2017年3月21日火曜日

唯一無二のシンガー、ビョークのこと。


こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。
今回、カナーンドッグとはいっさい関係ない内容だってことを、あらかじめ明言しておきますよ。

ただ単に私が好きなアーティストのことを語る回です。あしからず。
独り言みたいなもんです。

ビョーク(Björk)って歌手をご存じ?
アイスランド出身の、えっとー、シンプルに言いますと、天才です。

なんでこんなこと唐突に書くかって、ケイスケが最近、TSUTAYAでそのビョーク主演の「ダンサー イン ザ ダーク」って映画をレンタルして来て、ここ数日、仕事終わってから少しずつ見ているんです。
今夜あたり最後まで見終わるんじゃないかな。
私は、もちろん映画公開された当時、見ました。でももう見ません。
今回もなるべく見ないようにしています。ちょっとミュージカル映画のような要素もあって、そういうシーンはいいんですが、あまりにも悲し過ぎる映画で、とにかくもう直視できない。

しかしやっぱり音楽は素晴らしいんです。「セルマソングス」っていうサントラCDも持ってるんですが、そこでは映画の中で登場する「I've seen it all」って曲をトム・ヨークと一緒に歌っていたりして、これまた電車のガタガタゴットン・・・みたいな効果音をうまくリズムにしてオーケストラサウンドと馴染ませてあって、それがまた悲しげでねぇ。美しく作ってあるんですよねぇ。
https://youtu.be/UK3qqdvu0KY

思い起こせば・・・初めてCD買って聴いたのは、高校生の頃です。「post」ってアルバムでした。
それから何枚もアルバムを買って、ビョークの音楽にのめり込んで聴いてました。

まず、何と言ってもこの人は特別な声を持っていますよね。少しハスキーな感じもあり、細かく震えているような、ちょっとあどけないようなかわいらしい声ですけど、独特な節回しと、時々スパーンと空間を切り開くような伸びというか、力強さがある。私の大好きな曲で「Hyperballad」って曲、ザッと和訳すると早朝に山頂から崖下へ色んな物を投げ落とすのが習慣なのって感じの歌なんですけど(笑)、このサビがホントに、山の高いところから景色を眺めて新鮮な空気を吸ってるような爽快感があって、気持ちが良いんですよ。
https://youtu.be/EnZzE89Qn7w

それとサウンド、「独創的」なんて言葉で表現していいのかわかりませんけど、デジタルな電子音や機械音で構成されるテクノサウンドと、生々しいオーケストラとかアコースティックなサウンドが融合していて、アレンジがすごくおもしろいですね。
特に「joga(ヨーガ)」という曲は、さらさらと流れるようなストリングスと一緒に、ジュワ~というノイズ音とハネたようなシンセベースみたいのが同時に鳴っていて、それがめちゃかっこいい。https://youtu.be/3ahhieWx7vc

そして歌詞とメロディ、ライブの演出やプロモ映像や、ジャケットとか楽曲のアレンジがすごい奇抜というか、前衛的なので、歌も非常に難解な内容を想像するかもしれませんが、これがまた、ビョーク本人の持ってる素朴さみたいなのが出ていて、ユニークだけど意外とシンプルでグッとくるものがあるんですよ。
「All is full of love」なんて、私はじ~んと沁みてくる、心をつかまれた曲ですね。
目を閉じてじっと聴き入っていたい曲です。
https://youtu.be/yDYMfm0JQOE

ビョークのLIVEは一度だけ、1998年に豊洲で行われたフジロックで見れました。バイオリンとかチェロとかの弦楽器隊を引き連れて歌う姿は、神々しく、後光が差してるみたいだったな。全身鳥肌が立つ感覚というのを覚えています。

さてと、はい、満足です(笑)
一個人の感想ですが、ご興味持たれた方は是非どうぞ。ハマる方はハマるかも?

あ、次はちゃんとバンドのことを書くと思います。
ではでは、お付き合いいただきありがとうございました。

2017年3月13日月曜日

無い手ぬぐいは振れない



こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

3月12日(日)、岡崎CAM HALLにてカナーンドッグLIVEに出演させていただきました。

こちらのライブハウス、実はよくお世話になっている津島グランツさんからご紹介いただいたんです。
それで今回初めてお邪魔したんですが、もう30年の老舗ライブハウスだそうで、内心ドキドキしながら伺いました。せっかくご紹介いただいたのにガッカリされたらどうしようとか・・・。
まぁでも、いくら背伸びしたって急にとんでもなくすごいバンドにはなれやしないので、そこはそのままで覚悟決めて、と言いますか、当たって砕ければいいかなってことで、とにかくいつも通りやらせていただきました。

さて、会場に入ってみてびっくり。まず、広~い。ステージも、客席も、広々としています。しかもこちらのステージ、ボーカル前のモニターの上がしっかりとしたプレートで覆われていて、お立ち台みたいになってるんですよ。へぇ~かっこいい~。
しかし、我々がそのお立ち台を活かしたライブパフォーマンスとかできるとお思いになりますか?

今回、対バンの皆さんは、それこそ10代とか、20代前半とか、もうめっちゃフレッシュなわんぱくな世代の方々が多かったもので、曲の途中で、ギターソロとかでタタタッとお立ち台に駆け上がって、ソロが終わったらすぐさまダダンっと飛び降りて戻ったり、片足をお立ち台にかけてお客さんに拍手をあおったりと、存分にお立ち台を使って元気いっぱいのステージを繰り広げていた方もいたんですけど、

カナーンドッグ、唯一お立ち台を使った場面としては、最初SEが流れてステージ袖から入って来て、演奏を始める前にケイスケが毎度おなじみカナーンドッグ手ぬぐいを高々と掲げるんですが、その時一瞬、登りました。以上です。
客席に対して「どやー」と魅せる演出とかそういうのに向いてない我々にしては、やった方です。

いやいや、無い袖・・・あっ、無い手ぬぐいは振れないですよ。
・・・え?説明はしませんよ。

まぁ今回、とっても若い方々に囲まれて若干浮いてた気もしますが、終演後の打ち上げでも特に避けられたり無視されたりもなく会話に入れてもらい(←疑心暗鬼)、楽しく過ごさせていただきました。

店長さんもすごく話しやすい方で安心しました。

岡崎CAM HALL、また是非!お邪魔したいです。