2023年12月3日日曜日

コケちゃいました。

 


こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

前回のブログでお話した通り、12/3(日)伊勢市で開催された「お伊勢さんマラソン」ハーフの部に挑戦してきました。

結果は…残念ながらやっぱり制限時間に間に合いませんでした。7箇所ある関門のうち6番目の関門を通過することができず、18.8kmで無念のリタイアとなりました。3分、間に合わなかった。あともうちょっとだったのになぁ。

リタイアの人は全員バスに収容されるのかと思ったら、その場で「参加賞引換券」というのを手渡され、コースの脇道に誘導され徒歩で坂を下ると、すぐにスタートとゴール地点になってる会場に自力で戻れました。

敗因は色々あるけれど、

まずはスタートからなかなかスタートできなかったこと。どういうことかと言いますと、

エントリーの時、過去の大会の記録を申告するのですが、その成績によって当日のスタート位置がザックリ分けられるんですね。速い人ほど前方のスタートラインに近いエリア。私のようなハーフ初参戦の人とか、タイムがゆっくりの人は、後ろのエリアに振り分けられます。ゼッケンの頭文字「A」から順番になっていて、私が整列したのはスタートラインから遠く離れた「J」の最後尾近くでした。

そんで、スタート時刻の9:10ちょうどに号砲が鳴っても、すぐ動き出せるわけではないんです。5,000人超える人数が並んでますから、前の人達が走り始めるのをじっと立ったまま待機みたいな時間が続いて、ようやくじわじわ~っと動き出してもしばらく大渋滞です。

まずは、時計は同じなのに実質のスタートラインを通過するまで、けっこうなハンデがあるというか、余分に距離があるんですね。何分遅れか正確にはわかりませんが、少なくとも3分どころではなかったと思います。

関門7箇所の閉鎖時刻はよく確認してペース配分を考えていたんだけど、そのタイムロスを計算に入れてなかったんだよねぇ。

それと、実はアクシデントというか…

10kmをちょっと過ぎたあたりで、アスファルトのちょっとした凹凸に足を引っかけ、思いっきり転倒しまして、両ひざと左肘を地面にバーンと強打しました。誰かと接触衝突とかではなく、ただただ単独事故です。シンプルに、「コケちゃいました」靴は脱げませんでしたが。

しばし倒れていた私にすぐさま救護の方が駆け寄って「大丈夫ですか!?」と声をかけてくれたのですが、「大丈夫です」と起き上がり、拳を振り上げ再び走り出しました(←ムダに男前)。幸い、走れました。ただ、「えっ!私転んだの?痛ー!なんで!?私今転んだし!えぇ?痛ー!」と自分でビックリしちゃって、なんか心臓がギューっとなりまして、そこから一気に呼吸が苦しくなりました。

帰ってきて見てみたら打撲の跡が赤いし青いし、どうやらけっこう派手に転んだようです。痛々しいけど、折れたりひねったりはしていないようで、それだけでもよかった。

だけど、もし「コケちゃいました」がなかったとしても、やっぱり間に合わなかったんじゃないかな。

とにかく上り坂がきつくて足が前に出ず、あからさまにスピードが落ちてしまってダメでした。全体的に走力が足りてなかったと思います。私にとってハーフはまだまだ厳しかったです。はい、まいりました。

ただ、精いっぱいやりました。一心不乱に関門通過を目指して全力で走りました。ほぼ歩いたりせず、出来る限り走り続けました。

完走できず悔しい結果になりましたが、色々大会参加に向けて準備して、なんだかんだ当日体調も崩さず会場に到着し、そしてちゃんと夫と一緒に帰って来れたこと(夫は無事完走しました)。4年前は会場にも行けなかったんだから、我ながらよく頑張ったなと思います。

天気にも恵まれ、夜明け前から家を出発し、会場に向かう途中見た朝焼けはキレイでした。

今のところ、「また来年お伊勢さんリベンジだ!」とは言えないくらい疲れてるんですが(笑)、少しの間休養したら、とりあえず2月にエントリーしちゃってる大阪マラソンのフルマラソンに向けて、今度はなんとか完走できるよう作戦を練り直し、頑張って練習したいと思います。

またご報告しますね!

2023年10月31日火曜日

言ってなかったこと、ございます。

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

私ね…言ってなかったこと、ございます。

実は今、挑戦していることがありまして…あ、音楽のことではありません。

まず2023年12月3日(日)お伊勢さんマラソンのハーフマラソン(21.0975km)の部に出場します。

それと2024年2月25日(日)大阪マラソンのフルマラソン(42.195km)にも出場します。これはエントリー者多数の為抽選だったのですが、本日「当選」の結果連絡が来ました。はい、おめでとう!(本音:えらいこっちゃ~~当選しちゃったよ~)

今まで、いくつかのマラソン大会で10km完走したことはありました。だけどハーフとフルは、初のトライでもありリベンジとも言えますね。と言うのも、遡ること4年前にもハーフとフルにエントリーしていたのですが、その時はだいぶ仕上がってきてた矢先、病気で胸骨がぶっ壊れちゃいまして、泣く泣く欠席した苦い思い出があるのです。幸い治療のおかげで胸骨は順調に回復してきたのですが、微妙に他の不具合も出てきたりとか、色々あってなかなか体調が安定せず、すっかり運動から遠のいたままになっていました。

しかしやっと今年夏、あぁ、ようやくこれから体調が安定してくるんじゃないかなと希望が持てまして、だったらずっと心残りだったチャレンジを、これ以上先延ばしにせずに決行した方がいいんじゃないかと。まさに「今でしょ」と思い立ち、エントリーしたのです。

ということで夏に一念発起してから、最初はウォーキングから始め、ゆっくりちょっとずつ走り始めました。しかし思った以上に心肺機能やら筋肉やらが落ちてまして、ちっとも進んでいかない。そんですぐ息切れしてバテバテ。ビックリするぐらい走れないのです。

それでも強烈な猛暑としつこい残暑の中、もちろん日中走るのは危険なので、日が暮れてからライト持参でせっせと走りに出かけました。ちなみに同居の親には心配かけないように「ちょっと散歩に行ってきます~」と言って実は走りに行ってました。それを昨日「言ってなかったこと、ございます。」と打ち明けたら「どうりで…歩きに行くだけであんなにも汗びっしょびしょになるものだろうか?と思ってた。」と言われました(笑)

最近は涼しくなってきて、じわりじわりとタイムは上がり走れる距離も伸びてきたのですが、恥ずかしながら、今のところ私の走力ではハーフの制限時間(2時間40分)に全く間に合いません。せっかく走ってもゴールに辿り着かないって、そんな悲しいことあるかね?だけど残念ながらそれが今の私の実力ってやつなのです…。

しかも10月の初旬、ついにコロなんちゃらに感染しまして丸一週間ガッツリ寝込み、コツコツつけた体力がまた大きく後退し、ゴールはさらに遠くへ…非常に厳しい状況になりました。でも、ギリギリ諦めてはいません。さぁハーフまであと一ヶ月で、どこまで行けるのか。

そしてハーフの後はフルマラソンです。恐怖。

とにかく速くなくていいから、ちゃんと完走したいのです。

しかしそれさえ難しいのが現状です。結果は本当に失敗に終わるかもしれません。

マラソンはまぐれが無い世界で、実力以上は絶対に出ない。でも、この、何かに一生懸命になっている過程も、すごく貴重で無駄ではないと思って、自分で色々調べたり目標決めたり計画を立てたりして取り組んでみてます。

人知れず孤独な挑戦して成し遂げてから言おうかとも思ってたんですが、もう言います。

44歳、初のハーフ・フルマラソン、頑張ります。

…一応音楽の話もしておきましょうか?

弾いてみた動画はもうやらないとか言いながら、また一本アップしました。

Princeの「Strange Relationship」という曲です。「Sign O' The Times 」に収録されてる音源ではなく、「One Night Alone... Live!」というライブアルバムのバージョンで、シンプルでカッチリしたスラップの繰り返しが気持ちいい曲なんですが、後半は自分なりにアレンジして動きました。ただ、だいたい視聴者の多くは初めの1分半くらいまでしか見てくれてないようなので、私が苦労して考えたベースソロっぽい部分はあまり見てはもらってないと思われます。

どうぞお時間ありましたら最後まで見てみて下さい。

https://youtu.be/kxLuo5yomYU?si=zBjA1nMaXqk03khG


またご報告しますね!

2023年9月2日土曜日

スーッ…と。

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

あぁ、元気になりました。

わたし元気になりましたよー。

8月特にお盆休み辺り、むっちゃ体調悪くて寝込んだりしてたんですが、今はすっかり体調が戻って、本当に嬉しいです。

体調不良の原因は、8月から毎月打つことになった注射の副作用だったのか、台風の影響もあったのか、どちらも関係ないのか…わからないけど、いやぁしんどかった。

でもキツイとこ超えました。とにかくわたし、今は元気です。

このまま体調が安定してるといいなーと思ってます。何かに挑戦できそうな意欲も湧いてきました。元気があれば何でもできる。

だけど今のところ、バンド活動再開は考えてません。えっと、バンド活動っていうか、一区切りつけたレギュラーの、自分のオリジナル曲のバンドは多分、もうやらないと思います。あと、ここ3年ぐらいコツコツやってきた「弾いてみた動画」も、もうしばらくはいいかなーとも思っています。

スーッ…と。ごく自然に、そう思ったからです。もう卒業かな。もういいかなって。

まぁまたそのうち気が変わったり、急にスイッチ入ったりするかもしれないし、別に音楽が嫌いになったわけではないんですよ。

ですから今後は、例えば自分で曲は作らなくても、サポートでベースとかドラムだったらやるかもしれないし、誰かのお手伝いでライブとかレコーディングとか、もし機会があれば、させてもらえればいいなと思ってます。

拡散希望的なお知らせはあんまり無いんですが、SNSも完全に断つわけではないので、たまに、気まぐれにやっていきますね。

さて前置きが長くなりましたが、

今回最後にご覧いただくのは、矢野顕子さんの「ひとつだけ」という曲のベース弾いてみた動画です。

台風が大阪直撃した翌日の8月16日、「AKIKO YANO TORIO featuring Will Lee & Chris Parker」 のライブを見にビルボード大阪まで行ってきました。

体調は万全ではなく一時はキャンセルも考えたのですが、夫の「せっかく台風もくぐりぬけて開催されるし、俺が車運転するから、車中でずっと寝ててくれれば大阪まで連れて行くから」と言う言葉に甘えました。やっぱり矢野顕子さんはもちろん、どうしてもベーシストのウィル・リーさんを間近で見る貴重なチャンスを失いたくなかったのです。

MCで、矢野さんがウィル・リーさんのことを「世界の5本、いや、3本の指に入るセッションベーシスト」と紹介していましたが、本当に素晴らしいベーシストだと思います。気さくでお茶目な人柄も素敵です。

ビルボードライブはテーブル席で落ち着いて見れるし、音も居心地も良くて好きです。

ライブは下手側にピアノ、真ん中ベース、上手側ドラムというセッティングで、私達はステージ上手側の少し高い位置にあるカジュアル席から、3人の自由で迫力ある演奏を堪能できました。絶対聴きたかった「ひとつだけ」もやってくれました。

私がウィル・リーさんというベーシストを好きになったきっかけが、「ひとつだけ」という曲だったのです。そのベースは、遠慮してないのに邪魔してない。軽やかでオシャレ。初めて聴いた時に「うわ、いいベースだな、弾いてるの誰だろう?」って。

耳にスーッ…と。(←はい、再び出ました)さり気なく入ってくるベースラインです。だからなかなか伝わらないかもしれませんが、弾いてみるとめちゃくちゃ難しいんですよ。恐るべし。絶妙な音の切り方とか、ぜんぜん違うし。真似できないし。

でもね、今回は、私の中ではわりと納得いく演奏ができた気がします。それもあって、弾いてみた動画はいったん気が済んだっていうか。チキショー次こそはみたいなリベンジ欲も不思議と収まりまして、スーッ…と。(←言いたいだけ)

とにかく、そろそろ全く違うことにチャレンジしたい気もします。何かは未定ですが、

またご報告しますね。

https://youtu.be/0PgeuTa4pJM







2023年7月22日土曜日

今だったらどうなる?

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

このところずっとベースとドラムのカバー動画の話ばかり続いていたんですが、実は今、久しぶりに一曲、オリジナル曲のレコーディングをしています。

と言っても新曲ではなく、10年以上前の曲を再び録り直しているのです。

簡単に言うと「あの当時のあの曲、今録り直したら、けっこうかっこよくできるんちゃうの」という企画です。

当時のむちゃくちゃ適当なレコーディングや自己流ミックス、あれはあれでよかったんですよ。勢いというか、その当時にしか出せない音、独特な味があって、今聴いても妙にカッコいいんです。だけど、時代は変わり色んなことを経て、多少はレコーディングの経験も積んできたし…あれ今だったらどうなるの?っていう。

少し前、久々に当時のバンドメンバーと再会した時、じゃあとりあえず実験的に1曲やってみよう という話になりました。長いことメンバーとスタジオに入って音を合わせたこともないですが、

流れとしては、各自録音したものをデータでやり取りして、最終的なミックス・マスタリングはせっかくだからプロにお願いする感じです。

まずは第一走者の私がドラムを録って、ドラムの音をバトンとして渡さないとリレーが進まない、ということで、先日スタジオに入ってドラムレコーディングしてきました。当時はドラムの前に1本だけマイク立てて録っていたんですが(なんと潔い)、今回は一応、ドラムレコーディング用のマイクを8本。曲自体は2分くらいの短い曲なんですが、セッティングに30~40分、実際の録音は1時間くらいだったかなぁ。ドラム録音の様子です。(※動画の音はビデオカメラの内臓マイクだけの録り音そのままです)


一応、当時に比べて機材もよくなってますので。この10年でコツコツ買いそろえたMyシンバル達が、かなり曲調に合う気がします。特にこの曲はライドが肝なので、キレイに録りたいなと思ってマイキングしました。

さぁ、楽しみですね。意外と昔とぜんぜん変わってないこともあるし、その辺りも興味深いです。

特にスケジュールも何も無いので、いつ頃仕上がるのかはわかりませんし、今のところどういう形で披露するのかも決まっていません。MV作るのか、音源配信なのか。まぁとにかく、おもしろいものが出来上がると思います。




ところで話は変わりますが、

前回このブログでチラッと、私自身の体調を改善する為、飲み薬1種類プラスする予定だというお話をしました。しかし結局その薬は現在飲んでる薬との飲み合わせの関係で主治医から許可が出ず断念。別の薬を始めることに。飲み薬ではなく、月1で注射を打ちに行かないといけないのです。今3ヶ月に1回打ってる注射があるから、月によっては2種類打つってことか…何歳になっても注射は嫌ねぇ。

でもとにかく、今よりラクになればそれでいいんです。だけども、初めての薬は副作用がどのぐらいキツイか、それが不安です。

ホルモン系に作用するものだから、体調もですが「やる気が出ない」とかメンタル的な落ち込みが現れないか。

何をするにもまずは「やる気」が大事だもの…私は、これからもっと色んな事にやる気を出して行動したい。来月から私の心身の調子がどんなもんになってるか…いや、きっと今より良くなってるよね!そう信じて。

またご報告しますね。

2023年6月17日土曜日

Are you ready?

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

今回は、ゴスペルシンガー フレッド・ハモンドの「Let the Praise Begin」という曲のベースカバー動画をアップしたので、そのことについて。

フレッド・ハモンドの曲を初めて聴いたのは…15年くらい前かな?

なんとなくCD屋さんでゴスペルのオムニバスCDを試聴してみたら、フレッド・ハモンドの「Glory to Glory to Glory」という曲が入っていて、その迫力とビシビシにキメが入ったテクニカルな演奏に「なんじゃこりゃ!!」とたまげまして、もちろん買って帰りました。オムニバスだったのにそればっか聴いちゃって(笑)

そこから、その当時はドラムしかやってなかったので、YOU TUBEで「ゴスペルチョップス」と呼ばれるドラムスタイルの凄腕ドラマー達の映像をたくさん見て、ゴスペルドラムの魅力にすっかりハマりました。

そういうわけでどちらかというとドラムにばかり注目していたし、フレッド・ハモンドの曲は1曲しか知らなかったんですけども、最近あらためてフレッド・ハモンドのアルバムを購入してじっくり聴いてみたら、いやぁベースもすごいんだねぇ。5弦ベースで低音活かしながらスラップをバチバチに使ってて、イカツイよねぇ。

ちなみにフレッド・ハモンドはベーシストでもあるらしいです。自分で曲も作ってて、長年活躍していて、グラミー賞をはじめ数々の受賞歴もあり、コンテンポラリー・ゴスペル界の重鎮として知られているそうです。めっちゃ大御所。

ていうか、LIVE映像なんか見ると、中心でバンドを率いるフレッド・ハモンドはもちろん、演奏してる全員、凄すぎ。コーラス隊も上手過ぎ。歌唱力が有り余っちゃってるもの。そんでとんでもない熱量。魂の叫びというやつですかね。

クリスチャンではない私も、その歌詞にけっこう鼓舞されるというか、テンションが上がります。「今日がその日だ!喜びを感じて感謝しよう」「何が起こっても私は立ち上がる」とか、仕事に行きたくない時も通勤中に聴いたらなんとか自分を奮い立たせて踏ん張れそう。(ホント浅くてすいません)

さて、そんなフレッド・ハモンドの数ある曲の中から今回私が選んだのは、跳ねてるリズムがおもしろくて、スラップベースのフレーズも心地よい「Let the Praise Begin」という曲です。

5弦思いっきり使いました。初めてよ。こんなに5弦使ったの。だいたい今までは、5弦使ったとしても基本は指置きになっていて、実際に鳴らすのは曲中で2~3回って感じだったんですけど、この曲はルートのGを毎回5弦の低い方で、しかもスラップで鳴らすので、ヘヴィーなパンチ力出てます。でもね、やってみると、意外と繊細。ズシっと低音で押すだけじゃなくて、滑らかな高音でさらっと流しますみたいなとこがあったり、ドラムと呼応しながら絶妙に押し引きしてる感じが、いやぁ勉強になりました。

あと、この曲、歌詞の和訳が無いのであまりよくはわからないですが、私が勝手に「なるほど」と思ったのは、

Are you ready for your blessing?  Are you ready for your miracle?

神様の祝福に準備はいいか? あなたの奇跡への準備はできてるか?

って感じ?いや、解釈は間違ってるかもしれませんが、私は個人的に、あ、そうか。準備が整ってこその神の恩恵なんだなと。奇跡をただ祈るだけじゃなくて、そうなるように生きてこそ、「満を持して」ついに喜びの日が訪れるってことだよね。と思いました。

それでは、「Let the Praise Begin」のベース弾いてみた動画、よろしければご覧ください。

https://youtu.be/UIbK_pzbHmU


ところで…

去年ぐらいから、自分の体調にあんまり自信が持てなかったりして、バンドとか色んな事を諦めたままになっていたんですが、この前、定期的な診察で病院行った時に相談したら、今使っている薬と合わせて、もう一つ薬を使えるという話があり、そうするとすごくラクになるかもしれないという可能性が出てきました。まぁまずは7月にあらためて主治医の許可を得てから、飲み始められるのは8月頃からなんだけど、私としてはすごく希望を持っています。(大袈裟な言い方になってしまいすいません、生死にかかわるような深刻なことではないのでご安心を。)

今までは、ひと月の中でどうにも体調が悪くほぼ動けない日が3日はあって、その後も体調や気力が戻るまで時間がかかったりしていたんだけど、それが軽減されたら、もしかしたらレギュラーのバンドはもう無理でも、企画ものの単発ライブぐらいだったらできるかもしれないし、運動だってもうちょっとチャレンジできるかもしれない。

とにかく、光明が差した感じがしました。

またご報告しますね!


2023年5月15日月曜日

避けては通れない。

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

どうも。先日小学生の甥っ子から自作の算数の問題を出された時、つい 「え〜〜算数は苦手だからダメ。苦手を避けて得意を伸ばして生きてきた人生だよ?」と言ってしまったのを、今さら反省している私です。

確かに、苦手なことで人に任せられることは任せたり、補ってもらったりしながら生きてますが

実際学校生活でも仕事でも、苦手だろうが必要ならば自力でやっつけなきゃいけない場面だって多々あるわけです。完全に得意なことだけではなかなか許してもらえないのが現実でして…避けずに通ってこそ、やっと自分に合った道を選択して、得意を伸ばせる機会を得られるってもんじゃないですか。

では、ただ好きでやってる趣味の音楽はどうでしょうか?

これがまた、得意なことばっかりでは進まないのです。習い事全般に言えることですが、
「苦しいこともあるだろさ」です。
「うれしい、楽しい、大好き」ばっかりでうまくなるかーーーい!!です。

まぁそりゃ、苦しいことだけだったらやめた方がいいかもしれないけど、必ず「できない」「うまく弾けない」という”辛い現実”と向き合わなきゃいけないのです。

なんか説教臭くなっちゃってる!?

いや、そんなつもりはなくて、結局今日もベース弾いてみた動画のお話なんですが、
私はベースの「スラップ」という奏法が非常に苦手なんです。前にも話したかもしれません。スラップ(=チョッパー)そう、あのビチッと弾くような奏法です。

親指は痛くなるしボェ~ンとか変な音鳴っちゃうしで、ちょっとかじっては「やだ苦手」と投げ出し、またちょっとかじっては「私基本スラップとかしない派なんで」と逃げ、挑戦と挫折の繰り返しでした。

でもさすがに、いよいよ苦手なことも避けては通れないぞ、と覚悟を決めました。だって私の好きなファンキーな曲をやりたいなと思うと、どうしても登場してくるんですもの。
確かにあのパンチとノリは、普通の指弾きでは得られないですから。

今回、私がどうしても弾きたいと思った曲は、コリー・ウォンというギタリストの「Direct Flyte」という曲です。
コリー・ウォンの曲、カッコイイよねぇ。めちゃくちゃうまいけどさらっとポップで聴きやすくて、ちょっと茶目っ気があって大好き。
そんなコリー・ウォンが、ベーシストのヴィクター・ウッテンとコラボしてるのがこの曲です。YOU TUBEに、ステージでホーンセクションも入ったバンドで演奏している映像があがっていて、それがそのまま音源にもなっています。
つまりライブ一発録りってことだよね。信じられないくらいタイト。爽快で聴いててスカッとして気持ちいい。この曲やりたいどうしても!…ただ、ヴィクター・ウッテンが凄すぎて何やっているかさっぱりわからないのです。手がどうなってるのよ?もはやぜんぜん意味がわからない。

ということで、雰囲気だけ参考にして自分勝手にアレンジすることにしました。
私は昔から、難しい曲を都合よく簡単にしちゃうという謎の編曲力がありまして、学生時代にはバンド仲間から「省略先生」と呼ばれていたこともあるほどです。省略先生、今こそ。

とは言え中盤のベースソロのスラップは必須。シンプルにしつつも曲の流れを止めないように考えて考えて、なんとかまとめました。そして暇さえあれば鬼練。腱鞘炎のギリギリ一歩手前。

ちなみに私はいつも弾いてみた動画を撮る時、「Moises」というアプリを使ってベースの音だけ除去した音源を作り、それに合わせてベースを弾いているのですが、
今回ヴィクター・ウッテンの弾くスラップの音は消し切れず残っちゃってます。
どうやら、アプリのAIが全体の音からベースの音だけを抽出する時、ヴィクター・ウッテンの音が独特過ぎてベースと認識できなかったようです。ベースソロの辺りで「ンペペッ」「ピキペコッ」みたいな不思議な音が聞こえるのは、そういうワケです。

そんなスーパーベーシスト ヴィクター・ウッテンの超絶な演奏を一度見てもらいたいのは山々ですが、省略先生(←ついに自分でも言い出した)の凡人バージョンとあんまり見比べてほしくは無いような…やっぱ見るな!!(笑)

まぁとにかく、おかげでスラップの苦手意識もすっかり克服、とまではいかないですが、
またスラップがある他の曲も頑張ってやってみようかなと思っています。

それでは、よろしければ「Direct Flyte」ベースカバー動画、ご覧ください。



2023年4月30日日曜日

ただの旅行記です。

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。
音楽と全く関係ない話します。既にお察しですよね。だってもう「ただの旅行記」って言っちゃってるもの。
4/24・25で富山県に行ってきました!

旅の目的は、チューリップを見に行くこと。
ほら、私、チューリップ、好きやん?
あ、知らないですか。
とにかく、チューリップと言えば富山県砺波市ってぐらい有名ですよね。砺波チューリップ公園で4/22〜5/5まで開催される「となみチューリップフェア」
一度行ってみたいと思ってたんだよねぇ。

家で鉢植えで育ててたチューリップは4月頭にはすっかり咲き終わり、春があっという間に通り過ぎたなぁと
少し寂しくなってたんですが、となみチューリップフェアは4月後半から。
再びチューリップの花々を楽しめるなんて最高じゃないですか。
だって私、チューリップ、好きやん?知らないか。(←しつこい)
今年はラッキーなことに、なかなかまとまった休みが取れない夫が、いいタイミングで2連休取れまして、これはチャンス。
ということで、
車で東海北陸道ひた走り岐阜を縦断。朝出発して昼くらいに目的地砺波に到着しました。

着いてみると、さすがチューリップの一大産地、そりゃあもう全面にチューリップ出してます。
看板もチューリップ、街灯もチューリップ、もちろん至る所にカラフルなチューリップの寄植えがとってもキレイ。
張り切ってます。街全体がチューリップの開花を待ちわびてたって感じです。
私もテンション上がります。だって私チューリップ好きやんかー。(←もうご存じの通り感)

ちなみに今年はめちゃくちゃ開花が早かったらしく、フェアの前に花が終わっちゃうんじゃないかと心配されてましたが
訪れた日はこれ以上ないくらい満開でした。
平日にもかかわらずお客さんもけっこう多かったです。毎年期間中に30万人ぐらい来場するんだって。




それも納得。約300万本のチューリップが彩る花の祭典は見応え充分。
チューリップと言ってまず想像するようなオーソドックスなものから、フリフリの八重咲きになってたり、珍しい形や色だったり、
多種多様なチューリップ達が趣向を凝らした花壇で咲き誇り、まさに…すごいの。(最後うまい言い回しが全く思いつかなかった)







それにしてもその日は寒かった。天気はギリギリ持ったけど日差しは少なく、けっこうな冷え込み。
そんな中、園内で名物「チューリップソフトクリーム」を食べながら歩いている人をわりと見かけたけど、皆さん寒さに強いなぁ。見ている方が凍えそうでした。
我々は富山ブラックラーメンの熱いスープをすすり、なんとか体を温めました。

あ、そうそう、ねぇ知ってました?私、チューリップ博物館みたいなスペースで知って目からウロコだったんですけど、
チューリップって、球根じゃないですか。もちろんそれは誰もが知ってる。チューリップって球根。
ただ、それがスタート地点だという頭しか無かったけど…最初はチューリップも「種」なんだね。
まず種から球根になるのに5年かかるらしいです。そりゃ球根の状態で販売してるわけだ。

ところで、私ついついご当地ゆるキャラとか注目しちゃうんですが、となみチューリップフェアのキャラクターでチューリ君とリップちゃんってのがいるんです。
その着ぐるみ…






イラストと比べて足がすごい長いの(笑)太ももあたりからニョキっと出てて、厚底の靴みたいの履いてて、何とも言えないフォルム。
人がいないところを寂し気に歩く姿の哀愁よ…遠くから写真撮ってしまいました。

というわけで、大好きなチューリップがいっぱい見れて満足。展望スペースから眺めた雪の残る立山連峰も雄大でカッコよかった。
一泊ではありましたが、食事も富山湾の新鮮な海の幸とか堪能できて、いい旅になりました。

さて、しばらく旅の余韻に浸ってましたが、
ぼちぼち音楽。相変わらず一人でベースを弾いています。
ちょっとまた今練習してる曲がありますので…後ほど報告しますね!

2023年4月2日日曜日

MR.BIG叩いてみた!

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

今年の7月、MR.BIGが来日します。

来日は6年ぶりで、今回のツアーが本当の"最後”だそうです。

そういう噂とかではなく「34年の歴史に終止符を打つ」とハッキリ宣言されていて、大ヒットしたアルバム『リーン・イントゥ・イット』の完全再現を含むセットリストになっているらしいです。

2018年にこの世を去ったドラマーのパット・トーピー亡き後、誰がツアードラマーを務めるのか注目されていましたが、先日、公式にニック・ディヴァージリオに決まったと発表されました。

なんということでしょう。ニック・ディヴァージリオって言ったらアナタ…私が約20年前に「モダンドラマーフェスティバル2003」のDVDで、そのパワーありつつも重すぎない、バランスの取れたドラムを見て「叩き方、メリハリ、完全にお手本やないかい!」と、繰り返し繰り返し見て研究させてもらった、私が勝手に先生と呼んでいるドラマーではありませんか。

他にも勝手に心の師と仰いでるドラマーは何人かいますが、皆個性があり、技術面だけじゃなく「この人のこういうところを真似したい」というポイントがそれぞれ違うのです。私はその師匠達の良いとこ取りをして誰にも似ていないドラマーになりたい、そういう思いで今までドラムをやってきました。

今回、ニックが叩くというニュースに興奮している私の様子を見てすぐ、夫が先行発売期間に7月20日の名古屋公演のチケットを取ってくれました。謝謝。ってことは、ベースのビリー・シーンも生で見れるってことだよね…電動ドリルもきっとやってくれるよね…ビリー・シーン現在70歳だけど、変わらずすんごいベース、見せてくれるよね…!ヤバいな。楽しみです。

それにしても、できることなら、パット・トーピーのドラムも一度生で見たかったなぁ。

あぁ、パット・トーピーはかっこよかった。

学生時代、ドラマー仲間からパット・トーピーの教則ビデオを借りてパラディドルとかの基礎練を一生懸命やったな。右 左 右 右、左 右 左 左…

若い頃、髪さらっさらでドラムキレッキレでかっこよかった。

ドラムソロの時にアカペラで披露する歌声がめっちゃ甘い美声でかっこよかった。

年をとってからも、パーキンソン病を発症してからも、素敵な笑顔で自分のできる最大限のパフォーマンスを見せてくれてかっこよかった。

どんなに辛かっただろう。あれだけドラムを極めて自由自在に演奏していた人が、徐々に体が動かなくなっていくことが、どれだけ悲しかっただろう。

だけど悲壮感を漂わせず、楽しそうにシンバルだけでも叩いてライブを盛り上げていた姿はまさに「Never give up」の精神を示していて、その生き様がかっこよかった。

そうだ…MR.BIGの曲をやってみよう!2月3月は仕事も忙しかったりしてクタクタのヘロヘロのギリギリだったけれど(嫌な三段活用だな)、繁忙期もやっと一山超えて体調も気力もなんとか持ち直してきたぞ!久々にドラムの練習しちゃうぞ!そうだ今だ…今やらねば…また動けない時期がやってくる前に、今のうちだ!

ということでここ最近は家と、車で移動中にドラムの練習をしていました。

そして昨日スタジオに入り「Daddy, Brother, Lover, Little Boy」のドラム叩いてみた動画を撮影しました。高い位置から見下ろす感じのカメラアングル2パターン。激しめの曲で生ドラム叩くの久しぶりだったから、ちょっと力が入っちゃいました。

いやぁ、学生時代、周りにMR.BIGのカバーをやっているバンドはいたけど、MR.BIGの曲を自分がやってみるのは初めてです。

疾走感が大事だよねぇ。一応、なるべく原曲に忠実にと思って練習したんですが、最後の締めくくりはアドリブで頃合いを見計らって終わるしかないから、ボーカルのエリック・マーティンの一声「フゥッ!」にタイミング合わせるのが難しかったです。

他もビミョーに失敗してる箇所がありますが、修正せずそのまま使いました。まぁそこはね、ただ音源に合わせてきっちり正しく叩くことよりも、多少ズレてても、ところどころよれててもね、実際にバンドに入ってほとばしるロックのグルーヴにまみれながらアンサンブルしてるんだぜっ ていう熱い気持ちの方が大事だと思いませんか。(←ちょっと言い訳っぽかった?)

さてさて、

ではよろしければMR.BIG「Daddy, Brother, Lover, Little Boy」ドラムカバー動画ご覧下さい。

https://youtu.be/PvyVdNirTi0








2023年3月2日木曜日

NORAについて

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

前回このブログでお話した通り、初の作詞・作曲:ヤマグチ ケイスケの「NORA」という曲のMVが完成しまして、先月から公開しています。

アコギ弾き語りの状態で聴かせてもらって、本人から依頼を受け、私はバンドアレンジとドラム・ベース・コーラス(実際はツインボーカルになりましたが)を担当させてもらいました。私なりの解釈と本人のイメージを照らし合わせながら、取りかかってから早かったです。まぁそこは一応、夫婦だし音楽的な付き合いも長いので、ある程度ツーカーですから。

タイトルのNORAってのは、動画にも登場している近所のノラ猫のことでして、こやつ、実はヨニンミマンの「奇跡」という曲のMVの間奏でも登場します。

とがった耳、白黒の独特な模様、目つきは鋭くふてぶてしい態度で、あんまり可愛くはないが(笑)一目見ればなんとなく忘れがたい、インパクトのある猫なのです。あまりにそのままですが、いつからか勝手に「ノラ」と呼ぶようになっていました。

もちろん首輪も何もしていない、いわゆる「野良」なんですが、どうやらたっぷりと食べ物はもらっているらしく、丸々としています。

野良猫っていうと「自分けっこう厳しい環境でサバイバルしてるんで」みたいな雰囲気を漂わせ、シュッと痩せて俊敏で、人に対して警戒心強めなイメージがありますが、

この猫はまったく人を恐れることなく、堂々と道の真ん中で寝転んでいたりして、縄張り内で他ノラとの戦いも無いのか、緊張感のかけらも無く悠々自適、かなりゆるめです。

私達にとって、このノラの存在ってのは

散歩やジョギングの時に発見すると「あ!ほらあそこ!ノラがいる!」と思わず駆け寄ってしまう。姿が見えないとつい植込みの下とか覗いて探しちゃう。たまに遭遇するとラッキーみたいな、レアなお宝キャラのようになっていました。

しかし神出鬼没でパッタリと姿を見せない時期もあり、今日はいないな、今日も見なかった、最近見ないね…ずいぶん見てないけど生きてるのか…といよいよ心配になってくるんですが、また忘れた頃にひょっこり出没し「あぁお前生きてたのか!」と嬉しくなって思わずスマホ向けて動画撮っちゃう、みたいな。とにかくレアなお宝キャラなのです。

今回、夫の曲がノラのことを歌った曲だと聞き、これは是非撮り貯めたノラの仕草と曲をうまいことリンクさせてMVにしないとな、と久々に映像編集意欲に火が付きました。動画編集作業はNEROというソフトを使用。今までこのNEROで弾いてみた動画とかMVの編集をけっこう数重ねてきて使い方もだいぶ慣れてきたので、NEROでNORAの編集は一晩ぐらいで出来ました。NEROでNORA…わざわざさぁ…ややこしいこと言っちゃって(笑)ごめんねちょっと言ってみたかったの。NEROでNORAって(←しつこい)

もちろんノラの出演シーンだけではとても足りないので、演奏シーンもサクっと撮って挟みましたが、顔とか映らなくてもよくね?愛するかわいい楽器だけでよくね?と思い、顔はカットしちゃった。一応歌ってる口元は入れてますが、それより何より、自分の楽器ってかわいいよねぇ。

私、自分の楽器がとにかく大好きなんです。時々…もっと弾いてあげられる人に私のギターとか譲って差し上げた方が、楽器にとって幸せなんじゃないかと思うこともあるんですが、そう言う度に夫から「そんな悲しいことを言わないでよ」とたしなめられています。うん、確かに悲しいと思う。バンド活動から離れてしまい、あまり弾いたり叩いたりできなくなってしまいましたが、人前で演奏することはなくても…できることなら、最期までずっとそばにいてほしい。

おっと、今回のMVはノラが主役。気ままに、自由に生きてる。

よろしければ「NORA」MVご覧ください。

https://youtu.be/KwrqHsKHbGo



2023年2月2日木曜日

忘れてほしくない。

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

相変わらずの挨拶で始めてしまいました。

前回お話した通り、昨年バンドというものをやめてから、しばらくポカーンとしていました。

単純に、曲のかけらも音楽的なアイデアも、何も思い付かなかったのです。糸が切れたのかな。

以前は、隙きあらば曲作っちゃうぞと、かすかでも何かあれば歌詞にしちゃうぞと、常にアンテナ立てて虎視眈々と狙ってるみたいなとこがあったんですが、それはバンドってものがあったから…だったんだなぁと思います。

バンドメンバーに長いこと連絡してない期間があると、妙に不安になってきて、そのまま忘れられないか心配になり、新曲をなんとか(時には徹夜で)ひねり出してデモ作って「こんなのできたからまた聴いてみてね」と送っていたものです。新曲のデモは、人付き合いの不器用な私にとって、バンド内のコミュニケーションのネタの一つでもあったんですね。

今やもうそんな切実に曲を産む必要もなくなり、音楽以外のこと、まぁ絵を描いたり料理したりして過ごしてました。あ、ベースだけは目的もなく練習してたかな。

そんなある日、夫が「俺、曲作る!」と言い出したのです。前にもそう言って曲の断片は作ったことあったけど、一曲通しては仕上がらなかった。でも今回は通しで完成できそうで、ちゃんと仕上げたいから、アレンジとか演奏とか諸々手伝ってほしいとのことでした。

夫がそう思い立ったのは、私に「音楽を作るというクリエイティブな感覚を忘れてほしくないから」だそうで、どうやら私が腑抜けになっているのを傍で見ていて相当心配していたようです。

ということで、作詞・作曲ヤマグチケイスケの曲を一曲、近々発表します。


ちなみに写真の赤いエフェクターは、私がヨニンミマンの「バースデー」という曲のレコーディングで使おうと、色々試して選んで買ったリバーブなんですが、結局レコーディングしないまま終わってしまい「どうしようかなぁ…悲しいけど売るしかないかなぁ」と思っていたものです。今回、思いがけずケイスケの曲で使えることになりました。

このリバーブもケースの中で「忘れてほしくない」と思っていたでしょうから、使えることになって少しはホッとしていることでしょう。いい感じに残響を広がらせてくれよー。

またご報告しますね!