2017年11月21日火曜日
知らなかっただけなんだ。
こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。
11月19日(日)、「鈴鹿の街音楽祭2017」にヨニンミマンで出演してきました。
このイベント、私達は初参加でしたが、鈴鹿市制70周年記念に合わせて2011年から毎年行われている、入場無料のライブイベントです。
鈴鹿市文化会館の「けやきホール」と「さつきプラザ」の2会場同時に鈴鹿に関係する多くのミュージシャンが出演し、お客さんはタイムテーブルを見ながら2つのホールを行ったり来たりして自由に見たいライブが見られるという、いわゆるサーキットイベントってやつです。
けやきホールの方だと合唱団とか吹奏楽、リコーダーアンサンブル、ビッグバンドとか、
ヨニンミマンも演奏したさつきプラザでは、わりとバンド系とか弾き語りとか。でもほんとにジャンルは様々で、普段なかなかライブハウスでは見る機会のない演奏も見れて、非常に興味深かったですね。
例えばね、鈴鹿市を拠点に活動されているブルーグラスバンドのDRY GRASSさん、よかったですねぇ。
皆さんブルーグラスってどんな音楽かご存じでしたか?
ブルーグラスっていうのは、アメリカのカントリー音楽で、スコットランドなどの移民の伝統音楽がアメリカ南部で発展したものだそう。DRY GRASSさんもギター・ベースの他に、ブルーグラスに特長的なバンジョーやマンドリンを用いた編成になっていました。
そのバンジョーやマンドリンの細かく速いフレーズや、音色がまたなんともかっこいいのです。
あと、演奏スタイルと言いますか、独特なステージングなんですが、舞台中央にコンデンサーマイクを1本立ててあって、メンバーの方がそのマイクを囲むような形で演奏していまして、マイクとの距離感が絶妙。歌やハモリもちょっと遠くからさりげなく聴こえてくる感じで、曲中の楽器のソロが入る時も、音量をガーッと上げるんじゃなくて、少しマイクに近づいて前に出す、みたいな距離感でコントロールする感じ。超かっこいいんですけど~~~。
ちなみに現在、フィドル(バイオリンみたいの?)とドブロ(スライドギターみたいの?)募集中と言っていました。鈴鹿周辺に弾ける人いるのかな?でもそれが入ったバージョンも是非見てみたいですねぇ。
会場には、お子様から年配の方まで幅広い層のお客さんがみえて、さつきプラザもおそらく100人近く?席が埋まってました。たくさんのお客さんの前で演奏できる機会をいただけて、本当にありがたかったです。無料配布CDを持って行ってたのですが、他出演者の方や、会場で聴いて下さった方にたくさん声をかけていただき、全て完売というか、まぁ売ってないので、持って行ってもらいました。
その後も数名「CDほしいんですけど残ってますか?」と来ていただいた方がみえて、本当に申し訳なかったです。
今回こうやって知っていただいたことで、こんなに受け入れていただけるのなら、もっと準備してこればよかったな・・・。
会場ではしっとりと癒しの音を聴かせる感じのグループもいれば、ガツーンとハードなのを鳴らすバンドもあったのですが、ジャンル関係無く、本当に幅広い層の方が聴き入っていました。
けっこうお年寄りの方でも、普段は生で聴く機会がないだけで、機会があれば大音量の激しいバンドサウンドだって聴いてみたいっていう人もいるのかも。その逆もあって、普段はテレビから聞こえる流行の曲しか耳にしない10代の若者だって、クラシックのオーケストラサウンドでじ~んと来たり。こんな音楽もあるのか、こういうのもいいな、とか。
それにしても、今回つくづく思ったのは、
レベル高い・・・。
私は主にさつきプラザのライブを見ていましたが、どの人もまぁ上手いこと!
近くにこんな上手い人いたの!?っていうぐらい。びっくりしました。
それで、みんな自分達の音楽のテーマを追求してるというか。
恥ずかしながら・・・私は若い時、鈴鹿という地元にはすごいミュージシャンはあまりいなくて、どこか違う遠くのところに行かなきゃ会えないんだと思っていました。
だけどそれは、私が知らなかっただけで、ずっと長年鈴鹿で音楽をやっていて、すごいミュージシャンはいたんだと。
今回、こういうイベントに出させていただけて、また色々勉強になりました。
さて、年内のライブ予定は、いよいよ残すところあと1本になりました。
それが静岡なんですが、私にとってホームといえる、ライブハウスUHUで、ヨニンミマン、初めて4人でお邪魔します。レコーディングのことも色々しながら、ライブもしっかりと準備して臨もうと思ってますよ。
またご報告しますね!
2017年11月14日火曜日
シンプルで充分。
こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。
11月12日(日)カナーンドッグで、伊勢にライブに行って来ました。
前々から知り合いのバンドも出演していて気になっていた、伊勢Questionというライブハウスで、
今回ブッキング担当のTOMOさんからお誘いをいただき、出演させていただけることになりました。
カナーンドッグでライブっていうと、三重県だと鈴鹿・四日市、あとは愛知県、静岡県はあったんですが、意外と三重県の南の方ではやったことがなかったのです。でも、行きたかったんですよ。
だって...楽しそうなんだもの。
伊勢って県内だけど近所ではないので、ちょっと遠征気分と言いますか、プチ旅行な感じ。あら、せっかくだからほんのり観光しちゃおっかなーとか、何か美味しいもの食べたいよねーとか。バンドで自分達の音楽ちょいとひっさげてプチ旅行なんて一石二鳥で尚更楽しいじゃないですか。
さすがにツアーまわるのはしんどいけど、たまにだったらいいですよね。
それで、伊勢入りしたらまずリハ前にちょっと行きたいご飯屋さんがあったのですが、あいにく周辺の駐車場がどこもかしこも満車。ぐるぐる探し回ってるうちに時間もなくなってきて焦り始めていたところ、導かれるように伊勢神宮の外宮の前に辿り着きまして、ちょうど参拝者用の駐車場が空いていたのでそこに車をとめ、じゃあ素直にまず参拝しようということになりました。
ちなみに外宮に祀られている神様は、内宮の天照大御神のお食事を司る御饌都神(みけつかみ)で、衣食住、産業の守り神なんだって。
まぁ、衣食住の神様からすれば、バンドマンの犬3匹がいきなりやって来て何の用だい?って感じかもしれませんねぇ。若干お門違いな感も拭えませんが、我々的には、参道の木々に囲まれ澄んだ空気を吸いながら玉砂利を踏みしめ歩き、勝手に心洗われた気になったのでした。
それと、実はけっこうレア?で、なかなかお目にかかれないという白馬の神馬(しんめ)にも会えたんですよ。じっと動かず静かに佇んでいる神馬、何を思ってるんでしょうか・・・
11月12日(日)カナーンドッグで、伊勢にライブに行って来ました。
前々から知り合いのバンドも出演していて気になっていた、伊勢Questionというライブハウスで、
今回ブッキング担当のTOMOさんからお誘いをいただき、出演させていただけることになりました。
カナーンドッグでライブっていうと、三重県だと鈴鹿・四日市、あとは愛知県、静岡県はあったんですが、意外と三重県の南の方ではやったことがなかったのです。でも、行きたかったんですよ。
だって...楽しそうなんだもの。
伊勢って県内だけど近所ではないので、ちょっと遠征気分と言いますか、プチ旅行な感じ。あら、せっかくだからほんのり観光しちゃおっかなーとか、何か美味しいもの食べたいよねーとか。バンドで自分達の音楽ちょいとひっさげてプチ旅行なんて一石二鳥で尚更楽しいじゃないですか。
さすがにツアーまわるのはしんどいけど、たまにだったらいいですよね。
それで、伊勢入りしたらまずリハ前にちょっと行きたいご飯屋さんがあったのですが、あいにく周辺の駐車場がどこもかしこも満車。ぐるぐる探し回ってるうちに時間もなくなってきて焦り始めていたところ、導かれるように伊勢神宮の外宮の前に辿り着きまして、ちょうど参拝者用の駐車場が空いていたのでそこに車をとめ、じゃあ素直にまず参拝しようということになりました。
ちなみに外宮に祀られている神様は、内宮の天照大御神のお食事を司る御饌都神(みけつかみ)で、衣食住、産業の守り神なんだって。
まぁ、衣食住の神様からすれば、バンドマンの犬3匹がいきなりやって来て何の用だい?って感じかもしれませんねぇ。若干お門違いな感も拭えませんが、我々的には、参道の木々に囲まれ澄んだ空気を吸いながら玉砂利を踏みしめ歩き、勝手に心洗われた気になったのでした。
それと、実はけっこうレア?で、なかなかお目にかかれないという白馬の神馬(しんめ)にも会えたんですよ。じっと動かず静かに佇んでいる神馬、何を思ってるんでしょうか・・・
さてさて、参拝の後、近くでやっていた奉納市でちょいと腹ごしらえしまして、とりあえず無事現場入りしました。
さて、今回の対バンさんも皆さん素晴らしかったのですが、その中でも特に印象的だったのが、四日市からの高校生4人組ですね。
こういう外のライブハウスで大人に混ざってのライブは初めてと言っていましたが、いやいや、30分間のステージ、曲もMCときちんと準備してきてすごい気合入っていて、堂々としたステージでした。
それに、何と言うか、あらためて大切なことに気付かされるっていいますか、逆に教えられることがあったなと思うんですね。
ちょっとうまく説明ができないんですが、長年バンドやって、妙にライブ慣れしてくると、ライブに出始めた頃の、バンドで息を合わせて「せーの」で一生懸命音出してっていうことの楽しさとか喜びみたいなパワーが、だんだん薄れてくると思うんですよ。
演奏面も、なんかだんだんやってるうちに無駄な知識(もしかしたら無駄な技術も?)も増えてきて、細かいことばかり気になり過ぎちゃうというか・・・とにかく、より小難しくしたがるっていうか・・・
例えばドラムだってね、本来、最低限安定したビートさえ刻めれば、何をこまごましたことを入れなくても、他のメンバーが気持ちよく、アンサンブルがまとまりさえすればいいはずなんですよね。
それを、何かやっぱり無駄に色んなことしたくなっちゃうですよ。バスドラもシンバルも1回より2回、2回より3回と、細かく多めに入れたくなっちゃう。そこまで必要ないというか、まず大切なことはもっと他にあるはずなのに。
それで思い出したけど数年前、河村カースケさんのドラムセミナーに参加した時、吹奏楽部でサンバの曲を練習しているという高校生の女の子からの質問で
「バスドラをドドッ ドドッとダブルで入れるのができないんですが、どうすればいいですか?」という問に対して、
「それがその曲に本当に必要だと思えば、できるように練習するしかないんだけど、例えばドッ ドッとシングルにしても、全体でサンバのグルーヴが出るのなら、ダブルを入れることに囚われなくてもいいと思う。」と答えていて、
なるほどなぁと思った覚えがあります。
手数、足数・・・とかくもっと増やせる、もっと難しいこと入れられる、そういうことに走りがちですが、
今一度立ち戻ってみると、実は人の心を動かすのは意外とそういうところではなくて、もっとシンプルなエネルギーだったりするんですよね。
色んな意味で、心洗われた一日となりました。
カナーンドッグとしては今後のライブは決まっていません。また来年になるかな。
ヨニンミマンはまだ年内ありますので、またご報告しますね!
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