なかなかいい昼休みになりました。

「校歌っておぼえてます?」
昼休みのちょっとした話題としておススメです。

さてさて、次のライブは9月15日(土)四日市「ドレミファといろは」 にて、
アコースティック寄りな方のヨニンミマンで出演します。

<出演>
■リトルキヨシ(神奈川)
■中山大之
■法橋ハジメ(大阪)
■ヨニンミマン
18時オープン/19時スタート
2000円(ドリンク代別途500円)

初めてお目にかかる方々ばかりで緊張しますねぇ。

よろしければ是非どうぞ。

2018年8月6日月曜日

成分溶け込んでますよ。

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

私、ベースのレッスンに通って2年弱になるんですが、
先日、私のベースの師匠と、そのまた師匠のお二人が出演されるビッグバンドのライブを見に行って来ました。

いやぁ師匠も、師匠の師匠も、素晴らしかったです。

私は普段ロックのライブをみることはあっても、ビッグバンドのジャズを生で見る機会ってそんなにはなかったですし、色々と新鮮でした。
例えば…お客さんを派手にあおったり大袈裟なパフォーマンスはしなくても、一人一人が直向きに集中して演奏してる感じから徐々に徐々にグルーヴが高まってきて、自然にお客さんの体が揺れちゃう感じとかね。そういうのがお~~クールだなぁと。

今回見たバンドを構成してるメンバーの方々は、下は18歳~最年長は75歳。
楽器続けて50年以上の方もいらっしゃいました。(「こんだけ長くやっててこの程度です」なんて謙遜していらっしゃいましたけど)

今回思ったのはですね、
単に上手いとかとは別の次元で、やっぱり一朝一夕には出ない音色ってのがあるんだなということですかね。

音楽好きで、何かの楽器好きで、バンドで合わすのが好きで、長年やってる方ってのは本当に、
なかなか出せないぐっとくる音色があるんだと思います。
説明のつかないようなことなんですけど。

超絶上手い少年少女はたくさんいるわけですけども、どうしてか敵わないようなものなんですね。
何かなぁ。
べつに笑いながら演奏していなくても、音からしてなんか楽しそうなムードっていうのかなぁ。
それじゃちょっと浅い言い方のような気がするんですが、

なんかね、成分が出てるんですよ。何かの成分が多く音に溶け込んでいる気がするんです。

数こなしてきての余裕?リラックス成分なのかなぁ。
はたまた「俺とお前は昨日今日の付き合いじゃないからさ」成分とか。
長くやってればその分音楽通して色んなことがあっただろうし、酸いも甘いもと言いますか、成分も色んなのが多く溶け込んでるのかなぁ。ダシみたいなね、旨味みたいな。

あらーやばい、また頭おかしいこと言い出したなって思われました?(笑)
まぁ、いいんです。そんなことを思いました。
私もただ弾けるとか叩けるとかじゃなくて、音にいい成分いっぱい溶け込ませたいなぁって。

ちなみに私は年明けからのレコーディング終わった後、春からドッと疲れが出たのか、胃腸風邪やったり腰痛になったり、手足がひどい皮膚炎になったり、調子を崩してしばらく楽器もまともに練習できていなかったんですが、
最近やっと、徐々に調子が戻ってきまして、ベースとかギターは問題なく弾けるようになりましたので(足腰はあともう一歩かな!だからドラム思い切り叩けるのはもうちょっと先かな!)
今は「楽器ってさわれるだけで嬉しいね」成分はかなり音に溶け込んでると思います。


8月中には完全に復調して、いや、むしろ辛い時期を経て一皮むけてブランニューして、
より良いライブ、より良いものを作っていきたいなぁと思ってます。

またご報告しますね!


2018年7月4日水曜日

踏み込んでなんぼ。

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

お久しぶりでございます。ずいぶん更新が滞っていました。
たしか前回は、私がギターボーカルをしている ヨニンミマンというバンドのアルバムが完成間近というところで、ミックスについてどんなこと考えてどんなやり取りをしているかとか、そんな話で終わっていたと思います。

その後アルバム「オンガク」は、なんとか完成まで漕ぎ着けました。
大切にくり返し聴いていただいている方もいらっしゃるようで、本当に嬉しいです。ありがとうございます。今後も少しずつ、ライブなんかもしつつ、お耳に合う人には手に取ってもらえればと思っています。

さてさて、なんかじめじめ蒸し暑い日が続いておりまして、まったくすっきりしない毎日なんですが、こんな日は、ちょっくら激しめのメタルなんか聴いて、憂鬱など吹き飛ばして元気出したいものです。・・・え?メタルとかイメージに無いって?
いやいや、けっこうね、好きなんですよヘヴィーなやつ、私。きっかけは何だったかなぁ。
あ、そろそろ忘れてる方もいらっしゃるかもしれませんけど、私ドラム叩くんですが、たまたま「モダンドラマーフェスティバル」の映像見ていて、lamb of godのクリス・アドラーというドラマーを知って、そのパシパシッと軽やかでキレのある音色と、ユニークなドラミングがクセになりまして。https://youtu.be/8LMwK3reNpg
それから色々探してみると、意外と私にもわりと耳に優しく(笑)聴きやすい感じのバンドがあったりして、すっかりメタルサウンドにハマり、2014年にはさいたまスーパーアリーナで開催されたメタルのフェス“ラウドパーク”も見に行きました。あぁでも、もう4年くらい前のことなんですね。今年は私の中で久々にメタルブームが到来してるっていうのに、今年開催無いんですよ。また行きたいなぁ。

ちなみに最近のお気に入りはですね、Mastodonってバンドなんですけど、そのブラン・デイラーってドラマーがまた上手くて、パワー押しの体育会系のドカドカしたドラムではなく、けっこうスマートで爽快感あって心地よいんですよ。https://youtu.be/yw7-cSwtXtw
こんな風にツインペダル踏めたら気持ちがいいだろうねぇ。ということで、もうこうなったら聴いてるだけじゃなく、自分でもツインペダル買って練習しちゃおうかなー。でも挫折するかなー。どこのメーカーの何買えばいいのかなー。色んなの試してみたいなー。

そんなことをあちらこちらで呟いてましたら、お優しい方々から、普段使っていないツインペダルを「どうぞこれもお試しで踏んでみて」と言っていただき、少しの間お借りできることになったのです。
そして集まったのがなんと贅沢にも5種類。先日のヨニンミマンのスタジオ練習の時間を利用して、試踏みの会を開催しました。
メーカーや仕様もバラエティーに富んでまして、(ほぉらドラマーの皆さん、どれがどこの何かわかるかな?)とりあえずズラリと並べて眺めてから一個ずつ「あー確かに音も踏み心地もさっきと違うね」とか言いながら楽しく踏み比べさせて頂きました。



ホントはね、それぞれのペダルについて、ものすごいマニアックにその特徴とかあーだこーだ書こうと思ったんですよ。チェーンだとかベルトだとかダイレクトドライブだとか、
真円カムとか偏芯カムとか。ビーターの違いで出音が変わるとか、シャフトの違いが追従性に影響するとか。(すべて受け売りです。私自身、実際あんまりピンと来てません。)

ただ今回、わかったことが一つある。

ある程度一つのペダルが足にしっかり馴染むまで踏み込んだことがないと、実際どれがいいやら悪いやらわからないってことですね。

私のようなツインペダル初めてさんは、とりあえず何か一つそれなりのを手に入れて時間かけて踏み方やセッティングをよく研究してみないといけない。
ツインペダルそのものの特徴ももちろんあるんですが、その人の踏み方で音も変わるし、調整の仕方によってぜんぜん動き方は変わりますからね。

だから結論としては、ある程度ちゃんとしたやつなら、どれでもOK。そこから試行錯誤して自分の物にしていくこと。愛着こそいい音出すためのポイントです。なーんつってかっこつけましたが、とにかく使いこなすには、予備知識も大事だけど、踏み込んでなんぼかな!

とりあえず、近いうちに、あまりクセの無い標準的な仕様のペダルを思い切って買ってみようと思います。

その前に7月21日は津島グランツにてヨニンミマンBANDの方でライブです。
こんだけドラムのこと話しておいてギターボーカルなんですけども。

またご報告しますね!


2018年4月30日月曜日

アルバム制作 中間報告⑦「大詰め!ベストバランスを目指して」

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

年明けからスタートしました、ヨニンミマンのアルバム制作、今は録音した各パートのミックス作業をしていただいているところです。
それも、仕上がりまであともう少し、という段階まで来ています。

ところでミックスって何なのよ?ということなんですが、①「何それさっぱりわからん」の方も、②「なんとなくわかるけど詳しくはわからない」の方も、③「そんなの今更説明されなくてもよく知ってるし」の方も、まぁここは一緒にお付き合いください。
ちなみに私は、②の「なんとなくわかるけど詳しくはわからない」に該当します。(笑)

すっごいざっくり言いますと、
バンドの演奏って、いわゆるアンサンブルなわけですが、レコーディングも、ホントにライブの時と同じように「せーの!」で全員がいっせいに演奏して、それをリアルタイムで録音しちゃうという方法もあります。それが一番シンプルで、ライブそのまま、という臨場感が出るから、それはそれでいい。
ただそれだと、どうしても録った後に細かいバランス調整とか、タイミングの修正などのエディット、あと部分的に、パートによって例えばギターソロだけもうちょっと納得いくまで何回も弾き直したいとか、ボーカルの歌い方のニュアンスを何パターンか試したいとか、より細かいとこまでこだわって作り込みたい場合には、やっぱりちょっと難しいかな、と。

で、基本的には各パート、別々に録音したものを、あらためて混ぜ合わせるということをするんですね。そう、ミックスです。

それぞれの楽器の録音ですが、一つの楽器に対して1トラックどころじゃなくて、ドラムだけで計何トラック使ってるのかな?ドラマーが演奏してるのを、四方八方から色んな種類のマイクで同時に録音していて、例えばスネアの表面に1本、裏面にもう1本、バスドラに1本、右上方向から1本、左上方向から1本、真正面のちょっと離れた場所から1本とか言う感じで、ビックリするぐらいたくさんのマイクを立てて複数のトラックに録音します。
スネア一つでも、打面や淵にスティックがカタンと当たる音や、それが内部に伝わってターンと響いて出ていく音、他のタイコに共鳴してるような、「音」にならないくらいのもはや空気感まで、微塵も逃すまいと、すごい繊細に音を拾って録っていくわけですね。
・・・録られてる人は、そりゃあもう、緊張するよねぇ。考えただけで。
ちょっと私のギターはそんなよく録ってもらわなくてもいいんですけど(笑)

まぁとにかく、そうやって録った音を、どれをどのくらいのボリュームで聴こえるようにするか。さらに、低音域、中音域、高音域、どんな配合でどんな音色で聴かせるか、はたまた、よく「パンを振る」って言いますけど、ステレオで再生した時に、右・左・真ん中、どの位置から聴こえるようにするのか。後方に居る感じなのか、近くに居る感じなのか。

そうやってエンジニアさんに立体的に編集して一曲全パートまとめてもらった「こんな感じでどうでしょう?」という音源データに対して、バンド側はそれを聴き込んで、相談して、もっとこうして下さいという要望を返します。
例えば「もう少しサビのコーラスを下げてください」だとか、「ドラムのバスドラの低音を少し削って、ライドシンバルのアタック音を少し下げてください」だとか、「ソロ後からエンディングは、バッキングギターをもうちょっとだけ上げてください」とか。それをまた反映してもらって、「ではこんな感じですか?」といただいた音源を聴いて、また「コーラスは少し下げ過ぎた感じがするので、もうちょっと音量的には戻して、他の手法で控えめな感じになるよう馴染ませてください」とか、さらに細かく要望を出して・・・みたいなことを、最終的に「ベストバランス」ってやつに行き着くまで繰り返していきます。

ねぇその「ベストバランス」ってどういうの?って、まぁ、それぞれのパートが他のパートに紛れず埋もれず、でも役割を踏まえて決して出過ぎず、アンサンブルとして聴いた時にちょうど心地よく聴こえるようにって・・・曲によっても違うし、そりゃ、好みもありますよね。実際バンドの中でも見解が分かれることもあります。

いやーこれが大変。独りよがりになってはバンド全体として納得のいく作品とは言えないし、とは言え、各人のイメージってのもあるし、それぞれこだわりポイントがあったりするし。
あ、でも実際にミックスの作業するエンジニアさんがまず大変ですよ。膨大な知識が必要だし、編集ソフトを駆使して、作り手の要望にすばやく応えないといけないですからね。

とにかく、まさに今、ほぼほぼ仕上がり段階、最終調整というところまでは来ています。
「ベストバランス」までもうちょっとかな。

ちなみにですね、ミックスを待っている間、気晴らしに色々とアルバム関連の作り物なんかもしてまして、ちょっとしたグッズを作ったり、あと、セルフライナーノーツも作りました。歌詞の解説ってほどのものではないんですが、収録曲について、作詞者としてコメントをさせてもらいました。
希望の方のみ、お渡ししますので、もし欲しい方はおっしゃって下さい。一応、ネットでも見れるようにはしようと思います。

では、アルバムの仕上がりを、お楽しみに!
またご報告しますね。

2018年4月3日火曜日

アルバム制作 中間報告⑥「回り道して出せる味」

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

ヨニンミマンのアルバム制作、気付けば第6段です。いよいよ完成間近。
ゴールは近い...ような、とてつもなく遠いような...

3月中に、予定の5曲、全パートの録音は終わりました。今はエンジニアの青木さんにミックス作業してもらっていて、その音源が来るのを今か今かと首を長~~くして待っています。
多分初回のミックスが来てから最終的にまとまるまで、なんだかんだで一ヶ月くらいかかると思います。
ところでミックスって、なぁに?
ってな感じの方もみえると思いますので、ミックスのお話、またあらためて次回にでもしますね。

今回は、CDの顔、ジャケット作りについてお話しします。
カナーンドッグの時も、前回作ったヨニンミマンの無料配布CD「Pictures」も、ジャケットは毎回、勝手ながら私がデザインを考えているんですが、ジャケットにはいつも私が彫った消しゴムハンコの画像を印刷しています。
あ、そこのアナタ、消しゴムハンコて、なんとアナログな!とか、思われました?

たしかに今の時代、実際にチマチマとハンコ彫らなくたって、ハンコ“風”の画像なんてパソコンでもっと簡単に素早く作れるんでしょうね。
でもさー、そこはどれだけ時間がかかっても、やっぱりホントに精魂込めた手仕事を入れていきたいのです。

今回はけっこう大作で、彫らなきゃいけないハンコの数も多かった。いやー多かった。。。
















ハンコの画像だけ見てもワケがわからないでしょう(笑)
一応、彫る前と後はこんな感じってのが、下の画像です。
1コ1コ、下絵を描いてそれを消しゴムに写して、黒い部分を残すように彫っていきます。

Before:消しゴムに図案を写して彫刻刀で彫る前

After:黒い部分を残して彫った後































ていうか何このネジネジ?ってなりますよね。
ネジネジだけ見てもワケがわからないでしょう(笑)
そう、これらのハンコは、この後ちょっと面倒な工程を経ます。
まず実際に黒色のインクつけて紙に押したものを写真撮って、その画像データをパソコンに取り込み、それをパソコンで編集し直します。
背景を透明化し、色を塗り(何せ今回はカラー印刷ですからね!)、大きさを調整し、画像を組み合わせたり、配置したりします。結局けっこうパソコン使うやん。

どうです?このやたら回り道な感じ。
でもね、こうやって回り道してこそ、手作り感と言いますか、独特の味が出るんですよ。

さて、それでは中身が出来上がる前ではありますが、
一足先に完成したジャケットをお見せしますね。
















いぇ~い。こちらが、ヨニンミマンのアルバム「オンガク」のジャケットです。
ジャケットって、収録曲の内容と関連あり過ぎてそのままでも趣が無いし、逆に無さ過ぎても調和が取れずちぐはぐになっちゃうし、バランスが難しいところです。
なんとなく収録曲にも合うような、でも何か別のストーリーが感じられるようなものがいいな、と思って、イメージを膨らめました。

今回の主役は、フレンチブルドッグのヨンタ君。
彼は、おそらく音楽を観賞するという感覚はわからない。ただ、側にあるラジカセから聞き覚えのある音楽が流れてきた時に、記憶とリンクして思い出が甦ることはあるみたい。
ウトウトまどろんでる時には、音楽と一緒に、いくつも夢を見ることがある。(犬って夢見るんですよ)
その夢に出てくるのは、彼が「夢にまで見ちゃうくらい」心惹かれてるもの達です。
例えばお気に入りのテニスボール、何個でも食べたい骨形ビスケット、噛み噛みして遊ぶネジネジおもちゃ、たまに外を通りかかる近所の猫、そして大好きな飼い主の愛用してる手袋。
浮かんでは消えるヨンタの夢に、音楽が合わさっています。
そんなイメージです。
ちなみにジャケットを開くと、歌詞カードになっています。レコーディング風景もたくさん載せました。他にもバックインレイ、帯など、1枚1枚、丁寧に折り目を付けて、重ねて綴じたり、ケースにセットしながら、私は完成を夢見ています。それこそ夢にまで見ています(笑)

そう言えばこの前、CDを予約したいと言ってくれた人の隣にいた方が、
「あ、じゃあ私はそれをCD-Rに焼いてもらおうっと♪」と何気なくおっしゃったのですが、
できれば・・・こういうジャケットも含めて一つの作品と考えていただければ幸いです。

もちろんその方も悪気はないし、今回はアルバムということで1枚1,000円という有料になってしまうもので、たくさんの方に聴いてもらいたい気持ちはあっても、あまり気楽にどうぞどうぞと勧められないのが悩みどころではあります。

だけど簡単にコピーできてしまう時代だからこそ、回り道して、手間暇かけてやっと生み出したものを味わって、楽しんでもらえればありがたいのです。

またご報告しますね!