2024年10月10日木曜日

結局、そっちかい。

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。

先日、通勤中に「超リアルな行動心理学」というポッドキャストを聴いていたら
「なぜ練習量を増やす必要があるのか」という話題があって、
それがなかなか興味深かったんです。

誰だって効率良くものごとを習得したい。なるべく少ない練習量でてっとりばやく上手くなりたい。

だけども、結論から言うと「それじゃ上達はしないよ」みたいな話でした。

何かを習得しようとしている時、自覚できる意識としては「またできなかった」「ぜんぜんうまくいかない」という「失敗した」印象ばかり残るから、自分が上達してるってなかなか感じられない。でも実は無意識下では「今ここがダメだったから、もう少しこうしなければ」「こうすると失敗するんだな」という情報を蓄積しているというのです。

つまり、いかにたくさん失敗をしておくかが大事らしいのです。そうしているうちに、自分ができるようになる為のヒントが集まって、感覚的にコツをつかんでいくってことですよね。それって、人にいくら言葉で説明されても、頭で考えてやろうとしてもできないことだったりする。
繰り返し繰り返し「あぁ難しい」「あぁできない」って失敗しまくって練習しているうちに、フと気が付けば自然に体が動くようになってるみたいな。

確かに楽器の演奏ってそういうところあるよなぁ。
最初はできる気がしないけど、長年やってるうちにだんだん体に染み込んでくるもの。
それって、一朝一夕にはできないけれど、今の私が習得しているものは、私が山ほど失敗して私だけが手に入れたものなんだよね。

そう考えると、もしかしたらマラソンだって、
今は「ちっとも速くならない」「ぜんぜんラクに走れない」とか思っているけど、私の無意識下では走るたびに何かを捉えていて、身体もどこかしら情報が書き換えられ、知らないうちに少しずつ、より負荷の高い運動に対応できるようになっているのかもしれない。

さて、今回Charさんの「SMOKY」という曲のベースカバー動画をアップしました。
ギター好きな方がカバーすることが多いと思いますが、ベースもなかなか速くて難しくて、ちょっと不思議でおもしろいです。だけど個人的には、途中のキーボードソロが好きなんです。ベースでキーボードと絡みたいからカバーしたと言っても過言ではありません。いつものように完コピは目指さず、自分なりにフレーズは変えてみたりしてます。途中繰り返しがけっこう長いんで、そこはちょっと多めに動いてみたりしました。

やっぱり練習量がものをいうと知ったからには、失敗をものともせず鬼練だ!と弾き辛いところをしつこく弾いていたら、いたたたぁ… なんか左手の筋おかしくなったぞ。いったん休みます。湿布プリーズ。

本日の教訓:無理しない。ほどほどのところでやめる勇気も大事。

そっちかい!
結局、そっちかい。

いや、練習量を増やすことは大事って言ってもさ、気長に自分と対話しながら、ケガ無く続けられないとね。

秋は忙しいのです。体調崩さずなんとか乗り切りたい。
(10月はテンパって常に頭から煙が出ている状態なので「煙オクトーバー」と呼んでいます。※スモーキーとかけたわけではないですよ。)

またご報告しますね!

では「SMOKY」よろしければご覧ください。