こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。
音楽の話じゃないんですけどね、
先日、練習終わりにソウシツのメンバーと話していたら、
「ヒトミさんって映画をたくさん観てそうなイメージだけど、話してみるとそうでもないんですね。どちらかというと本ですか?」と言われ、言われてみればそうかも、と思いました。
と言っても、本だって決して読書家という程でもないので、そんなに数読んできてないと思うんです。でも、まぁ時々フラリと本屋さん行っては、文庫本なんかを買ってきて読みますね。
いまだに電子書籍ではなく冊子ね。印刷物をペラペラしてるのがいいんです。
好んで読むのは、超大作の長編というよりは、短編小説とか、エッセーとか、あまり重くなく、難解でなく、その辺にいそうな人の、いかにもありそうな日常の(でも、ありそうで無かったりする)ことを書いているもので、気楽にサッと読めるものが好きです。
基本的にはガハハっと笑ってお終いとか、「はい、なるほどねー」ぐらいの感じですんなり読了してまた次へ、という感じなんですが、たまに、妙に自分の中にいつまでも残って考えさせられたり、あと、何か心の深いところで共感したり、気持ち的に救われたりすることもあります。
色んな意味で、あ、こういう感覚をわかってくれてる人が世の中にはいるもんだな、って。つくづく、作家という人はさすがです。文章一つで人の心を動かすんですから。
物語であればもちろん主人公に感情移入しながら読むこともありますけど、けっこう、その作家の言い回し?文章表現、描写の仕方そのものを「ほほぉ」と感心しながら興味深く読むことも多いです。
短編小説の余韻とか、けっこう好きで、「お見事」と思うものも多いです。短編はそれこそ短いので、限られた中でどうやって冒頭書き出して、最後締め括るのかって難しいけど面白いよね。そういう意味では、私もやっているツイッターって、140文字という限られた文字数の中での表現ではあるんで、けっこう文字の少なさを楽しみながら、あれこれ考えて書いています。
あと、(今回音楽の話じゃないと言いつつ)歌詞も、限られた文字数でいかに自然な譜割で描きたいことを表現するか、みたいな、それはもう、あくなき挑戦ですよね。本当に難しいのよ。
この前、ヨニンミマン用に新しく「奇跡」っていう曲を書いたんですが、自分の中では、短い歌詞の中にわりと、風景と心情とどちらも盛り込めたかな、と思って気に入っています。披露できるのはいつになるかわからないですけどね。
おススメの本とか、あんまり紹介しても意味ないかな。みなさん本でも音楽でも既にご自分の好きなジャンルとか作家とかアーティストとか、私よりよっぽど詳しいだろうし、イロイロ好みのものがあるでしょうからねぇ。
まぁ、勝手に好きな作家さんのお名前を挙げますと、
朝井リョウさん、角田光代さん、西加奈子さんは好きですねぇ。小説はもちろん、エッセーもむちゃくちゃ面白い。この前読んだ重松清さんの短編もよかったなぁ。
あ、ちなみにね、ちょっと前に、本屋さんで「なまえのないねこ」っていう絵本を衝動買いしました。表紙の絵に一目ぼれしちゃってね、思わず一冊家に持っておきたくなったんです。絵本はどちらかというと絵が主役だったりもするけど、そこに添えられている短い文も、小さい子供にもわかりやすく、そしてリズムがあって、無駄なものを削ぎ落とされているなぁという感じがして好きなんですね。
ぜんぜん語るほど詳しくはないんですけどね、
本が好き。それをちょっと言いたくなっただけです(笑)