こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。
さて、先月のブログで、ケニー・ドリュー・トリオによるJAZZアレンジの「ムーンリット・デザート(月の砂漠)」のベースを練習して”弾いてみた動画”を作るぞ!と宣言したわけですが、
あれから、けっこう…が、頑張りました…本当に…ヨロヨロ…バタッ
とにかく、大変な曲でした。
もう、参りました、としか言いようがありません。でも、ありがとうございました。という気持ちです。こんな素敵な曲を経験させてもらってありがとうございます、敬礼、です。
今回、わたくし初めて知ったのですが、この曲でベースを弾いている
ニールス=ヘニング・エルステッド・ペデルセン
ちょっと調べてみましたら、
デンマークのウッドベース奏者で、「ウッドベースという楽器の可能性を究極まで押し広げたベーシスト」と言われているようです。確かに、テクニックが超絶なだけじゃないんですよね。かなりの高音域まで縦横無尽に動き回り、ベースという楽器のイメージを超越するような旋律的なソロ、そしてその音は甘美と言うのか、秀麗と言ったらいいんでしょうか。
2005年に58歳の若さでお亡くなりになったそうですが、長きに渡ってオスカー・ピーターソン始め多くのミュージシャンと数々の名演を残し、ヨーロッパ最高のジャズ・ベーシストとも言われているようです。
耳コピして、弾いてみて、その凄さを実感しました。とんでもないな、この人。すごいね、いやぁ難しいです。ちょっとねぇ、ぜんぜん完コピには遠いです。まぁ再現しようなんて思っちゃいけませんけどね。そもそもエレキベースで弾いちゃう時点で「ふざけんな」って怒られそうですが(いちいちおびえすぎですか?)、「ンツツ」みたいな細かいゴーストノートとか、手数を省いてるところ多々あります。
速いのよ。速過ぎよ。結局のところ、100%の速度までは持っていけませんでした。結果、93%ですね。それが私にとって後半のソロのギリギリの線です。余裕無し。もう、手が、取れそうなのね(笑)
師匠にもテンポは多少落として仕上げてもいいと思う、と言って頂いてはいたんですが、しかし、逆にこれ以上テンポを落としちゃうと、それまでの4ビートのノリが失われちゃうというか、さすがに雰囲気が重たくなっちゃうんで、間を取っての落としどころが93%でした。
それで、大変失礼な話なんですが、弾いてみた動画を撮るにあたって、あらかじめ、元の音源をタイムストレッチしてテンポを落とし、それに合わせて弾いております。で、ベースが入っている辺りだけトリミングさせて頂きました。ですから、せっかくの、うっとりするほど美しいストリングスやピアノのイントロとエンディングは、ざっくりカットしちゃったので...
ぜひ、ご興味持たれた方は、あらためてオリジナルの音源を手に入れて最初から最後まで本物のを通してお聴きください。
では、ちょっとお恥ずかしいんですが、ムーンリット・デザート」のベース弾いてみた動画、このブログ内だけでリンク貼らせて頂きます。よかったらご覧下さい。
最近ベースの話ばっかりになってきていて、なんかすいません。
バンド関係、また何か動きがあったら、ご報告しますね!