こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。
ここ数年はギターボーカルやベースもやるけれど、それでもやっぱり楽器経験としてはドラムが一番長くて...みたいな話を度々してきた私ですが、
実はドラムの前にもう一つ、長年やっていた楽器があります。
エレクトーンです。小学1年生~大学3年生まで習っていました。
あ、もちろん音大ではないですよ。
エレクトーンのレッスンは先生とマンツーマンの個人レッスンで、約15年間で4人の先生にお世話になりました。その中のお一人、小学校の途中~高校の途中まで師事していたY先生とは今でも連絡を取らせてもらってて、ヨニンミマンのライブにも何度か来てくれてます。
趣味とは言え、私がこうやって今でも音楽を続けていることを、すごく喜んでくれてるみたい。
ところでエレクトーンを習っている中で、演奏グレードっていうヤマハの検定試験みたいのがありまして、一応私も確か12級ぐらいから受験して、合格すると次は11、10、9...と進級していくんですが、6級から5級の壁がものすごく高い。何せ急に難しくなるんですよ。
私は中2で6級取ってから、5級の試験対策にそりゃあもう苦戦して時間かかっちゃって、結局取ったのが大学2年の時です。6年かかりました。合格点ギリッギリでした。
特に試験科目の中でも難儀したのが、たった2~3小節だけのメロディ譜を渡されて、その場で続きを作りながら伴奏付きの1コーラスにまとめて弾き切る「即興演奏b」です。モチーフ奏ってやつですね。
これをやるには、やっぱり何となくの勘だけを頼りにするよりは、ある程度理屈と言いますか、どういうコードを付けて進んでいってどう終わるとしっくり来るか、あと、間にこんなコード挟むとさらに曲が豊かになりますよ、みたいな、コード進行法を理解してた方が強いわけですね。
高校時代、Y先生は私にできるだけわかりやすいコード進行法の資料を集めて下さって、理解が遅く出来の悪い私にも決して怒らずじっくり丁寧に教えて下さったのです。実際5級取ったのは高校卒業してからですが、間違いなくその基礎力を育ててもらったのは高校時代、Y先生のおかげなのです。
あの資料・・・もう一度見て学び直さなきゃ。(焦)
なんで今更そんなことを思ったかと言いますと、今ベースを習ってるんですが、
ベースの先生がレッスンの中でちょくちょく
「ここはG7の代理コードでD♭7を使った方がキレイに行くかな」とか、
「ディミニッシュを挟む場合、D♯を通るよね?」とか
「ここは典型的な1-6-2-5だから」とかサラッとおっしゃるのですが(先生は私がグレード5級を持っていることをご存じ)
言われる度に、咄嗟に思い出せない自分がおりまして・・・
そう、私、実は学んだこと、わ、わ、忘れてますの・・・
しかも、当時の資料、ひとっつも残ってませんの・・・
いやぁ~~ごぉめんなさぁい(←すごい低い声で)
それで「Y先生~!すいませんあの資料、私にもう一度いただけませんか!」とLINEして泣きつきましたところ、
なんとわざわざ郵便で送って下さったんです。
しかも送っていただいたのは、先生が昔ご自分で使っていた貴重なもの。
どうやら資料の原本は、講師業をリタイアされた後まとめて処分してしまったらしく、
残っていたのは、先生ご自身が勉強の為に参考本から抜粋してコピーして使っていたもので、それを
「参考になれば、ずっとヒトミさんの手元においてもらってかまいません。いらなくなったらそちらで処分して下さい」と、譲って下さったのです。
参考資料としてありがたいのはもちろんですが、キレイにまとめられた資料のあちこちには先生の直筆でたくさんの書き込みがあり、大事なところには二重線や赤線が引かれ、いかに先生がコツコツと勉強されていたかが手に取るように伝わってきました。
そうか、こういう姿勢も、学び直さなきゃ。
あらためて恩師の地道な努力の跡に触れ、
私は、色んな意味でものすごく大事なものをいただいたと思いました。
さて、今のところ決まっているライブは2本。
まずは年内12月23日は久々のカナーンドッグで四日市CLUB CHAOSです。
それと年明け、1月26日にヨニンミマンで四日市ドレミファといろはが決まりました。
詳細はまたツイッター、Facebook等でお知らせしますね!