こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。
ドラマーの個人機材、スティック、キックペダル、シンバルなどなど色々ありますが、
中でも「これが自分の音色です。」と主張できるアイテムと言えば、Myスネアですよね。
思い起こせば…そう、私が初めて買ったスネアは、学生時代に当時近所の楽器屋で店主から掘り出し物だよと、安いからと勧められるがまま買った5,000円の中古スネアでした。
素材とか詳しいことは不明ですが、シェルには「Paul JAPAN」と書かれたエンブレムが付いていまして、先輩方に「ポールって何だよ!パールじゃないのかよ!」 と散々笑われたものです。
それでも5,000円で自分のスネアが持てるならいいじゃないかと思っていたのですが、
それはもう本当に安物でして、ある日のライブ中にいきなりストレイナーが壊れ、スナッピーが閉まらなくなりまして、「タンッタンッ」とスネアを叩いていたはずなのに、途中から「ポンッポンッ」とハイタムを叩いているようにしか聞こえないという、なんとも引き締まらない、抜けたような演奏になってしまいました。
それで、今度はある程度ちゃんとしたのをと思い、カタログを眺めて、見た目が気に入ったYAMAHAのメイプルカスタムのスネアを思い切って購入しました。ピッコロスネアまではいかないけど、深さ4インチとけっこう浅めのシェル。
当時はけっこうカーンっていうピッチ高めの音が好きだったんですよね。
このスネアは、学生時代はもちろん、社会人になってからも静岡でBACHMAN(バッハマン)っていうオリジナルのインストジャズファンク?バンドを組んでいた時に活躍してくれました。ヘッドは、柔らかい丸みのある音になる「ファイバースキン」っていう月面みたいなヘッドを張って、あまりピッチが高くなり過ぎないようにチューニングはゆるめにして使っていました。
その後、やっぱりもうちょっとロックテイストっていうか、力強いこしのある音のスネアが欲しいと思って、26?か27歳の誕生日だったかな?自分で自分にプレゼントで、今も愛用している深さ5インチのアルミシェルのスネアを買いました。楽器屋さんでスチールシェルとアルミシェルの2つ叩き比べて、アルミの方が一段音が明るかった印象があったのと、単純にアルミは軽いから持ち運びがラクだなと思って、アルミに決めたんです。
ただ、音が明るいのはいいんだけど、ちょっとピシピシというか、ギタリストがよく言う「トレブリー」
ってやつ?ちょっとまったり感が足りなくて耳に障る感じがして、それを和らげるようなヘッドを探しました。で、色々試して最終的に行き着いたのが、REMOのエボニーピンストライプっていう、黒地に白線の入ったヘッドです。なんかわかんないけど、「パシーン」に、まろやかなローミッドが加わって「トーン」って深みが出た気がするし、何より見た目がシルバーと黒で完全に仕上がったなっていう(笑)
は・・・いけない・・・またキョトーンとさせちゃいました?
とにかく、それ以来ずっとこの組み合わせです。気に入ってるんです。
それで、こればっかり使うようになっちゃいまして、カナーンドッグはもちろんですが、けっこう何でもこれいっちょあればいけるんじゃないかなと思えてきて、ついにメイプルのスネアを売りに出すことにしました。
で、売る前に最後もう一度だけ叩いてみようと思ったら・・・
あれ?・・・スナッピーが効かない・・・「ポンッポンッ」とハイタムのような音しか鳴らないではありませんか!
何度スナッピーを付け直そうが、ストレイナーをいじろうが、変わりません。
原因不明・・・でもやっぱり壊れてる・・・これはポールジャパンの呪いか?
私が使うスネアは最後タムになってしまうという運命を辿るのでしょうか。
現在愛用中のアルミのスネアだけは、ずっとこれからもどうか・・・スネアでいて下さい。
最後に、こんだけスネアとヘッドの話あーだこーだしてからなんですが、
ギターボーカルの方でライブが近いんです。
9月15日(土)
四日市 ドレミファといろは
<出演>
■リトルキヨシ(神奈川)
■中山大之
■法橋ハジメ(大阪)
■ヨニンミマン
18時オープン/19時スタート
2000円(ドリンク代別途500円)
ヨニンミマンの出番は1番目です。お酒もカレーも美味しいお店です。
ぜひ遊びに来て下さい。