こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。
先日友達から「ドラムに初挑戦するのでセッティングを教えて欲しい」と依頼があり、喜んで一緒にスタジオに入りました。普段担当している楽器は違うんだけど、推しのドラマーさんがいて、そのバンドの曲でドラムを練習したいとのこと。私は勝手に張り切っちゃって、自分の機材をいくつか貸し出して使ってもらうことにしました。
私は最近じゃベースばっかり弾いていて、すっかりドラマー感が薄れてきていました。そうだ、私ドラマーだったんだ。「ただいま帰りました。」初心に帰るってこういうことだよね。いい機会をいただいたなぁ。
一通り私のセッティングの仕方について話した後、スティックの持ち方とストローク、あとバスドラのキックの仕方についてもあれこれ説明したんですが、これって諸説あるよねぇ。だから私のが正しいとは限らないし、自分に合う方法を徐々に見つけて選んできた結果だから、変わっていっても構わないと思います。
私の場合フォームのお手本って言ったら、まず村上ポンタ秀一さんの ふわっ ふわっと 美しい軌道を描く腕の振り上げとか、ニック・ディヴァージリオさんの、力みは無いけどメリハリとパワーのある叩き方とか、テリ・リン・キャリントンさんの腕のしなりとか。本当に皆さん、派手なパフォーマンスはしなくても、叩き方そのものが惚れ惚れするぐらい綺麗なんです。
ドラムを叩いたことがない人に教える時、ドラム教室の先生とかってどうやって伝えるんだろう?
当たり前ですがドラムは、どんな叩き方でも打てば音は出ます。じゃあ「ドラムが叩ける」ってどういう状態か?ということになりますよね。テクニックを突き詰めればキリが無いし、私もあんまり難しいことはできないしなぁ。
だけどね、やっぱりいい音は出したいですよね。しっかり鳴らしてこそドラムという生楽器だと思うんです。ある程度は後からテクノロジーで補うこともできるかもしれないけど、その前に、楽器そのものが充分響いて鳴り切ってるのか、そこが大事かなと思います。
それにはやっぱり、力任せじゃなく強くキレイな音が鳴る理屈を知っておいた方がいいし、脱力できるフォームとかは最初にちょっと頑張って習得しといた方がいいかなと。だからつい、その辺りの解説が長くなっちゃいます。う、うざがられてないといいけど…だって長い目で見たら、最初は苦戦しても慣れれば後々ラクになるから。力で無理に叩くと体にも負担がかかるからねぇ。
そうそう、私、始めたばかりの頃は適当にスティックを握りしめて叩いていたから、すぐに手が豆だらけになってたけど、グリップを改善したらほとんどできなくなったし。筋トレとかしなくても、音はけっこうデカいと言われています(笑)
「良い音」…まぁこれも、諸説ございます。
友達のドラム道、これから成長の過程を動画に記録して随時公開していくという長期プロジェクトらしい。楽しみです!そして私のドラムがこんな形で役に立つとは。
楽器も喜んでると思う。嬉しい。
何か久しぶりに私もドラム1曲練習しようかな。
またご報告しますね!