2021年11月20日土曜日

家電ですから。

 こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

少し前に、自宅で使ってたベースアンプが壊れましてね、

修理しても高くつくんで、もう買い替えた方がいいわけですけれども、せっかく買い替えるならもう少し音質のいいのが欲しいなと思いまして。

あと、自宅でレコーディングする時に、オーディオインターフェースにもなるとありがたいな、というのと、

今はライブの予定は無いけれど、もし今後ライブでベース弾く機会があれば、自宅練習用だけじゃなくライブでも使えるぐらいパワーがあると、なお嬉しいよね?

しかしなるべくコンパクトで、つまみはシンプルがいいぞ。

あと、できるだけお手頃価格でお願いしまーす。と、

いざ買うとなると色々欲が出ちゃって、あれこれ探してはいたんですが、う~ん、どれも帯に短したすきに長しね…と、なかなかこれっていうものが見つからないまま過ごしておりました。

そんなある日見つけたのが

Warwickから最近新しく発売されたばかりのベースアンプヘッド、GNOME(ノーム)です。

まず小さいのよ。重さ約1kgで大きさもお弁当箱くらい。狭い部屋の中でも場所取らないし、ヘッドフォンアウトもあってもちろん自宅でも静かに練習できちゃう。USB端子もあるからパソコンにつないだり、オーディオインターフェースとしてレコーディングもいけちゃいます。そんでこんなに小さいのに、300w出力あって、もちろんライブでもガッツリ使えます。実際楽器店で試奏した時、ampegの8発のキャビにつないだんですが、めちゃくちゃパワーあって、ズシーンとお腹に響く良い低音出てたし、あと、トレブルけっこう上げた時も、そんなにトゲトゲしくないけどしっかりアタックがあるかっちょいい音になって、「お~いいじゃない。」と思わずにやけました。

しかしお高いんでしょう?ヘッド買うとなると6、7万、それ以上しちゃうのかな~…しちゃうよねぇ~…と思いきや、価格はちょうど3万円くらい。一応、3モデル出てる中で一番上位モデルのGNOME i proってやつなんですけど、思ってたよりはだいぶお安いじゃありませんか。

ということで条件全部満たしとるやないか!買うやないか!

しかし…強いて言うなら1点だけ気になる点がございます。

つまみがシンプル、これも私の求めていた条件を満たしているんですけども、


なぜに表記がカタカナと漢字よ?ゲイン、電源、信号て…

どうやらWarwick社が日本向けに出荷するにあたって、なぜかちょっと気を利かせたらしく、英語ではなく日本語で書いてくれたらしいんですけど、

あ、ぜんぜん英語で大丈夫だったんですけど…

店員さんによると、おそらく初期ロットだけとのことですが、なんだか昭和のオーディオ機器みたいな、家電感。

まぁでも、生活感溢れる我が家の部屋の片隅に、すんなりとよくなじんでいて、だんだんかわいく思えてきました。私は機材を買ったのではない、家電を買ったのだと、そう思っています。

今までのアンプに比べて格段に音が良くなったので、ベースの練習がますます楽しくなりました。あと、これからデモ録音とか、弾いてみた動画の音源録音に活躍してくれそうです。



2021年10月25日月曜日

【高難度】ルルベ奏法。

 こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

さて、前回、キャロル・キングの「Bitter With The Sweet」のベースを練習している、というお話をしたんですが、思った以上に苦戦しまして、仕上げるのにずいぶん時間がかかってしまいました。

と言うのもこのベース、これは多分、実際弾いてみた人じゃないとわからないと思うんですが、独特のニュアンスがありまして…

例えて言うならば、

”バレリーナのつま先歩き” みたいな感じ?

伝わるでしょうか…常につま先立ちなの。ルルベってやつですね。決してかかとを下ろしてズシっと体重かけません、みたいな。

トコトコ、トト…くるっトト(←回転ジャンプした)

これは、この曲でベースを弾いているチャールズ・ラーキーのプレイスタイルなんだと思いますが、重みのある低音の安定感で支えるぜ、というベースのイメージとは異なり、なんか歌のそばでふわふわっと軽やかに舞ってる感じ。でも歌の邪魔しない。目線は高く遠く、余裕の表情でドタバタ感いっさい無し。どこまでも軽く、ソフトに。

このチャールズ・ラーキーの弾き方を、わたくし勝手に「ルルべ奏法」と名付けました。そんな奏法無いんですけどね。いかにもありそうでしょう。タイトル見て「何それ聞いたことない」と思われたことでしょう(笑)

しかし弾いてみるとこれがまぁ難しいこと。

イントロからずっと細かく動き続けていて、しかも テトテトって微妙に一音一音切ってるのね。かなり繊細な指先のコントロールが必要で、なおかつリズムを乱さず、全体的な流れを滞らせないようにしないといけないっていう、とにかく高難度ですね。

でも最も難しいのは、結局理屈じゃ説明の付かないようなことなんですけど、

同じフレーズ弾いてるのに、絶妙な「ほのぼの感」が出せないのはどうしてかしら…

音は耳コピで出来る限り正確に、けっこう細かいところまで頑張って取ったと思うんですけど、音作り?空気感かなぁ?もっとこう、聴いた人が「あら、かわいい」って言っちゃうぐらい素朴でキュートな感じを出したかったんだけどなぁ。ちょっとそこまでは再現しきれませんでした。

ところでキャロル・キングと言えば、「サラブレッド」というアルバムは聴いたことがあるでしょうか?リーランド・スカラーっていうサンタクロースみたいなヒゲもじゃのおじさんがベース弾いているんですが、最近聴いたら、「むむむっ う、うまい…!」と思わずうなっちゃう素晴らしいベースでした。

ドラムもそうですけど、ベース「うまい」って一言で言っても本当に、テクニックだけではなく、色々なうまさがあるなぁと思います。さりげなくグッとくるようなベースが弾けるようになりたいものです。

それでは、「Bitter With The Sweet」のベース弾いてみた動画、よかったらご覧ください。

https://youtu.be/ysEzy7qjcLE



2021年9月26日日曜日

苦味、甘み、塩味。

 こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

私は昔からキャロル・キングの曲が大好きで、好きな曲、紹介したい曲はいっぱいあるんですが、その中で今回は、

「Bitter With The Sweet」という曲のベースを練習中なので、その曲について、あれこれ書こうと思います。

キャロル・キングっていうと、やっぱりピアノ弾き語りのイメージなので、あんまりベースが前面に出てくる曲ってないんですが、

この曲はめずらしく、ずっとリフっぽく入ってるベースが面白くて、ベースを中心に成り立ってるみたいな感じもありますよね。昔から、いつか弾いてみたいと思っていました。しかしけっこう細かく動いてるフレーズが難しいのよ。

ちなみに、この「Bitter With The Sweet」というタイトル、邦題は「喜びは悲しみの後に」なんですが、

この和訳については、ネットでどなたかも書いてたように、私も少々違和感を感じます。

スウィートとビターを、喜びと悲しみって言い換えていいのか、もしそう訳すとしても、「後に」って言っていいものか。「With」だしね、「After」じゃないもんね。

ネットでこの曲の和訳を検索していくつか見てみると、直訳ではあまりに味気ないし、皆さん自分なりに解釈を加えて意訳したりしていて、けっこう違いもあり、なるほどなぁと思います。かく言う私も、英語はあんまりよくわからないし、どう訳せば正しいかなんて、わからないです。

ただ、なんとなく私自身がこの曲から受け取るイメージとしては、

「悲しいことの後にはきっと喜びが待ってるよ」というよりは、どちらかと言うと、「苦しい中にも見方によっては喜びがあるよ」みたいなことかなぁと思うんです。常に苦楽って表裏一体で、共に存在している。なんか苦しいことが続いて落ち込むと、何にもいいことが無いように思えて、つい自暴自棄になりがちだけど、そこで物事をどう捉えるかで、自分の気持ちを立て直せることもある。

苦味の中にも、よく味わうと甘みもある、むしろ苦味のおかげで、より甘さが引き立ったりして?そんな風に、勝手に受け取ります。

あ、そういえば、歌詞の和訳ではないんですが、もう一つ違和感を感じたタイトルの話していいですか。や、これタイトルって言うのかな(笑)

この前ね、美味しいおかきを頂いたんですよ。外カリッと中サクふわで口当たり軽くて、いろんな味付けのがあって。

その中で「欧風」味ってのを食べたんですけど、欧風って皆さんどんな味をイメージされます?「欧風カレー」とか言うけど、「欧」ってヨーロッパ辺りのこと?まぁ定義はよくわからないけど、私は、バジルとか、オリーブオイルとか、ガーリックとかの風味を想像してたんです。手に取ると、何やら緑のものが練りこまれていて、どうやらこれはイタリアンなハーブの類かな?と。

ポイっと口に入れてサクサク…サク…サク、「おや?」となりました。美味しいけど、これ「欧風」か?どちらかというとファーストインプレッション思いっきり「和風」じゃね?おかきだから?いやいや、「和」のフレーバーが口いっぱい広がってるんですけども。

それで、ラベルに印字された原材料を見てみました。

「あおさのり、えび、ごま…」生地に練りこまれた緑色はア・オ・サ・ノ・リ!

これタイトル付けるなら「磯」から始まるやつじゃね?一言にまとめられないけど「磯なんとか」じゃね?

「欧風」の要素が見当たらず、なぜこれが「欧風」なのか、首をひねりながら私は、一つ、また一つと、磯の塩味を味わいました。やめられず、とまらず、ついつい食べ過ぎました。

さて、そんなわけで「Bitter With The Sweet」、一応、弾けるようになったら、ベース弾いてみた動画もアップするつもりです。練習がんばります。

またご報告しますね!



2021年9月10日金曜日

やっぱり、デカい。

 こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

今回は、スティーヴィー・ワンダーの「I Wish(回想)」という曲のベースを耳コピして弾いてみた動画を撮りまして、そのお話なんですけども、

この曲は、1976年に発売された『キー・オブ・ライフ』っていう2枚組アルバムに収録されておりまして、イントロから「ドゥンドゥンドゥンドゥン...」と繰り返される特徴的なベースラインにキーボードやホーンセクションが絶妙に絡んできて、めっちゃかっこいいですよね。

さて今回、この曲を練習するにあたって、どうしてももう一度見たくなったDVDがあったんです。その名も『メイキング・オブ・キー・オブ・ライフ』。


このDVDはテレビ番組の企画で1997年...ですから、アルバムが発表されてから20年ほど経ってから、スティーヴィー本人や、アルバムに参加したミュージシャンやエンジニアなど、作品が生み出された当時をよく知る人々が登場し、曲の解説や制作秘話を語ったり、20年ぶりに収録メンバー集結して、レコーディングスタジオで収録曲の演奏を再現したり、というドキュメンタリーです。

そんで、けっこうあるあるだと思うんですけど、久しぶりに見ようと思って探したんですが…どうやら、わし、売ったな。

しかしどうしてももう一度だけ見たくなって、中古品買い直しました!アハハ!私が昔売ったものが巡り巡ってまた私の元に帰ってきてたりしてね。おかえりなさい。

そして、あらためて見直してみた感想。

や、もう、やっぱりデカいのよ。

まずベーシストのネイザン・ワッツがデカい。あれ?ギター持ってる?と思ったらベースでしたってぐらい脳内の物差しがおかしくなる恰幅の良さです。その大きな体でいとも軽々と鳴らすベースの音の、まぁ力強いこと。グルーヴほとばしり過ぎです。

一体どうやったらそんな音になるんですか。特に後半繰り出される、グリッサンドしてきての~激しいビブラート、何ていうのかな…「バァオォ~~ゥ」「ヌィ~~ン ウィィ~ン」みたいな、猛獣の唸り声ですか、みたいなやつ。

太い指で リンゴぐらい軽く握りつぶせるくらいの握力じゃないと出せないんじゃないかと思えてきます。これらの音、弾いてみた動画で省略してる人も多いですが、私は一応、気合で全部入れてみました。しかしネイザン・ワッツのように「ちょいと軽く遊びで入れてみたぜ」感はとても無理。いかにも頑張ってる感が出ちゃってます。

あと、このアルバム、スティーヴィー26歳の時の作品なんですが、この頃、レコード会社 モータウンとの契約がいったん切れ、他のレコード会社からもアプローチを受ける中、モータウンと再契約を結ぶにあたっての、その契約金、なんと1300万ドル(当時のレートで約39億円)。それまでのレコード業界史上最高額だそうです。スケールがデカすぎて、わけがわかりません。

モータウンにとっても大きな賭けだったでしょうが、完成したこのアルバムは文句なしの傑作で、発表されると空前の大ヒットを記録し、グラミー賞の「アルバム オブ ジ イヤー」他、4部門受賞の快挙も果たしました。ビッグな契約金も充分上回る偉業をやってのけた、という感じですね。

あ、ちなみに「I Wish」のドラムはスティーヴィー本人が叩いてるってご存じでしたか?インタビューで、レコーディングで自分がドラム叩いたのになぜかクレジットされなかったとぼやいてました。実際スティーヴィーがドラム叩いているシーンもあって、うまいです。この、ハネてるのか、ハネてないのか、みたいな独特なハイハットとかね、良いところにドドッ て入ってくるバスドラとかね、なんかやっぱ、すごいですね。

このアルバムの参加ミュージシャン、皆この作品に関われたことに誇りを持っているのが伝わってきて、とにかく楽しそうに演奏していました。スティーヴィー・ワンダーの存在は、やっぱり、デカい。まさに音楽界の巨星ですね。

さて、よかったら「I Wish」のベース弾いてみた動画、見てみて下さい。

https://youtu.be/D5orfyYuKuo



2021年8月24日火曜日

日記から学ばせてもらう

 こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

またまた音楽とは関係ない話なんですが、

少し前、

2019年に91歳で亡くなった作家の田辺聖子さんが18歳の頃、終戦前後に書いていた日記が、遺族の方によって自宅から発見されたとのことで、その内容がテレビで紹介されていたのを見ました。あまりに印象的だったので、ネットで検索すると、そのことについて書かれた記事もいくつか出てきました。

日記の中からほんの少しの抜粋を見ただけで、全文は見ていないわけですけど

まずは、十代とは思えない文章に驚いちゃって。うわ、すごいな、これが、後に多くの読者を魅了する数々の文学作品を生み出す人間の文才ってものか、と。

戦争の中で目の当たりにしたあまりにも恐ろしく悲しい光景や、友達や家族との日常、自分自身の心の動きや変化などが克明に綴られた文章は、とにかく人並み外れていました。

田辺聖子さんといえば、軽妙な語り口のエッセーや、関西を舞台にした、明るいユーモアを交えた小説なんかのイメージがありますし(ごめんなさい、よく知りもしないで言っています)、ご自身の作品作りのモットーとして「深いことを軽く、面白く」とおっしゃっていたそうですが、

日記は、もっと自分の目に映ったもの、内面から湧き上がる気持ちを率直に記録していたのかなぁと思います。

ただ、同じ頃に書かれたアンネの日記もそうなんですけど、

読ませてもらっていながら、書いた本人的には他人に公開されることを望んでいたのだろうか?公開するとしても、自らが編集して、納得いく形で世に出したかったんじゃないか?できることなら、ずっと自分の中にひっそりとしまっておきたかったのではないか?と、なんだかちょっと、他人の秘密を勝手に覗き見たような罪悪感も感じます。

日記以外にも、死後ずいぶん経ってから遺族が見つけ、公開に踏み切ったというので思い浮かべるのが、向田邦子さんの恋文です。若かりし頃、誰にも打ち明けていなかった恋人に宛てた手紙を、妹さんが本にまとめて出版したものです。私、これはちょっと、読めてません。

うーん...まぁ共通して言えるのは、発見した人が、これをより多くの人に読んでもらいたいと思わせるほどの魅力があったということは、確かだと思います。長い年月を経ても、人の心に訴えかけるような力がある。実際、多くの読者が、そこから様々なことを感じ、教訓を得たり、今を生きる上での道標にしているという人もいると思います。

私が今回感動したのは、田辺さんの洞察力や文章力はもちろんのこと、やっぱり、信じていたものがグラグラ揺らいで、先の見えない混沌とした時代の中であっても、自分の進むべき道や、この先の生き方を見極めようと目を凝らしている、そんなエネルギーというのか、意志のようなものが伝わってきたからです。それは今この時代にも通じるもの、学ぶべきことがあります。

田辺さん、日記を読ませてもらって、すいません。

失礼ながら日記をきっかけに、学ばせていただきました。

これから、田辺さんがたくさんの人に読んでほしいと願って残した作品を、私も読ませてもらいます。

罪滅ぼしというわけではなくて、単純に田辺さんの作品をもっと読んでみたいと思ったんです。

音楽は、今また活動ができず、長い待ち時間に入っています。またいつか人と一緒に音楽ができる日に向けて、私自身、感性を磨いていきたい、向上心を失わずにいたい、と思います。

またご報告しますね!

2021年8月3日火曜日

誰かの気休めに

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

ヨニンミマンの新曲「奇跡」のMVが完成しました。昨日からYOU TUBEで公開しています。

今回、映像と音楽とを合わせてお届けするということで、そのイメージ、特に、質感というのかな、今まで以上にこだわりました。

こういう状況の中、メンバーと直接顔を合わせることができないまま、ほぼリモートでアレンジをまとめてレコーディングし仕上げるというのは、音の意見交換難しいこともあったし、自分自身、段取り、進め方、苦労したことや反省点も多々あります。

だけどもとにかく、映像と音楽、なんとか納得いく形で融合させて、ようやく完成させることができました。

今は、またこうして一つの作品を仕上げられたことの安堵感、達成感、そして感謝の気持ちで、なんかちょっと胸がいっぱいになっています。やっぱり自分一人の発想とか、自分だけの力ではできなかったとあらためて思っています。

そして、いったん「気が済んだ」というのか、とりあえず自分が「満足した」という感覚に浸っています。まぁでも多分これはほんの一瞬のことで、次の瞬間には、また新たな曲についてあれこれ悩んだり、葛藤したりしていることでしょう。

これから、知り合いを中心にですが、この作品を自分とかメンバー以外の人に見てもらうことになります。

どんなふうに思うかな、気に入ってくれるかな、とか、前にこのブログで書いたように、我が子を初めてのお使いに出すような気持ちで、なんとも言えない不安もちょっぴりあります。

私、何度曲を作ったって、それでむちゃくちゃバズりたいとか、すごい人に見出されて評価されたいとか、大勢の人にウケたいとか、そんなことは思いません。

ただ、めぐりめぐって、誰かの気休めになるといいな、とは思います。

それは誰かに期待してはいけないことだし、そういうの、私にいちいち言葉にして伝えてくれるとは限らないけど、誰かが、ほんのり気持ちがラクになれば、と。

ただの趣味で音楽を作っていて、そのわりにはけっこう大真面目に色々頑張ったり、それなりに産みの苦しみがあったりするわけですが、それに何の意味があるのかと問われれば、

自分が良いと思うものを作ることで「自分の気が済むから」ということ。そして私の作ったもので、誰かのちょっとした気休めになったり、

もっともっと良いものが出来たら、

それがいつか、どこかの誰かのお守りみたいになることもあるかもしれない、って。

それはずっと先で、私が死んでからかもしれないし、知り合いの知り合いのそのまた知り合いとかで、私の全然知らない人かもしれないけど。

そんなふうに信じられることがあるってことが、自分の中で大きくて意味があるんじゃないかって、最近思っています。


ヨニンミマン「奇跡」MV

https://youtu.be/zHN2QtF64tc




2021年7月7日水曜日

ペデルセンのWベース

 こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

さて、先月のブログで、ケニー・ドリュー・トリオによるJAZZアレンジの「ムーンリット・デザート(月の砂漠)」のベースを練習して”弾いてみた動画”を作るぞ!と宣言したわけですが、

あれから、けっこう…が、頑張りました…本当に…ヨロヨロ…バタッ

とにかく、大変な曲でした。

もう、参りました、としか言いようがありません。でも、ありがとうございました。という気持ちです。こんな素敵な曲を経験させてもらってありがとうございます、敬礼、です。

今回、わたくし初めて知ったのですが、この曲でベースを弾いている

ニールス=ヘニング・エルステッド・ペデルセン

ちょっと調べてみましたら、

デンマークのウッドベース奏者で、「ウッドベースという楽器の可能性を究極まで押し広げたベーシスト」と言われているようです。確かに、テクニックが超絶なだけじゃないんですよね。かなりの高音域まで縦横無尽に動き回り、ベースという楽器のイメージを超越するような旋律的なソロ、そしてその音は甘美と言うのか、秀麗と言ったらいいんでしょうか。

2005年に58歳の若さでお亡くなりになったそうですが、長きに渡ってオスカー・ピーターソン始め多くのミュージシャンと数々の名演を残し、ヨーロッパ最高のジャズ・ベーシストとも言われているようです。

耳コピして、弾いてみて、その凄さを実感しました。とんでもないな、この人。すごいね、いやぁ難しいです。ちょっとねぇ、ぜんぜん完コピには遠いです。まぁ再現しようなんて思っちゃいけませんけどね。そもそもエレキベースで弾いちゃう時点で「ふざけんな」って怒られそうですが(いちいちおびえすぎですか?)、「ンツツ」みたいな細かいゴーストノートとか、手数を省いてるところ多々あります。

速いのよ。速過ぎよ。結局のところ、100%の速度までは持っていけませんでした。結果、93%ですね。それが私にとって後半のソロのギリギリの線です。余裕無し。もう、手が、取れそうなのね(笑)

師匠にもテンポは多少落として仕上げてもいいと思う、と言って頂いてはいたんですが、しかし、逆にこれ以上テンポを落としちゃうと、それまでの4ビートのノリが失われちゃうというか、さすがに雰囲気が重たくなっちゃうんで、間を取っての落としどころが93%でした。

それで、大変失礼な話なんですが、弾いてみた動画を撮るにあたって、あらかじめ、元の音源をタイムストレッチしてテンポを落とし、それに合わせて弾いております。で、ベースが入っている辺りだけトリミングさせて頂きました。ですから、せっかくの、うっとりするほど美しいストリングスやピアノのイントロとエンディングは、ざっくりカットしちゃったので...

ぜひ、ご興味持たれた方は、あらためてオリジナルの音源を手に入れて最初から最後まで本物のを通してお聴きください。

では、ちょっとお恥ずかしいんですが、ムーンリット・デザート」のベース弾いてみた動画、このブログ内だけでリンク貼らせて頂きます。よかったらご覧下さい。


https://youtu.be/HUBV25RSjAg

最近ベースの話ばっかりになってきていて、なんかすいません。

バンド関係、また何か動きがあったら、ご報告しますね!