2019年7月8日月曜日

色褪せない名曲

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

7月7日 七夕の日、ちょっとフルメンバーではないんですが、
ヨニンミマンでライブと言いますか、あるイベントに出演してきました。

ケイスケの仕事が介護関係なもので、その施設内の七夕行事で、
七夕をテーマにした演奏をしてほしいというリクエスト頂きまして、
今回初めてボランティアとしてお邪魔することになったわけです。
お客様は80代以上の大先輩が30名ほどいらっしゃいまして、いやぁ緊張しました。

[セットリスト]
1.たなばたさま(童謡 ※ボサノババージョン)
2.願い事一つ(ヨニンミマン新曲)
3.七夕の夜(ヨニンミマン新曲)
4.太陽が昇ったら(ヨニンミマン)
5.見上げてごらん夜の星を(坂本 九)
------アンコール-----
6.ふるさと(童謡)
7.サヨナラワルツ(ヨニンミマン)

セットリスト見ていただいてわかるように、
新曲2曲入っています。
そうです、今回、このイベントの為に新たに作っていきました。

だけど新曲って、いきなり作ろうと思ってできるものではないんですよ。
少なくとも私はね。
この話を頂いてから、たまたまできたんです(笑)

「願い事一つ」という曲は、七夕の短冊をテーマに書いた曲です。
短冊をテーマに書くぞと決めたら、するする~っと1時間で曲と歌詞全部が出てきて、
自分でも驚きました。
過去最短かもしれません。
短時間で作ったわりには気に入っています。いつか七夕時期にフルメンバーで披露する機会があるといいなぁ。

「七夕の夜」という曲は、実は全くのゼロから作った曲というわけではなく、ヨニンミマンで既に何度もライブでやってきている「風のない夜」の歌詞を、七夕バージョンに変えたものです。

「風のない夜」は、冬が終わって春先に、自分の中の苦心やわだかまりに自分自身で決別する、みたいな内容だったんですけども、「七夕の夜」では、まず季節は夏の始め、夜空を見上げて、星と対話しながら色んなことを思い返して、星の光に慰められるような気持ち、静かに感謝する歌に替えました。
もともとメロディや曲調がすごく七夕っぽいので、けっこう新しく付けた歌詞がハマった気がします。

オリジナルの曲は、もちろん会場にいらっしゃった皆様知らない曲なわけですけど、
すごくリラックスして聴いて頂けて、笑顔で聴いて下さった方もみえて、安心しました。

それにしても、昔から長年歌い継がれている曲ってのは本当に、力があるなぁと思います。
無駄の無い美しいメロディと少ない言葉数の中で、たっぷりと情景が浮かぶんです。

まず「見上げてごらん夜の星を」は歌ってるだけでじ~んと来ますもんね。
特にいったん「手をつなごう~」のとこからいったんマイナーにいっといての最後また「見上げて~」に戻るあたり?
涙腺を刺激するよねぇ。

そして究極だなと思ったのが童謡「ふるさと」ですね。
実は本番の数日前にリハで伺った時、「ふるさと」を口ずさんでいる方がみえて、音出しで少しコード弾きしながら歌ってみたら、数名の方が次々と歌い始めたのです。
皆さん歌詞を完全に覚えてるんですよ。
それで、本番までに私もしっかり歌詞を覚えて仕上げてこようと思ったんです。
3番までの歌詞を調べてみたら、まぁなんと秀逸なこと。
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兎追いし かの山 小鮒釣りし かの川
夢は今も巡りて 忘れがたき故郷

いかにいます父母 恙無しや友がき
雨に風につけても 思い出ずる故郷

志を果たして いつの日にか帰らん
山は青き故郷 水は清き故郷
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ここまで削ぎ落とされていて、こんなにもストーリーが広がるなんて。お見事。

今回は本当に、貴重な経験させてもらいましたし、時代が移り変わっても色褪せない名曲の力をひしひしと実感しました。

さぁ、ライブ3週連続をなんとか無事やり遂げました。
そしてまた何か新しいことが始まる予感?
またご報告しますね!