こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。
ちょっと前に、またまたベース弾いてみた動画撮ったよって話なんですけども、今回はジェフ・ベックの「Scatterbrain」という曲です。
この曲は、テーマ部分が8分の9拍子、その後8分の6拍子をちょいと挟みまして、その後アドリブっぽいとこが普通に4拍子っていう、頭おかしい曲なんですけども。いい意味で!(←何かとこの言葉に頼り過ぎ)
なかなか疾走感、緊張感のある曲で、特に後半になるにつれて、ストリングスもからんできてますます白熱してまいります。で、なんかやっぱちょっと中毒性がある曲だよねぇ。ついついもう一回、もう一回と弾いてるうちに「あ!いつのまにかめっちゃ指痛い…」みたいな。
もちろんギターで弾いてみた動画を撮る方が多いと思いますけど、ベースも充分取り組み甲斐のある曲です。
フィル・チェンさんっていうベーシストが弾いていて、あまりベース自体は「どや~」と派手に主張することなく、けっこうさらさらーっとスマートに、しかしドラマーが絶対やりやすいだろうなっていうベースラインを素早くタイトに押さえてるなぁと思います。(←えらそーにすいません)
今回も頑張ってベース耳コピしてみましたが、なかなか完コピは難しいので、複雑なニュアンスとか聞き取りにくい音はちょっとシンプルにさせていただきました。
あと、私はドラムも叩きますので、ドラムといかにピッタシ合わせるかっていうのをテーマにやってみました。揃えて揃えて、揃えてなんぼ。これが楽しいの。例えば、急に途中でドラムがハイハットを「ンツッ」と突っ込んで入れてくるところにベースもすかさず「ンドゥッ」と合わせて弾くという。
これは瞬発力だけではどうにもならないので、徹底的にリズムの細部まで覚えて練習しました。しかしいざ撮影となると、間違えないように、タイミング外さないように、気を付ければ気を付けるほどハマっちゃって、結局、たぶん動画40~50テイク録り直したと思います(笑)最後の最後、ラストのテーマ部分で手がもつれて倒れこんだこともありました…。
だけど、あらためて客観的に見てみると、この曲って意外と、難しいリズムで弾いてるとことか、パラララって高速で動いているところより、むしろ…
冒頭の「ボーーン」っていう全音符が一番難しいのではないかと。ここを、ただ伸ばすのではなくて、8分の9拍子のあの流れの中で最適な長さで弾くことが一番難しいのではないかと。そう思いました。この曲の肝というのは、実は冒頭の「ボーーン」でした。
いやぁ、ベースって、難しいもんですねぇ。それではまた来週。
あ、来週は無いんですけども。
では、「Scatterbrain」ベース弾いてみた動画、よかったらご覧ください。https://youtu.be/vlG2bHfY_iA
実はやっと、バンドが再開できそうです。何に向かってどのように進もうかとか、具体的にはまだ何も決まっていなくて、でもとりあえず、今月中に久しぶりにスタジオに集まってみます。
ですのでこれからしばらく、独り黙々と「弾いてみた動画」を撮ってる場合じゃなくて、バンドの曲を練習した方がよさそうです。一応、新曲も何曲かできてはきているので、また仕上げてお披露目できる日が来れば嬉しいなぁとは思ってます。
できるかな!?期待半分、不安半分。
またご報告しますね!