2026年1月19日月曜日

誠実に不完全な演奏を

こんにちは。カナーンドッグのヒトミです。
思うところがあって、去年の4月に「しばらくお休みします」ということで
X、facebook、インスタへの投稿をやめてから気付けばずいぶん日が経ちました。

その間、実は誰かと演奏したり音楽制作したり、それを発信することいっさいをやめていたわけではなく、限定公開でYOU TUBEにアップして友人知人に見てもらったり、
メンバーのアカウントで投稿してもらったりはちょくちょくしていました。

今回、久々に弾いてみた動画を撮ろうと思い立ち、これを機に少しはSNSも復帰してもいいかな…とは思ってます。

「新世代のベースヒーロー」として世界的に注目を集めているベーシスト、「Joe Dart(ジョー・ダート)」がいるバンド「VULFPECK(ヴルフペック)」の曲は、一度やってみたいと思っていました。特にDean Townという曲は思いっきりベース曲なので、どうにかしてやらなきゃという謎の使命感がありました。ちなみに「Dean Town」という曲名は、どうやらジャコパスの「Tean Town」から来てるみたい。

まず16分音符の高速な動きで、例えて言うなら「早口な一続きの長台詞」みたいなフレーズがあって「こんなの覚えられるのか?」というのと、指の練習曲みたいな中にグルーヴを感じさせられるか、それと、ただコピーするんじゃなくて、どう自分の考えを入れて個性を出すか、という課題。本当に難しかった!

「覚えられるのか問題」については、楽譜作成アプリを使って採譜してみて、とことんスムーズな運指を探ることを繰り返しやっているうちに、だんだん指が覚えてきました。ホントに指の練習曲みたい。やっぱりキツくて変な音が出たり、スルスルっと最後まで弾き切れない。苦しみましたね…。
ファンキーなグルーヴについては、ご本人の足元にも及ばないけれど、音の切り方を追求するしかないかな、という感じで、自分なりにかっこいい音価を心掛けました。

「コピーじゃなくてあくまでカバー」これは毎回弾いてみた動画や叩いてみた動画で必ず念頭に置いていることだから、いつものことなんだけど、VULFPECKのライブ映像やご本人の演奏動画を見まくって参考にしつつ、他のパート(キーボードやドラム)と息を合わせる感じの動き方を徐々に決めていきました。

というわけで、ずいぶん長いこと「Dean Town」という街の中を彷徨って、ようやく動画投稿まで辿り着きました。今回は編集無しのノーミスにこだわっていたんですが、相当な回数チャレンジしましたが、100%納得いく演奏まではいけず、ついに「もう悪あがきはやめよう」と途中からのショート動画という形でアップしました。

その過程を見守ってくれていた私の師匠は「よく頑張りました!元気に次の街へと旅立ってください。」と労って下さいました。

動画をアップした直後、私の憧れのベーシスト、ヨランダ・チャールズさんが、Facebookで
ネットのベース演奏動画に苦言を呈していて、その文章に「Dean Town」という文字も出て来てドキッとしましたが、必死で英語の文章や不自然な翻訳をよくよく読んでみると、
おそらく
「小さい不完全さを直して直して完璧に偽造された演奏動画投稿が多くてうんざりしている。ライブで十分にそれができるかが大事。誠実に不完全な演奏をするのが本物のミュージシャン」みたいなニュアンスだと受け取りました。
「クローン タウン」(←だいぶ皮肉が入ってそうな)のことは忘れて学んで下さい。とも書いてあった。

てことは、私はノーミスに囚われ過ぎてたかなと思うし、曲を自分なりに分析して、あくまでコピーではなく、自分の演奏として完成させようと、試行錯誤し、模索し…これは間違ってなかったんだ、これからもそうやっていこうと思ったのでした。

久々のブログでついつい長くなりました。
Dean Town ベースカバー、よければどうぞ。



また報告しますね!