こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。
今年の7月、MR.BIGが来日します。
来日は6年ぶりで、今回のツアーが本当の"最後”だそうです。
そういう噂とかではなく「34年の歴史に終止符を打つ」とハッキリ宣言されていて、大ヒットしたアルバム『リーン・イントゥ・イット』の完全再現を含むセットリストになっているらしいです。
2018年にこの世を去ったドラマーのパット・トーピー亡き後、誰がツアードラマーを務めるのか注目されていましたが、先日、公式にニック・ディヴァージリオに決まったと発表されました。
なんということでしょう。ニック・ディヴァージリオって言ったらアナタ…私が約20年前に「モダンドラマーフェスティバル2003」のDVDで、そのパワーありつつも重すぎない、バランスの取れたドラムを見て「叩き方、メリハリ、完全にお手本やないかい!」と、繰り返し繰り返し見て研究させてもらった、私が勝手に先生と呼んでいるドラマーではありませんか。
他にも勝手に心の師と仰いでるドラマーは何人かいますが、皆個性があり、技術面だけじゃなく「この人のこういうところを真似したい」というポイントがそれぞれ違うのです。私はその師匠達の良いとこ取りをして誰にも似ていないドラマーになりたい、そういう思いで今までドラムをやってきました。
今回、ニックが叩くというニュースに興奮している私の様子を見てすぐ、夫が先行発売期間に7月20日の名古屋公演のチケットを取ってくれました。謝謝。ってことは、ベースのビリー・シーンも生で見れるってことだよね…電動ドリルもきっとやってくれるよね…ビリー・シーン現在70歳だけど、変わらずすんごいベース、見せてくれるよね…!ヤバいな。楽しみです。
それにしても、できることなら、パット・トーピーのドラムも一度生で見たかったなぁ。
あぁ、パット・トーピーはかっこよかった。
学生時代、ドラマー仲間からパット・トーピーの教則ビデオを借りてパラディドルとかの基礎練を一生懸命やったな。右 左 右 右、左 右 左 左…
若い頃、髪さらっさらでドラムキレッキレでかっこよかった。
ドラムソロの時にアカペラで披露する歌声がめっちゃ甘い美声でかっこよかった。
年をとってからも、パーキンソン病を発症してからも、素敵な笑顔で自分のできる最大限のパフォーマンスを見せてくれてかっこよかった。
どんなに辛かっただろう。あれだけドラムを極めて自由自在に演奏していた人が、徐々に体が動かなくなっていくことが、どれだけ悲しかっただろう。
だけど悲壮感を漂わせず、楽しそうにシンバルだけでも叩いてライブを盛り上げていた姿はまさに「Never give up」の精神を示していて、その生き様がかっこよかった。
そうだ…MR.BIGの曲をやってみよう!2月3月は仕事も忙しかったりしてクタクタのヘロヘロのギリギリだったけれど(嫌な三段活用だな)、繁忙期もやっと一山超えて体調も気力もなんとか持ち直してきたぞ!久々にドラムの練習しちゃうぞ!そうだ今だ…今やらねば…また動けない時期がやってくる前に、今のうちだ!
ということでここ最近は家と、車で移動中にドラムの練習をしていました。
そして昨日スタジオに入り「Daddy, Brother, Lover, Little Boy」のドラム叩いてみた動画を撮影しました。高い位置から見下ろす感じのカメラアングル2パターン。激しめの曲で生ドラム叩くの久しぶりだったから、ちょっと力が入っちゃいました。
いやぁ、学生時代、周りにMR.BIGのカバーをやっているバンドはいたけど、MR.BIGの曲を自分がやってみるのは初めてです。
疾走感が大事だよねぇ。一応、なるべく原曲に忠実にと思って練習したんですが、最後の締めくくりはアドリブで頃合いを見計らって終わるしかないから、ボーカルのエリック・マーティンの一声「フゥッ!」にタイミング合わせるのが難しかったです。
他もビミョーに失敗してる箇所がありますが、修正せずそのまま使いました。まぁそこはね、ただ音源に合わせてきっちり正しく叩くことよりも、多少ズレてても、ところどころよれててもね、実際にバンドに入ってほとばしるロックのグルーヴにまみれながらアンサンブルしてるんだぜっ ていう熱い気持ちの方が大事だと思いませんか。(←ちょっと言い訳っぽかった?)
さてさて、
ではよろしければMR.BIG「Daddy, Brother, Lover, Little Boy」ドラムカバー動画ご覧下さい。
https://youtu.be/PvyVdNirTi0