こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。
相変わらずの挨拶で始めてしまいました。
前回お話した通り、昨年バンドというものをやめてから、しばらくポカーンとしていました。
単純に、曲のかけらも音楽的なアイデアも、何も思い付かなかったのです。糸が切れたのかな。
以前は、隙きあらば曲作っちゃうぞと、かすかでも何かあれば歌詞にしちゃうぞと、常にアンテナ立てて虎視眈々と狙ってるみたいなとこがあったんですが、それはバンドってものがあったから…だったんだなぁと思います。
バンドメンバーに長いこと連絡してない期間があると、妙に不安になってきて、そのまま忘れられないか心配になり、新曲をなんとか(時には徹夜で)ひねり出してデモ作って「こんなのできたからまた聴いてみてね」と送っていたものです。新曲のデモは、人付き合いの不器用な私にとって、バンド内のコミュニケーションのネタの一つでもあったんですね。
今やもうそんな切実に曲を産む必要もなくなり、音楽以外のこと、まぁ絵を描いたり料理したりして過ごしてました。あ、ベースだけは目的もなく練習してたかな。
そんなある日、夫が「俺、曲作る!」と言い出したのです。前にもそう言って曲の断片は作ったことあったけど、一曲通しては仕上がらなかった。でも今回は通しで完成できそうで、ちゃんと仕上げたいから、アレンジとか演奏とか諸々手伝ってほしいとのことでした。
夫がそう思い立ったのは、私に「音楽を作るというクリエイティブな感覚を忘れてほしくないから」だそうで、どうやら私が腑抜けになっているのを傍で見ていて相当心配していたようです。
ということで、作詞・作曲ヤマグチケイスケの曲を一曲、近々発表します。
ちなみに写真の赤いエフェクターは、私がヨニンミマンの「バースデー」という曲のレコーディングで使おうと、色々試して選んで買ったリバーブなんですが、結局レコーディングしないまま終わってしまい「どうしようかなぁ…悲しいけど売るしかないかなぁ」と思っていたものです。今回、思いがけずケイスケの曲で使えることになりました。
このリバーブもケースの中で「忘れてほしくない」と思っていたでしょうから、使えることになって少しはホッとしていることでしょう。いい感じに残響を広がらせてくれよー。
またご報告しますね!