こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。
前回このブログでお話した通り、初の作詞・作曲:ヤマグチ ケイスケの「NORA」という曲のMVが完成しまして、先月から公開しています。
アコギ弾き語りの状態で聴かせてもらって、本人から依頼を受け、私はバンドアレンジとドラム・ベース・コーラス(実際はツインボーカルになりましたが)を担当させてもらいました。私なりの解釈と本人のイメージを照らし合わせながら、取りかかってから早かったです。まぁそこは一応、夫婦だし音楽的な付き合いも長いので、ある程度ツーカーですから。
タイトルのNORAってのは、動画にも登場している近所のノラ猫のことでして、こやつ、実はヨニンミマンの「奇跡」という曲のMVの間奏でも登場します。
とがった耳、白黒の独特な模様、目つきは鋭くふてぶてしい態度で、あんまり可愛くはないが(笑)一目見ればなんとなく忘れがたい、インパクトのある猫なのです。あまりにそのままですが、いつからか勝手に「ノラ」と呼ぶようになっていました。
もちろん首輪も何もしていない、いわゆる「野良」なんですが、どうやらたっぷりと食べ物はもらっているらしく、丸々としています。
野良猫っていうと「自分けっこう厳しい環境でサバイバルしてるんで」みたいな雰囲気を漂わせ、シュッと痩せて俊敏で、人に対して警戒心強めなイメージがありますが、
この猫はまったく人を恐れることなく、堂々と道の真ん中で寝転んでいたりして、縄張り内で他ノラとの戦いも無いのか、緊張感のかけらも無く悠々自適、かなりゆるめです。
私達にとって、このノラの存在ってのは
散歩やジョギングの時に発見すると「あ!ほらあそこ!ノラがいる!」と思わず駆け寄ってしまう。姿が見えないとつい植込みの下とか覗いて探しちゃう。たまに遭遇するとラッキーみたいな、レアなお宝キャラのようになっていました。
しかし神出鬼没でパッタリと姿を見せない時期もあり、今日はいないな、今日も見なかった、最近見ないね…ずいぶん見てないけど生きてるのか…といよいよ心配になってくるんですが、また忘れた頃にひょっこり出没し「あぁお前生きてたのか!」と嬉しくなって思わずスマホ向けて動画撮っちゃう、みたいな。とにかくレアなお宝キャラなのです。
今回、夫の曲がノラのことを歌った曲だと聞き、これは是非撮り貯めたノラの仕草と曲をうまいことリンクさせてMVにしないとな、と久々に映像編集意欲に火が付きました。動画編集作業はNEROというソフトを使用。今までこのNEROで弾いてみた動画とかMVの編集をけっこう数重ねてきて使い方もだいぶ慣れてきたので、NEROでNORAの編集は一晩ぐらいで出来ました。NEROでNORA…わざわざさぁ…ややこしいこと言っちゃって(笑)ごめんねちょっと言ってみたかったの。NEROでNORAって(←しつこい)
もちろんノラの出演シーンだけではとても足りないので、演奏シーンもサクっと撮って挟みましたが、顔とか映らなくてもよくね?愛するかわいい楽器だけでよくね?と思い、顔はカットしちゃった。一応歌ってる口元は入れてますが、それより何より、自分の楽器ってかわいいよねぇ。
私、自分の楽器がとにかく大好きなんです。時々…もっと弾いてあげられる人に私のギターとか譲って差し上げた方が、楽器にとって幸せなんじゃないかと思うこともあるんですが、そう言う度に夫から「そんな悲しいことを言わないでよ」とたしなめられています。うん、確かに悲しいと思う。バンド活動から離れてしまい、あまり弾いたり叩いたりできなくなってしまいましたが、人前で演奏することはなくても…できることなら、最期までずっとそばにいてほしい。
おっと、今回のMVはノラが主役。気ままに、自由に生きてる。
よろしければ「NORA」MVご覧ください。